「総統とカズヲ、相対す。」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

総統とカズヲ、相対す。」(2009/11/24 (火) 16:50:48) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

585 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 04:58:27 ID:Eyf+XDEC 種「…疾さ、強さ、運… 戴く冠ただ三つ、挑むは数多の尊き命、捧げた時間は幾星霜…」 種「…数多の一つが産声あげて、手にしたその名は相応しく。 まずは''疾さの冠''を。リーチザクラウン」 種「………おい、出てこい。いるのはわかっている」 ???「ふんふ、やはりばれましたか。流石ですよ」 種「っふ、俺をあまりなめるなよ…馴染みの無い邪気なら迷わず消していたぞ?」 ???「それは勘弁していただきたいですね」 種「ふん、にしても…邪気を消して盗み聞き、か…老獪な手口だなァ?………祐一」 福島「ふふふ…本番前の気分の高揚を邪魔をしてはいかがなものかと考えまして」 種「…ふん、戯言はよせ阿呆が。 にしても、中々の消し方だった…一朝一夕のものではないな」 福島「…ありがとうございます、この特技は何かと入り用でして」 種「ククク…詳しくはきかんぞ?」 福島「んっふ、理解が速くて助かります」 種「あいつも災難だ…で、用件は」 福島「…本当、理解が速くて助かりますよ…」 藤岡「あれっ、替えのパンツが足りないんですが」 池添「ファンに盗まれたとか?はは、ありえねーか」 小牧「いや、スーパーエクセレントファイナルホーチャンが食った可能性も否めんぞ!!」 藤岡「否めます。っかしいなぁ…」 幸「我憶測…彼」 586 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:07:57 ID:Eyf+XDEC 福島「んっふ、素晴らしき履き心地」 種「…あァ?」 福島「独り言です、申し訳ありません… 本題ですが、実は…昨日のことで」 種「魂の器、スーパーホーネットか?」 福島「いいえ、典さんの方です… 電髪の方々の話では、あれから様子がおかしいそうなんです」 種「佑介の邪気に真っ向から挑んだんだ、何かしらあっても不思議じゃない」 福島「はい、ここからが問題なんです。 典さんの異状をいち早く感じ取り、何があったかを聞いた人物がいたそうでして」 種「…」 福島「その人物というのが…」 カズヲ「私だ」 福島「!?」 種「ふん、今日は来客が多い」 587 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:19:42 ID:Eyf+XDEC カズヲ「わざわざ邪気を消して、こんな老人を撒いて…そんな大事なお話かね? 出来るものなら今から話相手をしてほしいものだ」 福島「…申し訳ありません。これは癖でして。 なにぶん、物騒な世の中ですから」 カズヲ「くくっ…詭弁だな…」 種「ふん、成程な…祐一よ、相手が相手だけに苦労したようだな? 礼を言う……が、後は俺に任せておけ」 福島「はい?」 種「俺に任せろ、こいつの話相手は」 福島「…お願いします」 種「うむ、行け」 福島「…では」 588 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:36:32 ID:Eyf+XDEC カズヲ「…さて、聞きたいことがいくつかある」 種「…まぁ、色々はっきりさせるには良い機会だ…手短にな」 カズヲ「ふん。うちの典に何をした?」 種「…?」 カズヲ「その反応、まさか知らないのか?」 カズヲ「…今朝会ってきたが、まともに話せる状態じゃない。 あれは重度の邪気病-テンパリ-だ」 種「…!!」 カズヲ「油断したところに、とんでもない邪気をくらったと見える。 貴様や闇のような、歴代最強クラスの使い手にしか無理な芸当だよ…」 種「…何が言いたい?」 カズヲ「そうだな、ならばここで次の質問だ。 ………藤岡佑介、あれは何者だ?」 種「…」 589 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 05:51:37 ID:Eyf+XDEC カズヲ「典がうわごとのように言うんだよ。 『飛んでくる、撃墜される、爆撃される』ってね」 カズヲ「これは…スーパーホーネットとかいう馬のことを言っているのではないかね?」 種「だろうな」 カズヲ「となれば、典をあんな状態にした人間もだいたい察しはつく」 種「…佑介、か」 カズヲ「…聞いておらんよ、彼がそこまでだとは。 確かに前に電髪に来ていたとき、素質はあるとは思ったが…」 種「ふん」 カズヲ「うちの天才を見事に''撃墜''してしまうなんて… おそろしいエースパイロットがいたもんだ、なぁ? ここは黄金柏葉剣の鉄十字でもあげたらどうだ?独裁者さん?」 種「…クク…」 カズヲ「西の民こそがアーリアンである、と? 東の民とは断固闘争、と?」 種「カカカ………妄想もここまでくると笑えんな」 590 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 06:09:29 ID:Eyf+XDEC カズヲ「…あんな化け物をひた隠しにしておいて、何が目的だ?」 カズヲ「東を滅ぼすつもりか?そうはいかんぞ。 東はな、私が頂点に立ち、千年王国であるべきなのだよ。邪魔はさせんぞ」 種「…」 カズヲ「そもそも、そちらの後継者と目される川田将雅も、同じように隠された化け物なのか? …それとも、真の後継者は…」 種「いい加減、俺の仲間を化け物呼ばわりするのは耳触りだな」 カズヲ「………(急に邪気の質が!?)」 種「欝陶しい物言いをやめろ、消すぞ」 カズヲ「くっくっく…何をほざくか、この独裁者が!!」 種「…っふ、森羅万象はうつろいゆくもの… 確かに、昔の俺はそんな一面もあっただろう。 支配して悦に浸る面が、今も少しは残っている。それは否定せん。 …だがな、変わるんだよ、俺も、貴様も、何もかもな…」 591 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 06:23:35 ID:Eyf+XDEC 種「まるで昔の俺だな、貴様は」 カズヲ「!?」 種「自分の決めたことが全て正しいと思っている。 自分に間違いは無いと勘違いしている。 他を支配する自分に酔っている」 種「そして、本当に大切なものに気付いていない」 カズヲ「…貴様らしくない、えらく気持ちの悪い表現をするな」 種「ふん…おっと、本当ならまだ言いたいことがあるんだがな、時間だ」 カズヲ「…おい」 種「………信頼」 カズヲ「あ?」 種「俺を信頼してくれ、俺が信頼する者達、その強さを今から御覧あれ」 種「''疾さの冠''、始まるぞ…ククク…」 カズヲ「あ、おい、待て…!!」 カズヲ「ちっ…わけのわからんことを…!!」 カズヲ(私の…信じてきたものを否定するのか…!?)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: