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---- *Intel 系 SSD #region(クリックで展開) &color(#3366CC){&font(18){特徴}} -サポートや資料・各種ツール完備で特に過去のバグやリリースノート等他社ではあまり公開されない事柄も公式ページで公開され誰でも確認出来導入事例も多いので、ファームウェアのバグは多々見受けられるもののトラブルが発生しても対処し易い。東芝程は手軽ではないものの各種設定をしなければまともに使用できなかった黎明期の MLC 採用 SSD とは一線を画する完成度を誇る。 -ベンチスコアを重視しホストからの要求を最優先で処理する設計思想の為ベンチではスコアが高くレイテンシも低いが、その分速度低下もあり物理アドレスの断片化を解消する為に時々 GC が行われ、その瞬間はレイテンシが高くなる。G2 以降であれば Trim コマンドに対応したドライバを使用している環境限定であるが Intel SSD Tool BOX を使用して Windows XP や VISTA でも Trim コマンドを発行出来、Trim コマンドの効果が高いので速度低下は最小限に留める事が出来、パーティションアライメントの影響は殆ど無い。またキャッシュにはコントローラー内部の SRAM を使用しており、外部に接続されている SDRAM ワークメモリとしてのみ使用され、ワークメモリにはユーザーデータは保存されない。また NAND フラッシュメモリが 5/10ch 接続の為容量は他社製のように 32/64/128…と二の累乗数ではなく 40/80/120/160…という特徴的なラインナップになっている。 -Intel は本格的なエンタープライズ向け SSD はリリースしていないが、GB 単価はそれほど高くなく QD=32 時のパフォーマンスが高くモニタリングに必要な SMART の機能が充実しており仕様が公開されている為、高価な SLC 採用のエンタープライズ向け SSD やハードウェア RAM DISK を導入しにくいエントリーサーバーに採用される例がある。クライアント PC にはほぼ無関係な NCQ だがサーバー用ソフトウェアでは積極的に非同期 I/O を使用するものが多い為 NCQ のパフォーマンスが重要となる。しかし Trim コマンド非対応の OS を使用した 2ch のサーバーへの導入事例では度々フリーズする現象が発生しており、Trim コマンドが使用できない環境や、ファームウェアのバグ等が原因でフリーズが発生すると損害が発生するような用途への導入はお勧め出来ない。 |対応OS|全ての Trim 対応 OS と Windows XP/Server2003/Vista/Server2008| |RAID|不可 (予備領域を増やした場合は可)| |その他|ファームウェアアップデート可能な環境である事| -[[インテルR Solid-State Drive (日本語)>>http://www.intel.com/jp/design/flash/nand/overview.htm]] -[[Intel D.I.Y スクエア-SSD (日本語)>>http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd.htm]] -[[Intel 保証規定 (日本語、PDF、OEM 品は除く)>>http://download.intel.com/support/ssdc/hpssd/sb/japanese_ssd_3_year_warranty.pdf]] -[[Intel SSD 公式ページ(英語)>>http://www.intel.com/design/flash/nand/index.htm]] -[[Intel Solid-State Drive Info Center (英語)>>http://www.intel.com/design/flash/nand/ssd-info-center.htm]] -[[Intel Communities (英語)>>http://communities.intel.com/index.jspa?iid=hdr+communities]] -[[Intel Communities SSD の良くある質問 (英語)>>http://communities.intel.com/message/111620]] -[[Intel Blog (英語)>>http://blogs.intel.com/]] -[[Intel SSD 型番一覧 (PDF)>http://www.silica.com/fileadmin/02_Products/Productdetails/Intel/SSD_Product_Selection_Guide_Jan_11.pdf]] -[[http://qdms.intel.com/MDDS/MDDSView.aspx]] -[[Download.intel.com>>ftp://download.intel.com/design/flash/NAND/]] #twitter_widget_profile(intelssd) ---- &color(#3366CC){&font(18){Intel の NAND フラッシュメモリ}} -[[Intel NAND Flash 型番規則 (png)>>http://pctuning.tyden.cz/images/stories/Novinkari/cerny/2011/02/20180/02_650.png]] -主要な Intel の NAND フラッシュ ||90nm|72nm|50nm|34nm|25nm|20nm| |128Gbit||||||128M20| |64Gbit|||||64M25|64M20 64S20| |32Gbit||||MD332(Eastham) MD332B TD332|32M25 32S25|| |16Gbit|||MD516 (Manzanillo)|MD316||| |8Gbit||MD78|MD58 SD58B SQ58|||| |4Gbit||SD24|SD54 SD54B|||| |2Gbit|SS92|||||| |1Gbit|SS91|M48A||||| -Intel は 25nm の 64M25 の内エンタープライズ向け (書き込み・消去回数 10,000 回) 品及び 25nm の SLC の 32S25 (書き込み・消去回数 100,000 回) より TSOP パッケージよりも周波数特性の優れた BGA パッケージ品を供給する。現在のロードマップでは 2011Q4 から供給される SLC の 64S20、MLC の 128M20 (双方とも 20nm) より ONFI 3.0 インターフェースを採用する。