「帰れ愛のフィレンツェ(花の子ルンルン第46回)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

帰れ愛のフィレンツェ(花の子ルンルン第46回)」(2009/02/28 (土) 23:19:58) の最新版変更点

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昭和55年(1980年)1月11日放送  [[←前回>トレビの泉の誓い(花の子ルンルン第45回)]]  [[次回→>盗まれた花の鍵(花の子ルンルン第47回)]]  ルンルンは、両親が離婚の危機にあるというニコラに同情し、両親共々ピクニックに行く計画を立てた。しかし、ヤボーキ達の妨害により、かえってこじれさせてしまう。両親に愛想を尽かしたニコラは、ルンルンについていくといってきかない。そこにヤボーキが現れ、力ずくでニコラを追っ払おうとしたところ、父親がヤボーキをやっつけた。両親はニコラに離婚の意志は無いこと、夫婦喧嘩で口を滑らせてしまったということを話し、ニコラの誤解は解けた。両親は自らの不仲を反省し、ルンルンに感謝する。 *&bold(){ストーリー} -舞台: イタリアの古い都・[[フィレンツェ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A7]] -フィレンツェで観光気分のルンルンは、ある男の子に目をつけられ、声をかけられた。しかしヌーボ・キャトーは、「イタリアの男はすぐ誘惑してくるから」と注意する。それを聞いてたヤボーキ。ルンルンは、早く花を探せと追いかけられたが、先の男の子(ニコラ)が、かくまってくれる。 -ニコラは、両親の不仲を見て、離婚するものと思い、両親のどちらについていこうか、迷っているのだという。ニコラ、ルンルンに問うて曰く「パパとママのどちらが好きか?」。ルンルンには答えようがない質問だが、ニコラは遠慮無く聞いてくるので、ルンルンは泣き出してしまう。謝るニコラ。ニコラは、外見に無頓着で、喧嘩ばかりしている両親に愛想を尽かしており、ルンルンの父母への愛が羨ましかったのだ。ニコラも本心では、かっこよい父ときれいな母に囲まれて、仲良く暮らしたいと思っている。ルンルンは一肌脱ぐことにした。 -そこに、馬車が走ってきたので、ルンルンは呼び止めて、馬車を借りた。ルンルンは、&u(){広場の脇の森に入り込み、騎手に変身}。みんなでピクニックにいこうとする。そこに現れたトゲニシア達。妨害工作開始! -ルンルンはとニコラは、母親に化粧を勧める。ルンルンが、母親の化粧を手伝った結果、大美人に! しかしヤボーキが化粧品をすり替えていたため、後で何が起きることか…。 -一方、ニコラは父親に髭剃りして、釣りをしようと誘う。父親も満更ではなく、ネクタイを締めて、おめかしをする。父親が無精髭を生やしていたのは、失業中だかららしい。 -玄関先で両親のご対面。しかし、ヤボーキの陰謀により、美人だった筈の母の顔には汚れが! 父曰く「まるで化け物だ!」 次にヤボーキがニコラを後ろから突くと、ニコラは連鎖的に父親を突き飛ばしてしまった。両親はニコラとルンルンにカンカン。ニコラは泣きながら逃げ出す。ルンルンは、ニコラの気持ちを強く代弁。ルンルンが大声で「別れないで!」と叫ぶものだから、周囲にヤジ馬が集まってきた。 -そこに弁護士に扮したヤボーキが登場。離婚を煽るようなことをいう。両親は怒って部屋に入るが、特に別れるつもりはなく、離婚と言われることは心外だった。よくよく思い出してみると、先の夫婦喧嘩のとき、弾みで、そのようなことを言ってしまっていた。 -ルンルン達は、ニコラを探し当て、家に帰るよう促す。しかしニコラは両親を完全に嫌いになってしまっており、大好きなルンルンについていくことを決意していた。そこにヤボーキが現れ、邪魔なニコラを力ずくで追っ払おうとする。両親はこのシーンを覗き見しており、父親が飛び出して、ヤボーキをやっつける。 -親子3人の対面。やっと誤解が解けた。両親は反省し、ルンルンも感謝されるようになる。 -&u(){花言葉: サルビア(紫色)} ~よい家庭~ ルンルン達を見送る親子3人のところにセルジュが現れ、ニコラに種を渡す。ルンルンの願いに答えるように、一家を優しく包んで咲き誇った。 #image(46-03-01_騎手01.jpg) -馬車に乗って、みんなでピクニックに行こうとするが…。 *&bold(){鑑賞Ⅰ} -ルンルンがニコラに自らの生い立ちを語る際に、&u(){ママは、ルンルンが生まれたときに死に、パパは5歳のときに死んだ}ことが明らかにされます(別の回でもう明らかにされているかも)。 -ニコラは、「ルンルンはお化粧については、ちょっとしたもんなんだからさ~」と言いながら、母に化粧を勧めます。ルンルンが化粧のエキスパートという話は初耳ですね。 -トゲニシア「他人の家庭のことなんか、ほっとけばいいのに~」。これは同意してしまいます。まぁ、作り話だから許される話ではあります。 -この回では、フィレンツェの観光名所が沢山現れます。写真と作画を比べてみてください。⇒[[ポンテ・ヴェッキオ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E6%A9%8B]]、[[ヴェッキオ宮殿>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E5%AE%AE%E6%AE%BF]]、[[シニョーリア広場>http://members.jcom.home.ne.jp/yocyu/hifsignoria1.htm]]。特にダビデ像は、本来、男性器丸出しであるべきですが、アニメでは、布きれを腰に巻いております。さすがに、これはヤバかったのでしょう。 -最初、ニコラがルンルンに声をかけてきたとき、ヌーボは、思いっきり、イタリア人に対する偏見を口にします。曰く「イタリアの男はすぐに女を誘惑しようとする」「イタリアの男は情熱的。どんなに小さくても油断は出来ない」。ルンルンもさるもの、「美人はうっかり、イタリアを歩けない」。放送コードにひっかからないのかと心配になるくらいです。 -しかし、この偏見が、ニコラのキャラ設定に大きな影響を与えているのも事実。ピクニックの準備の際、「ママも少しは綺麗にしろよ」。或いは、両親に愛想を尽かして、ルンルンと一緒に行こうとしたとき、「僕が嫌いなの?」「僕は、ルンルンとは別れない~ルンルンが好きなんだもん」とか。 -このようなマセた性格は、マコちゃん太郎・次郎、ハニーの順平などと類似し、私が「色ガキ」と呼んでいるキャラ系譜に属します。色ガキを登場させるタイミングとしては、やはり、ステレオタイプ的な視点から、イタリアが最適だったのでしょう。現実のイタリア人がどうなのかは知りませんが。 *&bold(){鑑賞Ⅱ} -この回は、ルンルンが両親への思いを語るシーンが非常に多いことで特筆すべきものがあります。そのためか、冒頭を除き、ヌーボ・キャトーの出番があまりありません。 -ニコラは、ルンルンに両親のどちらが好きかを尋ねると、「どっちとも言えないわ。同じよ」「考えるまでもないわ」。 -ルンルンが両親と死別したことを話すと、ニコラは茶化す。ルンルン「それでも分かるわ。パパとママは最高の人よ、世界で一番好きな二人よ」 ニコラ「死んじゃった人は、みんな、よく見えるもんだ」と返したら、ルンルンは泣き出してしまいました。 -ニコラは謝罪していう。「僕はお姉ちゃんが羨ましいよ。お姉ちゃんは、そんなにパパやママが好きなんだもんね。愛してるんだね。それに比べて僕なんか、本当はパパもママも好きじゃないのかもしれない」 ルンルン、倦怠期を説明して曰く「どんなに愛し合っていても、お互いに飽きてきちゃって、仲が悪くなることよ」う~ん、辞書的な解説ですが、それだけに生々しくも聞こえます。