ピカチュウ「昔はよかった・・・」@ ウィキ
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ピカチュウ「昔はよかった・・・」@ ウィキ
ja
2023-10-31T02:15:55+09:00
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伝言板/コメント/49
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/283.html
- 最初に読んだのはもう10年前以上昔でしょうか…。上の方と同じく、完結したサトシのアニポケで思い出して読み返しています。さぞかし名のある作家さんが覆面で書いていたのでは…?と今でも思います。それぐらいの色褪せない名作です。そういえば、アニポケが始まった頃は、まだポケモンの設定も固まっていなく、こんなオリジナルエピソードの漫画が溢れていたなぁとノスタルジーに浸れます。 -- (名無しさん) &size(80%){2023-10-31 02:15:55}
2023-10-31T02:15:55+09:00
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伝言板/コメント/48
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/282.html
- 25年続いたアニポケが終わってしまったので久しぶりに読みにきた。俺は今年で27で、物心つく前からずっとポケモンを見て育ってきた。アニメはダイパ以降ろくに見れてなかったけど、サトシの冒険が終わってしまったこと、ふとした時にチャンネルを回しても二度とサトシの姿が見られない事を思うと、涙が止まらなかった。最終回でタイプワイルドが流れたのもズルかった。この作品を読んでいても同じ気持ちになった。サトシとピカチュウには心からありがとうって伝えたい。 -- (名無しさん) &size(80%){2023-03-26 20:18:11}
2023-03-26T20:18:11+09:00
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伝言板/コメント/47
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/281.html
- 3年ぶりくらいに3度目の読み返しをして、読了しました。何度読んでも面白く泣ける。 -- (名無しさん) &size(80%){2020-12-03 23:45:04}
2020-12-03T23:45:04+09:00
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意見・感想/コメント/91
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/280.html
- 本当に面白い。 -- (名無しさん) &size(80%){2018-03-31 14:52:04}
2018-03-31T14:52:04+09:00
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伝言板/コメント/46
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/279.html
- 本当に懐かしくも新鮮な作品をありがとう。またどこかで! -- (ななし) &size(80%){2015-05-22 03:54:11}
2015-05-22T03:54:11+09:00
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意見・感想/コメント/90
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/278.html
- お疲れ様です! -- (名無しさん) &size(80%){2015-05-05 20:02:42}
2015-05-05T20:02:42+09:00
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意見・感想/コメント/89
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/277.html
- 大過去編も最高に面白かった…… -- (名無しさん) &size(80%){2015-05-05 01:51:54}
2015-05-05T01:51:54+09:00
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あとがき
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/276.html
2chのスレで書き始めてから約7年。
本編で大風呂敷を広げてしまい、畳みきれないから畳まない、と決めていたのに、
結局畳まずにはいられなくなり、外伝の過去編、大過去編を書きはじめ、
何度も完結させることを諦めつつも、なんとかゴールまで漕ぎつけることができました。
愛読してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