この他 ONFI 2.2 の 64M20 も予定されている。[[2011/5/4 Intel change packaging for NAND circuits for higher speeds>>http://www.nordichardware.com/news/86-storage/43106-intel-change-packaging-for-nand-circuits-for-higher-speeds.html]] ---- &color(#3366CC){&font(18){注意点}} -半導体の大御所ではあるものの、IDE/SATA ホストバスコントローラーの設計・製造経験はあっても HDD の設計・製造経験は無い事、製造は中国である事、過去にはバグがあるファームウェアやユーティリティを配布した事例 (HDD で同じ事をやれば会社が傾くくらいの大失態である) がある為、ファームウェア・ソフトウェアの更新や新機種に対しては注意を要する。ただ何らかの問題を発生させても Intel の場合は必ず何らかの対応を行うためデータは失う事があってもドライブ自体はゴミにはならない。 |2009年7月28日:X25-M G2 の販売直後に BIOS パスワードの設定をするとSSD が使用不能になる問題が発覚、回収騒ぎ。[[1>>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090728_305376.html]]、[[2>>http://journal.mycom.co.jp/news/2009/07/28/066/index.html]]、[[3>>http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090801/etc_intel.html]]| |2009年8月29日:X25-M G2 の販売再開。[[1>>http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090829/etc_intel.html]]| |2009年10月27日:X25-M G2 の Trim 対応のファームウェアアップデートが公開されるが、適用すると SSD が使用不能になる問題。[[1>>http://japanese.engadget.com/2009/10/27/x25-m-g2-ssd/]]、[[2>>http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20091028/1019941/]]| ※現在ではこれらのの問題は修正済み -G1系、G2系共に使用頻度に関係なく突然「8MB病」を発症する可能性がある。症状は使用中に突然フリーズし再起動するとパーティションが消える・容量が制限される。容量が 8MB (8MB 以外の例もあり、80GB のドライブが 37GiB 認識になってしまった例もある) になる他、デバイス名がコードネーム表示になる・容量の表示がおかしくなるシリアルNo.が「NO_DEFMAP」や「BAD_CTX」になる等の特徴がある。ファームウェアアップデートは受け付けなくなる場合もある。SecureErase を行うと再び使用できるようになる場合もあるがデータは失う。この状態になった場合は保証にて交換が可能。 -G1・G2・320 のダイキャストのケースは全数裏面の仕上げが悪く傷が目立つが機能には問題ない。凹凸が酷過ぎてノート PC にうまく収まらないといった実用上の問題がある場合には販売店か代理店に問い合わせる事。 ---- -[[2008 Future Compute Memory Non Volatile Memory (NVM) in Compute (PDF)>http://www.stanford.edu/class/ee380/Abstracts/081112-Fazio-slides.pdf]] -[[2009/5/11 ■元麻布春男の週刊PCホットライン■ もう1つのSSD>>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20090511_168077.html]] -[[2009/7/27 Intel製SSDの性能と信頼性について、インテルの天野氏が解説>>http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090727/1017338/]] 余計な書き込みを減らし寿命を確保している -[[2009/6/19■元麻布春男の週刊PCホットライン■IntelがSSDを手がける理由>>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20090619_294419.html]] "あくまでも Intel プラットフォームの一部" -[[2010/7/7 2010 年上半期の SSD のシェアの内約半分を Intel が占める。>>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100707_379044.html]](パーツとして販売されたものに限る。PC 搭載分はカウントされない) -[[2011/3/28 時点で Intel 製 SSD はトータルでおよそ 100 万台弱出荷されており年間平均故障率は 0.4% 程度となっている。>>http://www.anandtech.com/show/4244/intel-ssd-320-review]]ファームウェアの完成度はともかくハードウェアレベルでは問題は抱えていない。但し 2011/2月時点で後発の SandForce 製 SSD コントローラーが 100万個出荷済みである事から順風満帆という訳ではない。 -[[Hardware.fr >>http://www.hardware.fr/articles/810-6/taux-pannes-composants.html]] による障害発生率の統計は以下の通り。比較対象に東芝・SanDisk・Samsung 等の大企業は含まれておらず中小のベンダーのみであるが、ファームウェアはともかくハードウェアレベルでの障害が発生する確率は十分に低いと見て良い。 |Intel|0,59%| |Corsair|2,17%| |Crucial|2,25%| |Kingston|2,39%| |OCZ|2,93%| ---- #endregion *Product Code 命名規則 #region(クリックで展開) ---- -例 |Product Number 例|SSD|SA|2|M|H|080|G1|C1| |意味|SSD|①インターフェース|②形状|③NANDの種類|④グレード|⑤容量|⑥世代|⑦パッケージ種類等| -各項目の意味 |該当箇所|記号|意味| |①|PA|PATA| |~|SA|SATA 3Gbps| |~|SC|SATA 6Gbps| |~|US|USB| |~|MA|mSATA| |②|2|2.5"| |~|1|1.8"| |~|E|miniPCIe| |~|M|Mini Card| |~|P|Package on Package (PoP、BGA)| |③|S|SLC| |~|M|MLC(50/34nm)| |~|C|MLC(25nm)| |④|H|ハイパフォーマンス| |~|J|"H"の新リビジョン| |~|P|バリュー| |~|C|SSD 310| |~|W|SSD 320 80GB以上| |~|T|SSD 320 40GB| |~|L|?| |~|0|Reserved| |⑤|*|容量(GB 単位)| |⑥|G1|G1| |~|G2|G2| |~|G3|SSD 320| |~|A2|SSD 510| |⑦※1|01/05|7.0mm※2、茶箱、付属品無し| |~|C1/C5/10|9.5mm、茶箱、付属品無し| |~|R5|9.5mm・化粧箱・3.5"変換マウンタ+ネジ、説明書入り 8cm CD-ROM or USB メモリ※3、ステッカー付属※3| |~|K5|R5 に更に SATA 信号ケーブル、4pin ペリフェラル→ SATA 電源変換ケーブルを追加したもの| |~|B5|K5 に更に USB 3.0 変換ケーブル、シリコン製ケースを追加したもの。&br()(ドライバーも付属しているという情報があるが不明)| |~|HP|HP OEM| |~|LE|Lenovo OEM| |~|DE|DELL OEM?| //|~|3E|?| //|~|5B|?| //|~|5M|?| //|~|A1|?| //|~|AC|?| //|~|D1|?| //|~|EC|?| //|~|ED|?| //|~|EH|?| //|~|ES|?| //|~|EL|?| //|~|EU|?| //|~|H1|?| //|~|IB|?| //|~|L1|?| //|~|P1|?| //|~|SA|?| //|~|SB|?| //|~|UG|?| ※1:数字は仕入れ単位でエンドユーザーには関係無し。保証は正規国内代理店経由の品であればパッケージ種類に関わらず三年。よく茶箱=バルクという誤解を受けているが、パッケージ種類に関わらず正規代理店経由で販売されメーカー(代理店)保証が受けられるものはリテール品である。並行輸入物は保証が短い・無い場合がある。茶箱版は並行輸入物が混じっている事がある。正規代理店は現在 [[SYNNEX>>http://www.synnex.co.jp/product/maker/intel/index.html]] のみ確認。クレバリーでは末尾「C1-M」や「10-M」という型番を扱っているが、これは通常の末尾「C1」や「10」にクレバリーが独自にマウンタを付属させたものである。 ※2:G1/G2/320 等の厚さ 9.5mm 版は 厚さ 7.0mm 版に黒いプラスチックの枠 (スペーサー) を咬ませて厚みを調整してあるだけでそれ以上の差は無い。 ※3:ステッカーは 初期は「MY SSD LOCKS!」、2010 年秋頃のロットから「SPEED DEMON」。説明書入りメディアは 2010 年秋頃の X25-M G2 120GB 末尾 "K5"に USB メモリ(ingston DATA Traveler G2 4GB) が見られたが、それ以外は 8cm CD-ROM のようだ。(このあたりの情報は全数確認したわけではないので不明確) &ref(myssdrocks2.png) &ref(speeddemon.png) ---- #endregion *Intel 系 SSD OEM #region(クリックで展開) ---- -Intel の SSD は自社リテールの他、A-DATA、Adaptec、Buffalo、Kingston、PQI が OEM 販売していたが Intel 自社ブランド品の売れ行きのみが目立った為か現在では Adaptec、PQI 以外は取り扱いを終了している模様。流通在庫が安価で販売されている場合がある。その他 HP・Lenovo 等の主に外資系と EPSON Direct 等の PC に採用されており (容量が特殊なので容易に判別できる) これらの純正部品として流通する場合もある。これらの PC メーカー向け OEM 品は 7mm 厚でラベルの印字・デバイスネーム末尾が異なる場合が多い。(リテール向け品は G1/G2 の場合末尾"GC"や"GN") |メーカー|該当機種|中身| |A-DATA|SINTS-80GM系|X25-M G2| |Adaptec|MAXcacheシリーズ|X25-E G1+キャッシュソフト| |Buffalo|SHD-NSMRシリーズ、SHD-NSMR80G|X25-M G1| |Kingston|SSDNow E シリーズ SNE125-S2系|X25-E G1| |~|SSDNow M シリーズ SNM125-S2系|X25-M G1| |~|SSDNow M シリーズ SNM225-S2系|X25-M G2| |~|SSDNow V シリーズ SNV125-S2/40GBのみ|X25-V| |PQI|X25-Mシリーズ 6526**********系|X25-M G2| |~|S532-Eシリーズ 6532-XXXXXXXXX系|X25-V + USB2.0 外付けケース| |~|S533-Eシリーズ 6533-XXXXXXXXX系|X25-M G2 + USB3.0 外付けケース| -[[EPSON Direct 採用機種例>>http://shop.epson.jp/n110405/]] その他多数 -[[HP 採用機種例>>http://journal.mycom.co.jp/news/2009/04/16/038/index.html]] その他多数、[[HP 搭載分はデバイスネーム末尾"HP">>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110426_442212.html]]。他のメーカーの SSD 搭載機種もあり -Lenovo の採用機種は ThinkCentre M90、M90p 等。Lenovo 搭載分はデバイスネーム末尾"LE"。他のメーカーの SSD 搭載機種も多い ---- #endregion *HGST (Westen Digital) 系 SSD #region(クリックで展開) ---- -HGST は 2008 年末に Intel とエンタープライズ向け SSD の共同開発に乗り出す事を宣言。2010 年 11 月に SAS / FC-AL インターフェースの SSD を発表した。SSD コントローラー・NAND フラッシュメモリ共に Intel 製の為こちらに記載する。