詰めWes (Wes Problem)
Wesnothにおいては、大局的思考、局地戦の巧拙、雇用など様々なクラスの戦術が必要になる。有名な知的ゲームである囲碁や将棋、麻雀なども同様の構造を有している。このようなそれぞれの階層には、異なる技術が必要である。技術の鍛練のためにはこれらを要素分解し、個別に学習する必要がある。たとえば局地戦における定石は、将棋においては詰め将棋、麻雀においては何切る問題などを通じて古くから研究が行われている。
将棋や麻雀に習ってWesnothにおいても同様に、局地戦での戦術を議論するために、我々は詰めWesを提唱したい。詰めWesとは、状況(敵味方のユニットやその配置)が与えられたときに、どのような行動を行うのが最も良いかということを議論するものである。囲碁や将棋と異なりWesでは行動の結果が確率的に変動するため何手も先を読むことは難しいが、場合分けにより確率過程を議論することは可能である。詰めWesによって定石の蓄積や各人の技術向上に貢献できれば幸いかと思う。
※研究員へ 平素から詰めWesを念頭において対戦を行い、良い題材となる状況に直面したら、ここに投稿すること。