人物-古河・市川・行徳


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足利成氏 (あしかが しげうじ)

  • 実在した人物で、原文の読みは「なりうじ」。四十一歳。永享十年(1438)生まれ。幼名は永寿王。
  • 最後の鎌倉公方(第五代)。初代古河公方。父は先代の鎌倉公方・足利持氏
    • 源家の宝刀「村雨丸」の正当な所有者。
    • 顔グラは「太閤立志伝Ⅴ」より足利義氏。成氏の子孫。
+足利成氏の詳細
  以下は十珠伝における来歴である。史実に関してはWikipediaの該当項目などを参照されたし。
  父と三人の兄は、物語最初に語られた永享の乱と結城合戦によって他界。時の永寿王は乳母によりひそかに信濃へ逃れ、乳母の兄が住職である安養寺にて匿われ、大井扶光(おおいすけみつ・史実では持光)により養育された。このことが鎌倉に聞こえると、長尾昌賢をはじめとする諸将の計らいにより鎌倉府再興が許されることになった。永寿王は元服し、左兵衛督(さひょうえのかみ)成氏と名を改め、五代目の鎌倉公方に就任した。この時、結城合戦をはじめとする戦で恩顧のある者達を取り立てることがなされ、蟇六はこれに乗じて大塚の村長に就任した。
  しかし管領と公方の怨恨は深く、享徳三年(1455年)に成氏は時の管領・上杉憲忠を御所で暗殺(享徳の乱の勃発)。これが関東における戦国時代の遠因となった。しかしこの戦は公方方の不利に動き、成氏は鎌倉を放棄せざるを得なくなる。こうして成氏は古河へ移り、そこを本拠として「古河公方」を名乗るようになった。
  文明十年(1478年)正月に幕府・関東管領と古河公方の間で和睦が成立。享徳の乱は終結したが、緊張はまだ続いたままとなっている。なお史実におけるこの年の和睦は、あくまで管領との間で取り交わされたものであり、幕府との最終的な和睦までにはさらに四年を要した。八犬伝における永享の乱もほぼ史実と同様に推移している。



横堀史在村 (よこほり ふひと ありむら)

  • 成氏の執権。



古那屋文五兵衛 (こなや ぶんごべえ)

  • 五十六歳。応永三十年(1423)生まれ。
  • あずさと房八の父。
    • 行徳で宿「古那屋」を営んでいる。
    • 舟で流れ着いた雪歩と真を発見し、自宅に匿った。
    • 真の父が古那屋の常連で、古河公方に仕えているという立場もあったため、真に対しても敬語を使っている。
+古那屋文五兵衛の詳細
  真の父が宿の常連だった。彼が真を糠助から引き取った際に一時的に真を預かり、その後もたびたび親子で宿泊していたので真とのこともよく知っている。
  出身は安房国。兄の那古七郎は神余光弘に仕えていた。光弘が腹心である山下定包に謀殺された際に護衛を務めており、定包に陥れられたことに気づかないまま襲撃してきた杣木朴平に殺害された。その後安房を離れて行徳に落ち着いて宿を開き、姓の「那古」を逆さまにした「古那屋」を屋号とした。
  息子の房八をぬいの婿として送り出したが、ぬいが杣木朴平の孫とは気づいていない。

  原作ではぬいの父。釣りが趣味で、信乃と現八を見つけたときも釣りの最中だった。



戸山 (とやま)

  • ぬいと美希の母。ぬいの入り婿が房八なのであずさの義母にあたる。
    • ぬいが房八と離縁したのに伴い、房八と共に古那屋へその報告に来た。
    • 性格は剛胆。
+戸山の詳細
  離縁の理由として、あずさが罪人として追われている雪歩と関わっていたのをぬいが目撃していたことをあげ、あずさにたいして辛辣な態度をとっていた(第二十回)。しかしそれはぬいが自分を身代わりとするための演技と話をあわせるためのものであった。ぬいの決意をあずさには伝えないよう求められていたが、ぬいが嫌な奴との認識のままになるのには堪えられず、あずさに全てを打ち明けた(第二十二回)。
  戸山の夫・犬江真兵衛は杣木朴平の息子である。

  原作では親兵衛の蘇生後に剃髪して尼僧となり、妙真(みょうしん)と名乗っている。



房八 (ふさはち)

  • 二十歳。長禄三年(1459)生まれ。下総国行徳出身。
  • あずさの実弟。ぬいの入り婿。
    • 気が弱く頼りない性格。ぬいの入り婿となっていたが、突如離縁されて実家に戻ってきた。
+房八の詳細
  離縁の理由は、実姉のあずさが「罪人」となっている雪歩と接触し、古那屋に連れて来たのをぬいが見ていたためであった。雪歩の捕縛と殺害を考えるぬいを止めようとするが聞き入れられず、雪歩をかばってぬいの刀を受け、絶命した(第二十一回)。