SATA でノート PC への搭載を前提とした 2.5"7mm 厚 の X25-E (Extream) とは異なり本格的なエンタープライズ向け SSD として期待出来る。→-[[2011/3/7 WD による HGST の買収について>>http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/03/0307a.html]] - 株式の譲渡は 2011/9 迄に完了する予定とされている。SSD がどうなるかは不明 -HGST model number 命名規則 |model number|H|U|S|SL|40|40|A|S|S6|0|0| |意味|Hitachi|Ultrastar|Standard|SLC|シリーズ最大容量(GB)/10|容量(GB)/10|世代|S=Small Form Factor&br()L=Large Form Factor|S6=SAS6Gbps&br()F4=FCAL|Reserved|Reserved| ---- #endregion ---- #contents ---- #include(Intel SSD2) #include(Intel SSD3) ---- ***Intel SSD TOOL BOX #region(クリックで展開) -Windows 7 以前の OS でも Trim コマンドを発行 (Optimizer) できるツール。[[RAID モードにも対応しているが、RAID ボリュームに対しては Trim コマンド発行は不可能。>>http://www.intel.com/jp/support/chipsets/imsm/sb/cs-031491.htm]]他に SecureErase (非ブートドライブのみ) や SMART ステータスの確認・診断も出来る。最新版で追加された"System Configuration Tuner"では Windows の Superfetch/Prefetch、ReadyBoost、デフラグと DIPM (SATA LPM の内 SSD 側が主体で実行されるもの) を無効にする事が出来る。 -[[Intel の解説によると Optimizer (Trim) 機能を使用するには AHCI モードかつドライバとして Intel Rapid Storage Technology か Windows 7 標準 AHCI ドライバがインストールされている必要があるとされている>>http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/p3.htm]]が、[[実際には Trim コマンドをサポートしたドライバであれば IDE/AHCI モードの別なく Optimizer は動作しているかのように振舞う (実際に効果があるかは不明)。>>http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/blog/archives/2010/12/120gbintelssdin.html]] |[[ダウンロード(ver2.0.2.000)>>http://downloadcenter.intel.com/detail_desc.aspx?agr=y&dwnldid=18455&lang=jpn]]| |[[TOOL BOX に関しての FAQ(英語)>>http://www.intel.com/support/ssdc/hpssd/sb/CS-031221.htm]]| 必要環境 |対応機種|X25-M/X25-V/X18-M の G2 かつファームウェア 02HA 以降&br()SSD 310/320&br()SSD 510&br()或いはそれ以降の機種| |対応 SATA 接続モード|AHCI、RAID モード (IDE モードでも動作する&br()USB 等にインターフェースを変換した場合認識されない)| |対応ファイルシステム|Trim コマンドを発行するボリュームは 非 RAID ボリュームである事&br()フォーマットが NTFS でダイナミックディスクで無い事(ver2.0時点)| |対応OS|.NET Framework 2.0 がインストール済みの Windows XP、VISTA、7 の各 32/64bit 版| |対応ドライバ|IRST (それ以外の Trim コマンド対応ドライバでも動作する)| ※ Optimizer は Windows のタスクスケジューラを利用したスケジュール機能があるので一旦設定すれば意識する必要なし。必要な頻度は使用状況 (毎日大量のデータを削除する環境程こまめに行った方が良い) によって大きく変わるが毎日~週一程度。 更新履歴(リリースノートより) |リリース日時|リビジョン|詳細| |2009/10/26|1.1|初公開| |2009/12/21|1.2|使用不能なシステム復元ポイントの問題を修正&br()diagnostic と Optimizer のプログレスバー追加&br()(バグの為日本語 XP 環境で Optimizer 使用不可)| |2010/3/22|1.3|バグ修正| |2010/9|2.0|新機能"System Configuration Tuner"、"Secure Erase"を追加| |2010/10|2.01|SecureErase の改良とバグ修正| |2011/3/23|2.02|SecureErase の改良| #endregion ---- ***Intel SSD ファームウェアアップデートツール #region(クリックで展開) -Intel の各種 SSD のファームウェアをバージョンアップ出来るブート CD-R の ISO イメージ。CD-R ドライブと CD-R メディアが必要。(Windows 7 未満の OS であれば iso イメージを扱える CD-R ライティングソフトも必要。[[DeepBurner Portable>>http://www.deepburner.com/?r=download]]あたりが手軽) CD-R 作成後はこの CD-R から PC を起動するとファームウェアのバージョンアップが出来る。DOS/V 機であれば動作するので x86 の Mac でも使用可。 -このファームウェアアップデートツールは FreeDOS + DOS ベースのアップデートツールで構成されており、[[iso イメージを展開しファイルを抽出して 4MB 以上の容量がある USB メモリに突っ込んでも使用可能。 (iso イメージを展開する際は Universal Extractor を使用しないとうまくファイルを抽出できない場合がある。USB メモリは必ずリンク先のツールでフォーマットする事。)