親がいないのによくわかるね、とニコラが突っ込むと「いないからこそ分かるってこともあるわ」(おいおい…)。「それにニコラにはパパとママを嫌いなってもらいたくないし」 -親子の和解後、ルンルンは説明して曰く「私、パパとママがいないもんだから、ニコラの話を聞いた途端、同情しちゃって……ニコラにだけは、パパとママのいない寂しさを味合わせたくなくって」 -更に続けます。「いいパパね、いいママね。羨ましくって。ニコラ、羨ましいのはお姉ちゃんのほうよ。これが本当にパパとママなのね。私って、本当にパパとママのこと、何も分かってなかったんだわ。」 ニコラの母は、そんなルンルンに言いました。「そんなことないわ。どんなパパとママが子供にとって大切なのかを教えてくれたのは、あなたですもの」 -ルンルンは、「ニコラ、パパとママを大切にしてね。私のできなかった分まで!」と去っていきました。その後、セルジュがやってきて、種を渡して言います。「ルンルンの夢見ている家にはね、いつもパパとママがいて、いつも美しい花に囲まれているんだよ。そんなルンルンの夢を、みんなの家に実現させて欲しいんだ。」 *&bold(){登場キャラクター} -ルンルン・フラワー: 岡本茉利 -キャトー: 白石冬美 -ヌーボ: 神山卓三 -セルジュ・フローラ: 水島裕 -ヤボーキ: はせさん治 -トゲニシア: 喜多道枝 -その他のキャラクター: ニコラ、ニコラの父、ニコラの母、馬車主、ヤジ馬達 -その他の声の出演: 三輪勝恵、野田圭一、坪井章子、佐藤正治 -ナレーション: 喜多道枝 *&bold(){スタッフ} -脚本: 曽田博久 -原画: 大鹿日出明 -動画: 玉沢君子、佐藤晶子、森本知枝、大森英敏 -背景: 田中プロ -仕上: 藤本芳弘、鈴木安子、衣笠一雄 -特殊効果: 中島正之 -撮影: 佐野禎史 -編集: 祖田富美夫 -録音: 今関種吉 -音響効果: 伊藤道広 -選曲: 宮下滋 -記録: 樋口裕子 -製作進行: 長谷川康雄 -美術: 田中資幸 -作画監督: 大鹿日出明 -演出: 遠藤勇二
昭和55年(1980年)1月11日放送  [[←前回>トレビの泉の誓い(花の子ルンルン第45回)]]  [[次回→>盗まれた花の鍵(花の子ルンルン第47回)]]  ルンルンは、両親が離婚の危機にあるというニコラに同情し、両親共々ピクニックに行く計画を立てた。しかし、ヤボーキ達の妨害により、かえってこじれさせてしまう。両親に愛想を尽かしたニコラは、ルンルンについていくといってきかない。そこにヤボーキが現れ、力ずくでニコラを追っ払おうとしたところ、父親がヤボーキをやっつけた。両親はニコラに離婚の意志は無いこと、夫婦喧嘩で口を滑らせてしまったということを話し、ニコラの誤解は解けた。両親は自らの不仲を反省し、ルンルンに感謝する。 *&bold(){ストーリー} -舞台: イタリアの古い都・[[フィレンツェ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A7]] -フィレンツェで観光気分のルンルンは、ある男の子に目をつけられ、声をかけられた。しかしヌーボ・キャトーは、「イタリアの男はすぐ誘惑してくるから」と注意する。それを聞いてたヤボーキ。ルンルンは、早く花を探せと追いかけられたが、先の男の子(ニコラ)が、かくまってくれる。 -ニコラは、両親の不仲を見て、離婚するものと思い、両親のどちらについていこうか、迷っているのだという。ニコラ、ルンルンに問うて曰く「パパとママのどちらが好きか?」。ルンルンには答えようがない質問だが、ニコラは遠慮無く聞いてくるので、ルンルンは泣き出してしまう。謝るニコラ。ニコラは、外見に無頓着で、喧嘩ばかりしている両親に愛想を尽かしており、ルンルンの父母への愛が羨ましかったのだ。ニコラも本心では、かっこよい父ときれいな母に囲まれて、仲良く暮らしたいと思っている。