  原作では、沼藺(ぬい)に相当。十珠伝と原作では主人公の性別が逆のため、この夫婦の性格や行動も逆転させてある。原作は「小文吾の妹が沼藺、その夫・房八が杣木朴平の孫、そして房八と信乃がそっくりの顔」となっている。
  原作における房八の行動は、十珠伝におけるぬいのそれとほぼ同じである。
  河原で信乃・現八・小文吾・文五兵衛が話している内容を耳にし、信乃と自分がそっくりであったため、祖先の過去を償うため、彼の身代わりとなる決意をした。自分を斬らせるために小文吾を繰り返し挑発するも、小文吾はそれに乗らず、結局古那屋に踏み込んで信乃を捕らえようとした。その際、息子の大八(親兵衛)と妻のぬいに重傷を負わせてしまい、うろたえたところを小文吾に斬られた。重傷を負ったがなんとか小文吾を止め、自分が信乃の身代わりとなることや自分たちの祖先の過去を小文吾に伝え、さらに信乃の破傷風を治すため、自分たち夫婦の血を使うようにも説得した。その後、信乃の快復や大八が八犬士の一人として蘇生するのを目にした。
  房八は八犬士に加われないことを悔やんでいたが、蜑崎照文は「息子は八犬士であり、房八自身も義や勇において八犬士に劣らず、また犬士の信乃を命を懸けて救った」と述べ、彼にも義実の召し文を示して里見家の家臣とならせた。房八もこれを受け、最期は小文吾の介錯により息絶えた。享年二十二。
  姓の「山林」は、祖父の姓「杣木」をばらして組みなおしたもの。父の姓は犬江である。房八と沼藺の名は、それぞれ逆にすると「八房」「いぬ」となり、母の戸山の名も、伏姫が篭った「富山」の訓と音が通じるなど、皆八犬士たちと関わる名詮自性となっていた。なお原作の房八は伏姫が亡くなる前年に誕生している。



ぬい

  • 下総国市川出身。
  • 房八の妻。戸山の長女で美希の実姉。
    • 雪歩とそっくりな顔立ちをしている。あずさは初対面の雪歩を ぬいと見間違えた。
    • 突如房八と離縁して彼を家から追い出したが、その日のうちに古那屋を訪れてきた。
    • 顔グラはあおみP提供。
+ぬいの詳細
  あずさが雪歩と話して古那屋に招いたのを目撃していた。そのため、雪歩が御所から追われていることを知ると、匿った連帯責任を免れるため、あずさの弟である房八と離縁した。
  さらに雪歩と自分が同じ顔であることから、雪歩が捕まらなかった場合に自分へ被害が来ることを懸念し、あずさに雪歩を引き渡すよう刀を突きつけて要求した。あずさがそれを拒否すると実力行使に及び、あずさを床に叩きつけ、止めるようにすがる房八と美希を撥ね飛ばした。ついに雪歩を斬るかという時、間に房八が飛び込んだために彼を斬ってしまい、一瞬戸惑ったところをあずさに斬られ、絶命した。なお美希は撥ね飛ばされた際に腹部を強打されており、致命傷となってしまった(第二十一回)。
  しかしこの行動は、自分の首を雪歩の身代わりとし、自分の祖父があずさの伯父を殺害した過去を償うためのものであった。
  四十年ほど前、ぬいの父方の祖父・杣木朴平は安房(神余光弘が国主で、山下定包が実権を握っていた時代)に住んでいた。朴平は民を圧政から解放するために定包を殺害しようと企てたが、逆にそれを察知した定包の罠にかかり、光弘と護衛の家臣を殺害してしまった。その家臣があずさの伯父(文五兵衛の兄)那古七郎だった。その後、杣木も那古も安房を出て姓を変え、三十八年後、仇とは知らぬままぬいと房八が結婚した。後になって「房八が那古七郎の甥」と知ったぬいの父は大いに気を病むようになった。夫婦である以上ぬいにはこのことを話し、「房八と古那屋の皆のために尽くせ」と遺言していた。ぬいはそれ以来、あずさのために命を懸けるつもりでいたのだった(第二十二回)。

  原作では、山林房八(やまはやし ふさはち)に相当。十珠伝と原作では主人公の性別が逆のため、この夫婦の性格や行動も逆転させてある。原作は「小文吾の妹が沼藺、その夫・房八が杣木朴平の孫、そして房八と信乃がそっくりの顔」となっている。
  原作での沼藺(ぬい)は十六で房八に嫁ぎ、房八からは「賢しく、人も羨む嫁」と評されている。
  房八と沼藺の名は、それぞれ逆にすると「八房」「いぬ」となり、母の戸山の名も、伏姫が篭った「富山」の訓と音が通じるなど、皆八犬士たちと関わる名詮自性となっていた。



暴風舵九郎 (あかしま かじくろう)

  • 市川に住む悪漢。
    • 偶然ぬいと房八の死に勘付き、その秘密を守るのと引き換えに美希を寄越すよう要求した。抵抗されると美希を殺そうとしたが、伏姫の介入による雷に打たれ、消し飛んだ。
    • 原作では未亡人の戸山に何度か言い寄っており、やはり安房へ向かう彼らの前に暴漢たちを引き連れて立ちはだかった。親兵衛を捕らえ殺そうとしたが、伏姫の介入による雷・暴風によって引き裂かれるという凄惨な最期を遂げた。
    • 顔グラは「三国志11」より張飛。






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