>>http://sheepspc.blog26.fc2.com/blog-entry-236.html]] -注意 +IDE モード (Legacy/Compatibility) と AHCI モードのみ対応、RAID モードや "IRRT" "Native + IDE" 等の設定ではファームアップ不可 +ファームアップ対象の SSD はサウスブリッジ内蔵 SATA コントローラーのポートに接続する事。外付け SATA コントローラー・SATA インターフェースカード・各種インターフェース変換チップ経由では認識されない場合がある。 +例外:MSI の K9A2 で使用する場合は SSD は ポート 1 か 2 に接続しないと認識されない +例外:Lenovo ThinkPad T410・T510、IdeaPad Y460 の場合 AHCI モードでは認識されないので IDE モードにする必要がある +例外:Nvidia チップセットの場合は AHCI モードではアップデートできない場合があるので IDE モード推奨 |機種|更新後のファームウェアバージョン| |X25-M (G1、50nm)|045C8820 にアップデート| |X25-E (G1、50nm)|045C8855 にアップデート| |X25-M・V/X18-M (G2、34nm)|2CV102M3 にアップデート| ※記載の無い機種はアップデートは無い -現在の最新版は v1.7(2011/01/26) -[[ダウンロード>>http://downloadcenter.intel.com/detail_desc.aspx?agr=y&dwnldid=18363&lang=jpn]] &color(#3366CC){&font(18){Lenovo PC 向け}} -X25-M G2 の Lenovo 搭載分向けの USB フラッシュメモリ向けファームウェアアップデートツール。解凍して出てきたファイルを DOS のシステムファイルが入った起動可能な USB メモリにコピーし、DOS 上でコマンド「FW31 /a」を実行するとファームウェアのアップデートが出来る。バージョン 2CV102M3 にアップデートされるが Intel 純正のアップデートツールとファイル内容に相違がある為あくまで該当機種のみでの利用をお勧めする。 -[[Lenovo 文書番号:MIGR-76694>>http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/MIGR-76694]] -[[Lenovo 文書番号:MIGR-69806>>http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/MIGR-69806]]は Samsung 製 SSD 向けであるので適合しない。 #endregion ---- ***Intel Data Migration Software powered by Acronis #region(クリックで展開) Intel ブランドの SSD 限定で動作する Acronis の OEM のパーティションコピーソフト。HDD のシステムドライブを SSD に移行出来るがパーティションアライメントが考慮されているかは不明。1152 x 864 以上の解像度が推奨されている。 -[[解説>>http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/migration/index.htm]] -[[ダウンロード>>http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19324]] #endregion ---- ***Intel Rapid Storage Technology (IRST) #region(クリックで展開) -Intel Matrix Storage Manager の後継で RAID 管理機能を備えた Intel チップセット専用ドライバ。Trim コマンドに対応しており SSD TOOL BOX を併用する事で Windows XP や Vista でも Trim が使用可能。[[(このドライバ単体では Trim コマンドを発行する事は出来ない)>>http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/p3.htm]]。.NET Framework 3.0 が必須。 -OS を新規にインストールする場合は SATA を AHCI モードにし、XP 以下の場合インストール時に F6 キーを押し、Vista 以降の場合は「インストール場所の選択」画面から画面左下の「ドライバの読み込み」をクリックし IRST の F6 インストール用の RAID コンソールの無い簡易版のドライバを読み込ませて OS インストールを完了させ、Windows 起動後にインストーラー版の IRST をインストールすること。尚 Windows Vista 以降では AHCI モード用のインボックスドライバが組み込まれているので対応チップセットならば特に F6 インストール用簡易ドライバを別に読み込ませなくとも OS のインストールは可能.。 -IRST の起動が遅い場合は Intel Rapid Storage Technology のサービスのスタートアップの種類を「自動(遅延開始)」から「自動」に変更する事。 -バージョン 10.1.0.1008 では単体で 2 TiB 以上の容量を持つ HDD は単体でのみ使用可能。2TiB を超える RAID ボリュームを作成する事は出来ない。バージョン 10.5.*.**** 以降から 2TiB 以上の RAID ボリュームに対応する。インストーラー版の 10.1.0.1008 での代表的な不具合として一部の環境で光学ドライブを見失うというものがある (その他詳細はリンク「人柱用最新版」のリンク先のリリースノート参照)。 -IRST は SATA LPM に対応しているが SSD 側に SATA LPM 関連のバグがあると数秒のフリーズが多発するのでその場合はレジストリを編集して SATA LPM を無効にするか 旧バージョンの 9.6.0.1014 を使用する事 -IRST の SATA LPM 無効化方法 regedit を起動し以下のキーに移動する。(無ければ作成する) HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port0 (ポート番号は SSD を接続しているポートを選ぶ事。全てのポートを無効にしても動作に問題は無いが消費電力が増す) (ドライバファイルが iaStorV の場合 \iaStorV\Parameters\Port* のキーを参照する事) にある以下の各 DWORD 値を使途に合わせて変更する。