ルンルンは一肌脱ぐことにした。 -そこに、馬車が走ってきたので、ルンルンは呼び止めて、馬車を借りた。ルンルンは、&u(){広場の脇の森に入り込み、騎手に変身}。みんなでピクニックにいこうとする。そこに現れたトゲニシア達。妨害工作開始! -ルンルンはとニコラは、母親に化粧を勧める。ルンルンが、母親の化粧を手伝った結果、大美人に! しかしヤボーキが化粧品をすり替えていたため、後で何が起きることか…。 -一方、ニコラは父親に髭剃りして、釣りをしようと誘う。父親も満更ではなく、ネクタイを締めて、おめかしをする。父親が無精髭を生やしていたのは、失業中だかららしい。 -玄関先で両親のご対面。しかし、ヤボーキの陰謀により、美人だった筈の母の顔には汚れが! 父曰く「まるで化け物だ!」 次にヤボーキがニコラを後ろから突くと、ニコラは連鎖的に父親を突き飛ばしてしまった。両親はニコラとルンルンにカンカン。ニコラは泣きながら逃げ出す。ルンルンは、ニコラの気持ちを強く代弁。ルンルンが大声で「別れないで!」と叫ぶものだから、周囲にヤジ馬が集まってきた。 -そこに弁護士に扮したヤボーキが登場。離婚を煽るようなことをいう。両親は怒って部屋に入るが、特に別れるつもりはなく、離婚と言われることは心外だった。よくよく思い出してみると、先の夫婦喧嘩のとき、弾みで、そのようなことを言ってしまっていた。 -ルンルン達は、ニコラを探し当て、家に帰るよう促す。しかしニコラは両親を完全に嫌いになってしまっており、大好きなルンルンについていくことを決意していた。そこにヤボーキが現れ、邪魔なニコラを力ずくで追っ払おうとする。両親はこのシーンを覗き見しており、父親が飛び出して、ヤボーキをやっつける。 -親子3人の対面。やっと誤解が解けた。両親は反省し、ルンルンも感謝されるようになる。 -&u(){花言葉: サルビア(紫色)} ~よい家庭~ ルンルン達を見送る親子3人のところにセルジュが現れ、ニコラに種を渡す。ルンルンの願いに答えるように、一家を優しく包んで咲き誇った。 #image(46-03-01_騎手01.jpg) -馬車の騎手(馬車に乗って、みんなでピクニックに行こうとするが…) *&bold(){鑑賞Ⅰ} -ルンルンがニコラに自らの生い立ちを語る際に、&u(){ママは、ルンルンが生まれたときに死に、パパは5歳のときに死んだ}ことが明らかにされます(別の回でもう明らかにされているかも)。 -ニコラは、「ルンルンはお化粧については、ちょっとしたもんなんだからさ~」と言いながら、母に化粧を勧めます。ルンルンが化粧のエキスパートという話は初耳ですね。 -トゲニシア「他人の家庭のことなんか、ほっとけばいいのに~」。これは同意してしまいます。まぁ、作り話だから許される話ではあります。 -この回では、フィレンツェの観光名所が沢山現れます。写真と作画を比べてみてください。⇒[[ポンテ・ヴェッキオ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E6%A9%8B]]、[[ヴェッキオ宮殿>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E5%AE%AE%E6%AE%BF]]、[[シニョーリア広場>http://members.jcom.home.ne.jp/yocyu/hifsignoria1.htm]]。特にダビデ像は、本来、男性器丸出しであるべきですが、アニメでは、布きれを腰に巻いております。さすがに、これはヤバかったのでしょう。 -最初、ニコラがルンルンに声をかけてきたとき、ヌーボは、思いっきり、イタリア人に対する偏見を口にします。曰く「イタリアの男はすぐに女を誘惑しようとする」「イタリアの男は情熱的。どんなに小さくても油断は出来ない」。ルンルンもさるもの、「美人はうっかり、イタリアを歩けない」。