174 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:01:23 ID:9zb+nWiNO
24日早朝―鮫島邸―
親鮫「ぐぅ…ぐぅ…」
パンッ!! パパパンッ!!
親鮫「わあっ!?」
子鮫「メリークリスマス!パパ!」
親鮫「……っ…なんだよ良太…いきなりクラッカー鳴らして…
…寝室が紙吹雪まみれじゃないか…」
子鮫「メリークリスマス!パパ!」
親鮫「わかったから特大クラッカーをこっちに向けるな…
…で、邪主生誕祭-クリスマス-が何だって?」
子鮫「実はパパにお願いがあるんだ!」
親鮫「お願い?」
175 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:02:39 ID:9zb+nWiNO
子鮫「これ!」
親鮫「……靴下?」
子鮫「中を見て!」
親鮫「…ん?中に手紙が…」
ガサガサ…
『紅き聖邪-サンタ-さんへ
邪主生誕祭用贈答品-クリスマスプレゼント-は邪気眼女帝-ウオッカ-をお願いします
鮫島良太』
子鮫「さあ!行くよパパ!」
親鮫「行くって…何処へ?何しに?」
子鮫「闇托鉢-エイギョウ-さ!角居センセイのところへね!
僕、怒罵威でウオッカに乗りたいんだ!」
親鮫「営業くらい一人で行って来いよ…」
子鮫「馬鹿だなあ、パパは。僕が行ったらプレゼントにならないだろ?」
親鮫「…言ってる意味がわからないんだけど」
子鮫「よろしくね!サンタさん!僕を怒罵威へ連れてって!」
親鮫「(…育て方間違ったのかなあ…)」
176 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:04:43 ID:WFAqSMx4O
角居「あら克ちゃん、元気だった?」
親鮫「ご無沙汰をしております。すみません、時間を作って頂いて」
角居「ううん。いいのよ、外ならぬ克ちゃんの頼みだもの。で、話って?」
親鮫「…ええ…邪気眼女帝の次走のライダーについてなんですが…」
角居「邪気眼女帝の次走?ルメちゃんが空いてれば頼もうと思ってるけど…どうして?」
親鮫「…実はひとつ提案があるのですが…」
角居「あらなに?いいわよ、どんどん言って頂戴」
親鮫「…邪気眼女帝には、これまで私を含め、5人の男たちが、その背中を通り過ぎていきました。
現主戦のルメール騎手はもちろん、いずれ劣らぬ名手ばかりです」
角居「うんうん」
親鮫「しかし…私は思ったのです…本当にそれでいいのか、と」
角居「というと?」
177 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:07:19 ID:WFAqSMx4O
親鮫「未来のため…日本のためにも、ここはもっと若い騎手を起用するべきではないか、と」
角居「…日本の未来のために種を蒔け、と。…思い切って先行投資するべき…だと?」
親鮫「邪気眼女帝にライドした経験は、必ず日本の未来に花を咲かせ、
実になるるはずです!どうでしょう?角居センセイ!」
角居「……確かに一理あるわね」
親鮫「でしょう?」
角居「では松岡くんか三浦くんでも…」
親鮫「お言葉ですが角居センセイ。チョリ松や慣性ドリフターでは荷が重過ぎます!」
子鮫(物陰から)「いいよパパ!もう一押しだよ!僕のために頑張って!」
178 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] 投稿日:2009/12/25(金) 00:09:24 ID:WFAqSMx4O
角居「ならば誰を…」
親鮫「そこで角居センセイに提言したい!」
角居「ほう?」
親鮫「私の不肖の息子…鮫島良太こそ、日本の未来を託すのに相応しいのでは…と!」
角居「…………」
親鮫「…………」
角居「………ふっ…」
親鮫「……ふふっ…」
角居「……ふはははははは…」
親鮫「……あはははははは…」
角居「はーはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
親鮫「あーはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
角居「ねーよ」
親鮫「ですよねー」
子鮫「…パパ…」
最終更新:2010年01月18日 12:31