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190 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/06/27(土) 23:59:56 ID:w5YM8vvr 四位「…ただいま戻りました、皇帝…」 『…貴様だけか?…シンジはどうした?』 四位「…体調不良で遅刻してくるそうです。なんでも"超音速"を使用したとのことで…」 『ふん…その反動で熱発したのか…いつまでもヤンチャな奴だな…困ったものだ…』 四位「仰せの通りで」 『…貴様もだ。…どう言い訳するのだ?腐蟲魔畏流戦争-ヤスダキネン-での失態を… 掴みかけた紋章をむざむざ渡しおって…どの面下げて戻っきたのだ?負け犬めが…』 四位「…申し開きの言葉も御座いません…」 『…あの"次期総統"とやらが負けたから良かったものの… あれほどの有利であっさりユタカに負けおって…愚鈍が!』 四位「…恥じ入るばかりで御座います」 『…しかしユタカめ…この期に及んで貪欲な奴よ…クク… まだ天下は離さぬか…カカカ…それでこそユタカよ…』 四位「…あの人は…やはり恐ろしい人だと感じました。   …完全に邪気自滅-クソキジョウ-だと思ってたのに…」 『貴様がユタカを侮るなど、蚯蚓が龍を嘲るようなものよ。身の程を知れ。下種め』 四位「おっしゃる通り…己の未熟さが身に沁みました」 『ふん…それで貴様は…』 『何時になったら"深空の剣"とやらで余に紋章を捧げてくれるのだ? …こう見えても余は気が短いのだぞ…?』 四位「…腐蟲では不覚をとりましたが、犯侵では   必ずや私めが皇帝に紋章を捧げましょう。   たとえ昨年の"浅草王の乱"を再現してでも…」 『ふん…その言葉忘れるな。よいか…二度目は無いぞ…しくじれば…』 四位「心得てございます」 『…ふん。愚昧の割りには返事だけは一丁前だな。もうよい。失せろ。 貴様の顔を見ていると気分が悪くなる』 四位「この四位洋文、必ずや皇帝のご期待に…」 『これ以上余の不興を買いたくなければ、その口を閉じろ。 御託を並べてる暇があったら剣を磨け。消えろ』 四位「ははっ…申し訳御座いません!では…」 『…………』 『…いや、暫し待て』 四位「…はっ?」 191 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 00:03:25 ID:w5YM8vvr 『…これを持ってゆけ…』 四位「…この箱は?」 『カカカ…何だと思う?』 四位「…?」 『クククク…これはな…』 『"パンドラボックス"よ…』 四位「…?」 『…箱の中には、ありとあらゆる災厄…魔…絶望が詰まっている』 四位「……」 『ククク…今は決して開けるなよ?開けたらどうなるか…カカカ…』 『もし貴様が犯神黙示録-タカラヅカキネン-で破れれば、禍烈な処刑が待っておろう… それが堪えかねるのならば、この箱を開いて自らの命に幕を引くがよい… 楽に逝けるぞ?…せめてもの慈悲だ…クカカ…』 四位「……お心遣い痛み入ります…では」 『……………』 『……四位よ』 四位「…まだ何か?」 『………その…パンドラボックスは…』 『………冷蔵庫で保管するのだぞ…』 四位「…はい?」 『…いや、最近暑いから…』 四位「…………」 四位「……これ、今開けてもいいですか?」 『えっ…』 192 名前:こんな名無しでは、どうしようもないよ。[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 00:05:59 ID:gPZUvvXw 『い、いや、ここで開けてはならぬ!貴様、余を巻き添えにするつもり…』 四位「いいですよね。開けますよ…」(バリバリッ) 『ああっ!らめえぇっ!』 四位「これは…ケーキ…手作りか?」 "四位くんへ 1200勝おめでとう! 犯神黙示録は残念だったけど、これからも身体に気を付けて頑張ってね♪ 暗黒皇帝 タヴァラ=セイキより" 四位「……皇帝…いや、セイキさん…」 『…だから開けないでって言ったのにぃ…』 四位「…ありがとうございます」 『……こ、皇帝がケーキ作るって…へ、変かな?』 四位「…そんなことないです…すごく…モグモグ…美味いです。   犯神黙示録…勝てそうな気がします!」 『…もぉっ!調子いいこと言っても負けたら処刑なんだからねっ!』 四位「こわいこわい。ハハハハ…」 恫喝(……今着いたんだけど何この気持ち悪い空気…すごく…出にくいやん…) 恫喝(…それにしてもタヴァラさん…まだ"SHA-V"止めてないんだな…)

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