放送コードにひっかからないのかと心配になるくらいです。 -しかし、この偏見が、ニコラのキャラ設定に大きな影響を与えているのも事実。ピクニックの準備の際、「ママも少しは綺麗にしろよ」。或いは、両親に愛想を尽かして、ルンルンと一緒に行こうとしたとき、「僕が嫌いなの?」「僕は、ルンルンとは別れない~ルンルンが好きなんだもん」とか。 -このようなマセた性格は、マコちゃん太郎・次郎、ハニーの順平などと類似し、私が「色ガキ」と呼んでいるキャラ系譜に属します。色ガキを登場させるタイミングとしては、やはり、ステレオタイプ的な視点から、イタリアが最適だったのでしょう。現実のイタリア人がどうなのかは知りませんが。 *&bold(){鑑賞Ⅱ} -この回は、ルンルンが両親への思いを語るシーンが非常に多いことで特筆すべきものがあります。そのためか、冒頭を除き、ヌーボ・キャトーの出番があまりありません。 -ニコラは、ルンルンに両親のどちらが好きかを尋ねると、「どっちとも言えないわ。同じよ」「考えるまでもないわ」。 -ルンルンが両親と死別したことを話すと、ニコラは茶化す。ルンルン「それでも分かるわ。パパとママは最高の人よ、世界で一番好きな二人よ」 ニコラ「死んじゃった人は、みんな、よく見えるもんだ」と返したら、ルンルンは泣き出してしまいました。 -ニコラは謝罪していう。「僕はお姉ちゃんが羨ましいよ。お姉ちゃんは、そんなにパパやママが好きなんだもんね。愛してるんだね。それに比べて僕なんか、本当はパパもママも好きじゃないのかもしれない」 ルンルン、倦怠期を説明して曰く「どんなに愛し合っていても、お互いに飽きてきちゃって、仲が悪くなることよ」う~ん、辞書的な解説ですが、それだけに生々しくも聞こえます。親がいないのによくわかるね、とニコラが突っ込むと「いないからこそ分かるってこともあるわ」(おいおい…)。「それにニコラにはパパとママを嫌いなってもらいたくないし」 -親子の和解後、ルンルンは説明して曰く「私、パパとママがいないもんだから、ニコラの話を聞いた途端、同情しちゃって……ニコラにだけは、パパとママのいない寂しさを味合わせたくなくって」 -更に続けます。「いいパパね、いいママね。羨ましくって。ニコラ、羨ましいのはお姉ちゃんのほうよ。これが本当にパパとママなのね。私って、本当にパパとママのこと、何も分かってなかったんだわ。」 ニコラの母は、そんなルンルンに言いました。「そんなことないわ。どんなパパとママが子供にとって大切なのかを教えてくれたのは、あなたですもの」 -ルンルンは、「ニコラ、パパとママを大切にしてね。私のできなかった分まで!」と去っていきました。その後、セルジュがやってきて、種を渡して言います。「ルンルンの夢見ている家にはね、いつもパパとママがいて、いつも美しい花に囲まれているんだよ。そんなルンルンの夢を、みんなの家に実現させて欲しいんだ。」 *&bold(){登場キャラクター} -ルンルン・フラワー: 岡本茉利 -キャトー: 白石冬美 -ヌーボ: 神山卓三 -セルジュ・フローラ: 水島裕 -ヤボーキ: はせさん治 -トゲニシア: 喜多道枝 -その他のキャラクター: ニコラ、ニコラの父、ニコラの母、馬車主、ヤジ馬達 -その他の声の出演: 三輪勝恵、野田圭一、坪井章子、佐藤正治 -ナレーション: 喜多道枝 *&bold(){スタッフ} -脚本: 曽田博久 -原画: 大鹿日出明 -動画: 玉沢君子、佐藤晶子、森本知枝、大森英敏 -背景: 田中プロ -仕上: 藤本芳弘、鈴木安子、衣笠一雄 -特殊効果: 中島正之 -撮影: 佐野禎史 -編集: 祖田富美夫 -録音: 今関種吉 -音響効果: 伊藤道広 -選曲: 宮下滋 -記録: 樋口裕子 -製作進行: 長谷川康雄 -美術: 田中資幸 -作画監督: 大鹿日出明 -演出: 遠藤勇二

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