136 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/01/09(金) 21:01:08 ID:TvOjy8MmO

~時は少し遡り、有馬の前日…EM結社にて~

イガグリ「…今、なんと?」

マツクニ「東と西の争いなんぞ、実に不毛だ…
…この元老院ほどに。そう言った」

池パパ「よせ、よすんだマツクニ…」

池息子「パパは黙っててよ、面白そうな話じゃない」

マツクニ「聞こえなかったか?わからなかったか?わかりたくなかったか?
煌びやかに装飾されたかに見え、しかし現実は廃れきり空骸化したモノ…
そして、それにすがり悦に浸る愚か者達の集い…
どうだ悦に浸る愚か者、わかりやすく訳してやれたと思うが」

イガグリ「おい…おいッ!!!!」


139 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/01/09(金) 21:41:22 ID:TvOjy8MmO

音無「いよいよ言っちゃったよ…弘ちゃん。
これは素直に胸が痛いね。」

橋口「あぁ、僕らも思う節があるから何も言えないね…音ちゃん。
権力を後ろ盾に強い剣を手にし、その力に魅せられていたのは事実だし…」

マツクニ「騎手団への集権をどうするつもりだ。
このままじゃ、近い未来調教師達は奴らの下僕に成り下がる。
老いて腐り果てた我らはさておき、後に控える若き者の希望の芽を摘む気か?」

角居「ごもっとも…ま、アタシは楽しいからいいけど」 

141 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/01/09(金) 22:29:34 ID:TvOjy8MmO

イガグリ「…っく、がは、ガハハハハハハッ!!!
何をほうけたことをぬかすかと思えば!!!
想像以上に傑作だ!!!」

マツクニ「…」

イガグリ「未来の芽?それがわしらに何を齎らしてくれる?
何もないだろうが、ええ!!?」

イガグリ「自分達がよければ何でもよかろうに、違うか?たとえ後世に汚名を遺そうとも。
死して灰になれば邪天に還る…我が身亡き世の風説など、路傍の石に等しい」

橋口「議長ちゃん、もうそのへんで…」

イガグリ「その希望とやらがワシらを止めにくるならまだしも…
同じぬるま湯に嫌々ながらもしっかりつかっておった貴様が…
今更反抗したところで、何の意味もなさぬわ!」

マツクニ「く…」

イガグリ「それに、騎手の横暴がどうした?奴らこそ弱きモノ!
ワシらがいなくては功もあげれぬ役立たず共だ」

最強「それは逆もまた然り、だろうが?
まぁわしは何でもいいがな…
まだ見ぬ最強の剣いづる時、そこにいれるならば」


144 名無しさん@実況で競馬板アウト ほす 2009/01/10(土) 03:38:01 ID:vW96EQ/4O

マツクニ「…」

イガグリ「まぁ、そういうこったよ。雰囲気を察せ。
ワシらが求めているのは、安定した将来像でも、ましてや神の国でもない。
…さらなる剣だ、剣が欲しいのだよ。
己の手懸けた剣が、その力を以てして他を征服する様…
貴様も悦びを感じたことが無いとは言えまい、だろう?
剣…いや、馬に魅せられたという点では、奴ら騎手と我々は同類だろうな」

マツクニ「…(やはりこの男、もはや達している…何を言っても無駄だろうな。
説き伏せれると感じ、仕掛けたこちらの負けか。
穏便な方法としてのこるのは、騎手側の説得か…

…そうなると終末の祭典だ、あれしかない。
あれに勝った馬と騎手には、邪気力増幅の恩恵がある。
アンカツが勝利し、騎手団内でさらなる力を手にすれば…
そのためにも、スカーレット…負けられん戦いになる)」

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最終更新:2009年02月12日 10:34