ポートごとに個別に設定が必要である。 "DIPM"______DIPMの有効無効を設定____Enable:1、Disable:0 "LPM"_______HIPMの有効無効を設定____Enable:1、Disable:0 "LPMSTATE"__HIPMで要求するLPMの状態_Slumber:1、Partial:0 "LPMDSTATE"_DSATE時のLPMの状態______Slumber:1、Partial:0 |ダウンロード| |[[32bitOS 用 F6 インストールファイル 10.1.0.1008>>http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19599&ProdId=2101&lang=jpn]]| |[[64bitOS 用 F6 インストールファイル 10.1.0.1008>>http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19601&ProdId=2101&lang=jpn]]| |[[32/64bitOS共通インストーラー 10.1.0.1008>>http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=19607&ProdId=2101&lang=jpn]]| |[[人柱用最新版>>http://www.station-drivers.com/page/intel%20raid.htm]]| |[[旧バージョン>>http://downloadcenter.intel.com/SearchResult.aspx?lang=jpn&ProductFamily=%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88&ProductLine=%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2&ProductProduct=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB%C2%AE+%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC]]| |[[サポート情報>>http://www.intel.com/p/ja_JP/support/highlights/chpsts/imsm]]| -[[各バージョンの違い>>http://limages.vr-zone.net/body/11953/Intel_RST3.png.png]] ||Trim|2TiB 超え|RST SSD Caching| |9.5 以下|SSD TOOL BOX のみ|非対応|非対応| |9.6|SSD TOOL BOX & Win7|~|~| |10.0|~|~|~| |10.1|~|AHCI モードのみ対応|~| |10.5|~|AHCI & RAID モード|対応| -対応環境 |対応OS|Windows 2000 / Xp / 2003Server / Vista / 2008Server / Seven の 32/64bit| |対応サウスブリッジ|Intel の AHCI か RAID 対応のもの| #endregion ---- ***RST SSD Caching /Smart Response Technology (SRT) #region(クリックで展開) -Intel のソケット LGA1155 に対応したチップセットである Z68 に搭載される機能。SSD を HDD のキャッシュとして設定しハイブリッド動作させる。キャッシュには Intel 製以外の SSD も指定可能。 -システム要件 Intel Z68チップセット + Core i の組み合わせであること Windows Vista /Server 2008 以降の OS BIOS で RST Smart Storage caching を有効化し SATA の動作モードは RAID モード Intel RST 10.5 以上がインストールされている事 キャッシュとできる SSD の容量は 18.6GB~64GB キャッシュとできる SSD はシステムあたり 1 台まで -動作モードは OFF / Enhanced(Default) / Maximized の三種類があり、Enhanced では読み込み性能の向上、Maximized では更に信頼性を犠牲に書き込み性能が向上する。 ||Performance|Dual Boot Safe|Data Caching| |Enhanced|Boot-time&br()Run-taime Read&br()Paging|有効|Write-Through| |Maximized|Boot-time&br()Run-taime Reads&br()Run-taime Writesd&br()Paging|無効|Write-Back| -[[Z68 チップセット搭載マザーボードは 2011/5/18 登場予定だが台湾では 12 日に販売される為レビューが見られるとの事>>http://vr-zone.com/articles/intel-ssd-caching-feature-for-z68-chipset-explored/11953.html]] -[[Intel Z68に搭載されるSSD Cachingの詳細 (北森瓦板)>>http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-4854.html]] -[[tom's Hardware のレビュー>>http://www.tomshardware.com/reviews/z68-express-lucidlogix-virtu-ssd-caching,2888.html]]&br()同じセクタに複数回アクセスする事により SSD 側にキャッシュされやや高速化するものの、SSD 単体で使用したほうが高速。また Enhanced と Maximized モードでのパフォーマンスの違いは Tom's Hardware のベンチマーク上では殆ど無い。Trim が使えないため速度低下する Intel の MLC の SSD では使い物にならない事を自覚していると見られ、SLC を採用した SSD 311 をリリースする。 -[[エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.79 エルミタ台湾特派員、「Z68 Express」マザーボードを買う>>http://www.gdm.or.jp/review/mb/gigabyte/GA-Z68X-UD3P-B3/index_05.html]]&br()こちらのベンチマークでは CrystalDiskMark が使用されており、Enhanced モードでは読み込みが、Maximized では書き込みも含めて高速化する様子がわかる。