542 名前:タヴァラ党のお盆(後編)[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 04:57:28 ID:DyrhFGm8

『…カカカ…豊め…単身で腐乱酢へ行くとは…迂闊な奴よ…』

四位「はい…皇帝のおっしゃる通りでございます」

『ククク…取り巻きの居ない豊なぞ恐るに足らん。このタヴァラ直々に始末してやろう…カカカッ!』

四位「流石のEM総統も、皇帝に闇討ちされたのではひとたまりもないでしょうね」

『…ところでシンジはどうした?』

四位「見送りに来るとは言っていたのですが…また遅刻でしょうか…」

『クックックッ…まあよいわ…今日の余はすこぶる機嫌が良いからな…
  楽しみだな…腐乱酢が…カカカ…!』

四位「シンジには後で私から注意しておきます」

『ククク…それではゆくぞ四位…あの羅生門-キンゾクタンチキ-
をくぐって野望への第一歩を踏み出すのだ!』

四位「はい!皇帝!」

『いざ!腐乱酢へ!!』









恫喝「…いや~、遅くなってもうた…まだ皇帝と四位居てるかな?」

恫喝「ん?なんやあの騒ぎ……て、あの勝負服Tシャツ着て
   マント羽織ってる人…皇帝やん…四位も一緒や」

恫喝「どうやら間に合ったようやな……ん?何か様子が変やな…」

543 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 05:00:12 ID:DyrhFGm8

警備員A「いいから…ちょっと事務室まで来てもらおうか。警察も来るからな」

四位「おい!皇帝は忙しい御身なのだ!今なら許す…通せ!」

警備員B「…許すも何も…あんた達、立場わかってんの?」

恫喝(………何したんや、あの二人…)

『こ、皇帝が機内にナイフ持ち込むのって…へ、変かな?』

恫喝(うわっ…皇帝"SHA-V"の発作出とる…さすがに万事休すやろコレ…)

四位「…………」

四位「…………」

四位「…………」

四位「………アリだと思います!!」

恫喝(すげぇッ!!アイツすげぇッ!!)


警備員C「アリなわけないだろ!」

警備員A「…さっ…来るんだ!」

四位「おい!やめろ!」

『いやっ…離して…離して…』

四位「きさまァーッ!!皇帝に触るなーッ!!」

警備員A「ぐわあッ!」

警備員B「マジかこいつ!殴りやがった!」

警備員C「こちら14番ゲート!マルA(暴行・脅迫・威力業務妨害)発生!
     …もしかしたらマルB(精神障害者・泥酔者)かマルD(テロリスト・ハイジャック)
     かもしれません!とにかく応援と、警察官待機室に連絡をお願いします!」

『……今…無線で………四位くん…この人たち…まさか…』

四位「…ええ…間違いない…"奴ら"です…」

警備員C「…何をわけのわからんことを…さあ…大人しくするんだ…」

『……四位くん…こわいよう…』

四位「…大丈夫…この四位が命に代えても皇帝を護ります!」

『……四位くん(キュン)』

警備員A「…気をつけろ…こいつらマジで頭おかしいぞ…」

544 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 05:02:44 ID:DyrhFGm8

警備員B「…警棒を出せ…手荒になっても構わん!」

四位「…本性を顕したな…組織め!」

『四位くん…頑張って…!』

四位「…任せてください!……こいやあ!」

警備員C「同時に行くぞ!」

警備員C「……今だ!」

警備員ABC「うおおおおッ!!」

四位「甘いわ!食らえッ!雷門魔王-アサクサキングス-!!」

警備員ABC「ぐわああああああッ!」

四位「…ふん…所詮、俺の敵ではないわ…」

『四位くん…カッコイイ!』

警備員C「いたたた…応援はまだか…」


警備員B「…うう…こいつ…ただの変態じゃあない…なんて強さだ…!」

四位「…教えてやろう…これが愛の力ってやつよ…組織に戻って伝えろッ!!
   この四位がいるかぎり、皇帝には指一本触れさせないとな!」

警備員A「…だ…だから組織って…一体何のことだよ…!」

警備員D「応援に来たぞ!」

警備員E「おとなしくしろ!」

警察官A「完全に包囲したぞ!無駄な抵抗は止めろ!」

警察官B「お前らブタ箱行きだぞ!」

警備員B「き、気をつけてくれ…こいつら…何かヤバイ…」

四位「…次から次へと涌いてきやがって…この虫けらどもがあッ!!」

全警備員警察官「取り押さえろおおお―――ッ!!」

四位「…邪神の芝よ…魔王の砂よ…終末の曲道-ラストコーナー-において
   邪神と魔王の調和-グッドフィーリング-をもって最強の剣を召喚せよ!」

四位「死・雷・災・凶!!全情報変換邪気結界-アグネスデジタル-!!」

   ┣"━━━━━━ン!!!

全警備員警察官「―――ッ!!??」

545 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 05:05:05 ID:DyrhFGm8

警備員D「!?な…なんだよお前…そのアンジェラ・アキみたいな服…」

警備員E「あ…あれ?服に数字が浮かび上がってる…」

警察官A「ほ…本官の服も…拳銃まで!?…この数字…0と…1…?」

四位「…きさまらの全ての情報を二進法に変換したのだ…
  …そして…そうら!消してやる!削除!!」

警察官A「…!?本官の拳銃が…灰色になって…数字が消えた?」

四位「…その拳銃から外殻以外の全ての情報を奪ったのだ。
   もはやそいつは"拳銃の形をした何か"でしかない。
   弾が出ないのはもちろん、熱ももたないし冷えることもない。
   …これが我が最強の剣…"アグネスデジタル"の能力…」


警察官A「こ、これは…どういう手品なんだ…?」

警察官B「き…きっとすり替えたか何かしたんだ…落ち着け…」

四位「ふん…同じ触媒を使った的場さんの"デジタルメガフレア"なら即死だぞ?…感謝しろ」

『やっちゃって四位くん!』

四位「さあ報いを受けろッ!!Last Corner!!Good Feeling!!」

警察官A「やっ…やめろォォォ―――ッ!!」

四位「削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除
   削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除ォォォ――ッ!!」

全警察官警備員「ぐわああああああ―――――――ッ!!」






恫喝「……………」

恫喝「………俺…もうあの二人にはついて行かれへん…」

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最終更新:2009年11月28日 23:19