2015/05/03
2015-05-03T09:31:33+09:00
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fathers & mothers 35
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/275.html
両腕を砕かれ、フシギバナによって吊られたスカウトの男が、大木戸博士に尋ねた。
「調査隊に紛れ込んだそいつは、強いんですか?」
「フスベの竜種使いだよ」
「そんな逸材を、どうやってスカウトしたんです?」
「竜の穴の長老とは懇意にしていてね。最も見込みのある若者を紹介してもらって、交渉した」
懇意・紹介・交渉といった言葉の真意は、一般の温かいイメージの対極に位置する。
スカウトの男が好まない手段も、システムの連中は息をするように行う。
「その竜種使いに、彼を殺さないように、あの機械で伝えればいいじゃないですか」
「今は繋がらない。彼らは洞穴に潜ってしまっている」
「そうですか。じゃ、残念ですね」
大木戸博士が、フシギバナを振り返る。
スカウトの男が言った。
「ひとつだけ……ひとつだけ、質問させてください。
なに、死に瀕した男の、最後の好奇心です。
大木戸博士……あなたはシステムの中で、どのような立ち位置なんですか?」
「その質問には答えられない」
「あなたが上位メンバであることに疑いはありません。
が、あなたはシステムについて、とても主体的に語る。
……まるで、システムがあなたのものであるかのように」
「…………」
「石英リーグ統括委員に潜っていた男から、こんな話を聞いたことがあるんです。
システムには、全てを統括する人間がいる。その人物は、管理者と呼ばれている」
「私がその管理者だとしたら、君はどうする?」
「こうします。――僕ごとやれ」
スカウトの男の背後で倒れていた瀕死のウツボットが、最後の力を振り絞って、蔓を伸ばした。
それは博士にとっての死角である、スカウトの男の背中から胸を貫通し、博士の眼前に迫った。が、
「最期の一矢は読めていたよ。ああ、勘の良い人間ほど早く死ぬ」
フシギバナが即座に編んだ蔓の盾が、ウツボットの蔓を弾いた。
ごぼ、と口から血をこぼしながら、スカウトの男は力なく笑った。
頬に湿ったものを感じて、大木戸博士がそこに触れると、
ウツボットの蔓がスカウトの男の胸を貫いたときに飛んだのか、血が付着していた。
博士はハンカチで念入りにそれを拭き取りながら、フシギバナに命じた。
「……引導を渡してやれ」
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ライチュウを失い五匹
2015-05-03T09:29:22+09:00
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fathers & mothers 34
https://w.atwiki.jp/wktkwktk/pages/274.html
強いポケモンと戦り合うことが、純粋に楽しかった。
が、あるとき勢いに乗りすぎて、相手トレーナーのポケモンを過剰攻撃、
死に至らしめた上に死体を損壊せさ、リーグ参加資格を剥奪された。
それからすぐに、謎の組織から接触を受けて、護衛要員として雇われた。
危険地域に趣き、探険家を原生ポケモンから守る。
命の危険を感じたことは無数にあるが、すんでのところで生き延びてきた。
顔に傷のある男は、適格者としてこの世に生まれ落ちたことに感謝している。
そしていま、
「びゃっ」
奇声を上げて護衛要員の一人が弾け、岩壁に赤い花が咲いた。
ツガキリのヌシがポケモンの防衛線を一瞬突破し、
その巨大な爪で護衛要員の一人を薙ぎ払ったのだ。
「おーおー、派手に逝ったなァ!」
顔に傷のある男は笑う。
人間もポケモンも、いつかは死ぬ。
主を失ったキングラーとブーバーは、じきに狩られるだろう。
顔に傷のある男と、もう一人の護衛要員は、防御線を引き直そうとした。
そのときだった。
「……カイリュー?」
竜種の王者が、大空洞の縁を沿うように飛び、青白い炎の壁を築いていった。
召喚者は、驚くべきことに、あのナヨナヨした眼鏡の男だ。
「加勢ってワケじゃなさそうだなァ」
突然降ってきた青い炎に、ツガキリのヌシは警戒するように動きを止めていたが、
やがて、着陸したカイリューの方向を向いた。
その目は既に、すぐそばの小さなポケモンと人間を見てはいない。
決断が求められていた。
今のうちに逃げるか、戦闘を継続するか。
オムスターの"ハイドロポンプ"を使えば、青い炎の壁の突破は可能だ。
だが、今逃げれば、調査隊の残りの面子は確実にヌシにやられるだろう。
奴等を死なせない、なんて上等な理屈はなかった。
顔に傷のある男の念頭にあったのは、ただ、
「――この俺様を無視してんじゃねェよ」
インターバルが出来たことで、いいモノが視えた。
顔に傷のある男は、生き残りの護衛要員に言った。
「ヌシの右腕の爪、人で言う親指の一本がもう少しで折れる」
「もっと早く言え」
「ヤツが頑丈すぎるのが悪い」
外部と内部に関わらず、ポケモンの壊れそうな部位・脆い部位が分かる。
それが顔に傷のある男の能力だった。
「"ハイ
2015-04-30T15:37:56+09:00
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