設定方法も紹介している。 #endregion ---- ***Intel 系 SSD の S.M.A.R.T.の値の読み方 #region(クリックで展開) -G1 以降の Intel SSD の S.M.A.R.T. の仕様は公式に公開されている。Marvll 製 SSD コントローラー搭載の SSD 510 も SMART の仕様はほぼ共通。SSD TOOL BOX で各値が確認できる他 Crystal Disk Info でも Intel SSD の S.M.A.R.T. 値の取得に対応している。各項目名は Clystal Disk Info が対応しているものは同じ表記にし、不明・ベンダ固有と表示される項目は Intel の資料に記載されている名称で表記してある。この表は現在 G1/G2/320/510 に対応している。 -[[こちらのページの Trim を有効にした状態での X25-V を使った耐久テスト>>http://botchyworld.iinaa.net/ssd_x25v.htm]]における各数値の変化の様子を () 内に&color(blue){青字}記載した。X25-M G2 系はファームウェアバージョン 2CV102M3 以降ではメディア消耗指数の減りがかなり遅くなる。 -[[D.I.Y.Square>>http://www.intel.co.jp/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/p6.htm]] -Product_Specification (PDF)&br()[[SSD 320>>http://download.intel.com/design/flash/nand/325152.pdf]]&br()[[SSD 510>>http://download.intel.com/design/flash/nand/Intel_SSD_510_Series_Product_Specification.pdf]] -Enterprise Server/Storage Application Product Specification Addendum (PDF)&br()[[SSD 320>>http://download.intel.com/design/flash/nand/325170.pdf]] |G1 とは|X25-M G1、X18-M G1、X25-E の事| |G2 とは|X25-M G2、X28-M G2、SSD 310、SSD 311 の事| |G3 とは|SSD 320 の事| |項目|項目名|値の区分|閾値|詳細| |03|スピンアップ時間|Raw|0|0固定| |04|スタート/ストップ回数|~|~|~| |05|代替処理済のセクタ数|Raw&br()(G2以降)&br()Normalized&br()(G1)|~|工場出荷後に代替されたフラッシュメモリーのブロック数。&br()G2 以降では 1 ブロック代替される毎に値が 1 ずつ増加する&br()&color(blue){(徐々に増加する)}| |09|使用時間|Raw|~|累積通電時間。&br()省電力モード (DIPM) 時の時間は記録されない| |0C|電源投入回数|~|~|電源のオン/オフの累積回数| |AA|Available Reserved Space&br()(G3のみ)||10|異常な値を示した場合販売店か代理店に相談する事| |AB|Program Fail Count&br()(G3のみ)||0|書き込み失敗した割合| |AC|Erase Fail Count&br()(G3のみ)||~|消去失敗した割合| |B8|エンドツーエンドエラー&br()検出回数&br()(G2/G3のみ)|Raw|99|SSD 内部のデータの整合性チェック (LBA タグチェック)&br() においてエラーが発生した回数&br()正常品であればこの値は減少しない&br()異常な値を示した場合は販売店か代理店に相談する事| |C0|アンセーフシャットダウン回数|~|0|安全でない電源断が起きた累積回数| |E1|総書き込み量|~|~|OS から見た総書き込み容量&br()(つまり SSD 内部ではこの数値よりも多くの&br()書き込みが発生している)&br()32 MB 毎に 1 ずつ増加する| |E2|Timed Workload&br()Media Wear Indicator&br()(G1/G2/G3のみ)|~|~|前回の Workload Timer (E4) 稼動時の&br()ドライブ側から見た消耗の進行具合(%)&br()生の値を1024で割るとパーセンテージが得られる&br()最大で小数点第三位まで記録される&br()E4 の Workload Timer が 60分になるまで&br()値は FFFFh に固定される| |E3|Timed Workload&br()Host Read/Write Ratio&br()(G1/G2/G3のみ)|~|~|前回の Workload Timer (E4) 稼動時の&br()全 I/O 中の読み込みの割合&br()E4 の Workload Timer が 60分になるまで&br()値は FFFFh 固定| |E4|Workload Timer&br()(G1/G2/G3のみ)|~|~|現在のワークロードの経過時間が分単位で記録される&br()SMART EXECUTE OFFLINE IMMEDIATE&br()(D4h) subcommand 40h&br()の発行でリセットされる| |E8|利用可能な予備領域&br()[寿命]|Normalized|10|予備領域の残存数&br()値は正規化されており 100 から徐々に減っていく&br()正常な範囲は 10 パーセントまで&color(blue){(減少速度はかなり遅い)}| |E9|メディア消耗指数|~|0|フラッシュメモリーの平均消去回数&br()平均消去回数が増えるにつれ正規化された値が100から1まで減少する&br()値が 1 まで下がった後は数値は変化はしないが継続して&br()使用すれば更にフラッシュメモリは消耗する。&br()値が 2 の時点でのデータ保持期間は一年間&br()G2 はファームウェア 2CV102M3 を適用するとやや数値が回復する&br()&color(blue){(比較的早期から減少を始めるが、1 になった後も&br()更に継続使用が可能)}だが、&br()一年未満の放置でデータ化けの可能性あり| |F1|Total LBAs Written&br()(G3のみ)|Raw|~|OS から見た総書き込みセクタ数| |F2|Total LBAs Read&br()(G3のみ)|~|~|OS から見た総読み取りセクタ数| ※ E1 は OS から見た書き込み量であり、SSD 内部では WA 分多く書き込みが発生している。