クリス(Chris)はGBLの主人公の一人。本名はクリストフォロス(Christophoros,Χριστόφορος)。
また、ユグドラシルで活動していた際の名前はヴェズルフェルニル(Veðrfölnir)。
※年齢は満年齢で表記。
一人称は「僕」、二人称は大体「君」。
気性は穏やかだが、その分腹の底で何を考えているか分からない狸ジジイ。享楽主義者で好奇心旺盛。とにかく自分の興味を誘うものが好き。本の虫。
普段は飄々としているが、亜人としてはまだまだ子供で、ベラやナイキーからも度々子供と言われているほど。実際、子供のように気まぐれで自分勝手なところがあり、シャルやキアランによく呆れられている。クリスが育てたフアンも年齢に不釣合いなほど子供のようなのは、彼の影響だと思われる。
異父兄であるヘイダルとは、かつて共に育ち、共にオリヴィエを慕い、両親の死と彼女の失踪から共に「世界を正しき姿に戻す」という理念のもとユグドラシルを設立したが、次第に過激な行動に出始めたヘイダルとの間に溝を感じるようになる。
ロッソの死後、クリスはヘイダルと決別するためユグドラシルを去り、ユグドラシルはテロ組織となった。
オリヴィエの死後、徐々に人間への憎悪を募らせていったヘイダルを止められなかったのは己の責任だと感じており、キアランと目的を同じくしたのちはヘイダルを止めるため奔走する。
仲間に対しては非常に強い情を抱いており、シャルには同族的なそれを、フアンには本当の子のように、時には友人のように接している。
キアランとライサへは興味が勝っており、キアランへは天才アラステア・オーデュボン、情報屋ラプンツェルとしての興味、ライサへはその素性の興味を持っている。