X25-M G2 でパーティションアライメントが合っていてかつ 4KB 未満のブロックサイズの書き込みが一切発生していない環境であればワーストケースでも実際の書き込み量はこの値の 25 倍以下である。 ※ E9 は 34nm の X25-M G2 (ファームウェア 2CV102HD 以前)の場合 NAND フラッシュメモリのスペック上の保証書き換え回数である 5000 回に達すると 1 になる。G1 や SSD 320 の場合は 1 に達するのに必要な書き換え回数が異なる可能性がある。 #endregion ---- ***Intel SSD 固有のテクニックほか #region(クリックで展開) &color(#3366CC){&font(18){X25/18-M/V G1&G2 の速度低下予防について}} -Intel の自社製コントローラー搭載 SSD はパーティションとして確保していない空き領域を予備領域として使用するため、わざと全領域を確保せずに余らせておくと速度低下しにくくなる効果がある(効果があるピークは全容量の 20% で、それ以上確保しても効果は無いらしい)。特に RAID 環境では Trim が使用出来ない為お勧め。寿命を伸ばす効果もあるが、既に全領域を使用していても十分な寿命がある事が実証されているので寿命目的であれば予備領域の確保は余り意味が無い。また X25-E は出荷時に既に約 25% の予備領域を確保しているのでこちらもあまり効果は無い。予備領域を増やしたい場合は一旦 IDE モードで Secure Erase コマンドで全領域を消去後に未使用領域を余らせた上でパーティションを確保する必要がある。 -[[IDF2009 の資料>>http://intelstudios.edgesuite.net/idf/2009/sf/aep/IDF_2009_MEMS002/f.htm]] -[[2010/4/10 Server Expo 2010 における Intel の天野氏の解説>>http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100410/etc_intel2.html]] -[[AnandTech のテスト・解説>>http://www.anandtech.com/show/3618/intel-x25v-in-raid0-faster-than-x25m-g2-for-250/6]] #endregion ---- **HGST (Westen Digital) Ultrastar SSD400S シリーズ #region(クリックで展開) -HDD で有名な HGST は Intel との共同開発で Intel 製 NAND フラッシュ/ SSD コントローラー搭載のエンタープライズ向け SSD を製造する。SAS 版はシーケンシャルリードは最大 535 MB/s、シーケンシャルライトは最大 500 /400 MB/s、4KB 毎のランダム IOPS はリード 46,000 IOPS、ライト 13,000 IOPS となっており競合する東芝製エンタープライズ向け SSD と比較するとシーケンシャルで勝りランダムアクセスでは劣る。 -[[HGST SSD 公式>>http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/products/ultrastar/SSD400S/]] -[[データシート(PDF)>http://www.hitachigst.com/tech/techlib.nsf/techdocs/2AAE31DB03415175862577D900320DD5/$file/USSSD400S_ds.pdf]] -[[概略仕様(PDF)>http://www.hitachigst.com/portal/binary/com.epicentric.contentmanagement.servlet.ContentDeliveryServlet/JP_Public/products/Ultrastar/UTS_SSD400S/UltrastarSSD400SRev00.pdf]] -スペック一覧 |型番|インター&br()フェース|容量&br()(user/搭載量)|形状|シーケンシャル&br()リード/ライト|RR4k/RW4k&br()(IOPS)※1|保証&br()書き込み量&br()※2|価格| |HUSSL4010ASS600|SAS&br()6Gbps|100GB&br()/128GiB?|2.5"SAS&br()(厚さ15mm)|535/400 MB/s|46,000/13,000|9PB|| |HUSSL4020ASS600|~|200GB&br()/256GiB?|~|535/500 MB/s|~|18PB|| |HUSSL4040ASS600|~|400GB&br()/512GiB?|~|~|~|35PB|| |HUSSL4010ALF400|FCAL&br()4Gbps|100GB&br()/128GiB?|3.5"FCAL&br()(厚さ15.25mm)|390/340 MB/s|~|9PB|| |HUSSL4020ALF400|~|200GB&br()/256GiB?|~|~|~|18PB|| |HUSSL4040ALF400|~|400GB&br()/512GiB?|~|~|~|35PB|| ※1 計測条件は不明 ※2 100%ランダム書き込み時 |コントローラーチップ|Intel EW29AA31AA0 EAL48W57 (ES?)| |ファームウェア|| |フラッシュメモリ|Intel 29F64G08JCND1 ?| |訂正不能エラーレート|1/10^16| |DRAMキャッシュ|DDR2 256MB 以上 (Micron MT47H128M8CF-3:H 128MB * 2 以上)| |衝撃耐性(動作中)|2.17, all axes 5 to 700 Hz| |振動耐性(動作中)|1000G (0.5ms)/500G (2ms)| |動作温度|0~60℃| |インターフェース|SAS 6Gbps / FC-AL| |コネクタ形状|SAS / FC-AL| |消費電力(アクセス時)|5.5W (平均)| |消費電力(待機時)|1.7W (平均)| |動作電圧|12V & 5V| |重量|187g (SAS)&br()227g (FC-AL)| ※実装されているチップは Intel 製同様樹脂で固定されている #endregion ----

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