物品

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#contents() ---- *村雨丸 (むらさめまる) #image(10_murasame.png,left) -源家の宝刀で、鎌倉公方(後の古河公方)足利家の宝物。 -「殺気をもって抜き放せば刀身から露が滴り、人を斬って刀身が血塗られればますます露がほとばしり血を洗い流す」という奇特をもつ。 --架空の刀。八犬伝にて初めて登場した。妖刀と言われている「[[村正>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E6%AD%A3]]」とは別物で、八犬伝原作における村雨に呪いはかけられていない。村雨が妖刀扱いされるのは、1954年制作の映画「里見八犬伝 妖刀村雨丸」の影響だと思われる。 -八犬伝劇中では、敵が焚く篝火を消す、山火事を鎮めて火中に道を開くなどの効果をあらわし、犬士達の危機を切り抜ける場面が多くあり「御霊刀」と言うべき。また水気の力を用いる事から四神のひとつ「青龍の属性」を持つと思われる。 -青龍は水神であり河川や水に関連する事象を司り、古くから洪水や大雨は「水神様のお怒り、祟りである」という神話や民間伝承は地方問わずに多数ある。この事からも水を操る力を持つ村雨も当てはまる。 -村雨のモチーフとされているのは諸説あるが、有力な銘刀として下記に挙げられる。 --史実での源氏重代の太刀「童子切安綱」  (どうじぎりやすつな。源頼光所有→源頼朝→足利将軍家→織田信長→豊臣秀吉→徳川家康→徳川秀忠→松平忠直→越前松平家。現在は東京国立博物館蔵・国宝) --足利家代々の家宝「大典太光世」  (おおてんたみつよ。豊臣秀吉から加賀前田家に伝わり、現在も前田育徳会所蔵・国宝) --源義経の愛刀「薄緑」  (うすみどり。「膝丸」「蜘蛛切」とも。源平合戦で義経と共にあり、源氏重代の太刀として伝説があった故事から) --平家の宝刀「抜丸」  (ぬけまる。「木枯」とも。平家の猛将平忠盛の愛刀で、子の平頼盛に受け継がれ平治の乱で平家の勝利に貢献したという伝承から)  等がある。 -蟇六は大塚の長・匠作が死に、番作も死んだと考えて、匠作の娘・亀篠と結婚し、その縁によって鎌倉公方から長の地位を認められた。しかし番作は生きていたうえ、持氏から伝わる村雨丸を持っていたため、正当な長は番作ということになる。そのため自らの地位を危ぶみ、番作や雪歩から村雨を奪おうと画策していた。 #clear #region(所持した人物の履歴) &bold(){足利持氏}:家に代々伝えられていた &bold(){春王丸}:持氏の次男。護り刀として渡された &bold(){大塚匠作}:永享の乱において春王丸と共に守るよう持氏から託された &bold(){大塚番作}:結城合戦において匠作から託された(第二回) &bold(){萩原雪歩}:番作自害の際、いずれ古河公方に献上するようにと託された(第五回) &bold(){網乾左母二郎}:蟇六から摩り替えるよう依頼されたが、そのまま自分のものに(第七回) &bold(){水瀬伊織}:逃亡する左母二郎を討ち、浜路から雪歩へ渡すよう託された(第九回)  ×大塚蟇六:簸上宮六へ献上するも贋物であり手討にされた(第十回)  ×萩原雪歩:足利成氏へ献上するも贋物であり追われる身となった(第十八回) #endregion *役行者の数珠 (えんのぎょうじゃの-) #image(10_juzu.png,left) -役行者に七日間参拝した伏姫に、役行者自らが授けた数珠。108の珠から成り、10の大玉には模様が浮かんでいる。 -模様は彫ったのでも書いたのでもなく、珠の中に浮かび上がっている。 --模様はアルファベットだが、時代柄だれもそれとは気づかない設定。 #clear #region(数珠の詳細)   伏姫が受け取ってからずっと模様が浮かんでいたが、十房が安西景連を討ったときに全て消滅。一年後、懐妊を伝えられた伏姫が腹を斬ったときに現れた光を受けて模様が復活した。模様のある10の大玉は空に浮かび、飛散した。   原作での大珠の数は8で、「仁義礼智忠信孝悌(じん・ぎ・れい・ち・ちゅう・しん・こう・てい)」の一文字ずつが浮かんでいる。八房が景連を討ったときに「如是畜生発菩提心(にょ・ぜ・ちく・しょう・ほつ・ぼ・だい・しん)」に変化した。伏姫に懐妊が伝えられると「仁義礼智忠信孝悌」の文字に戻った。   また、信乃が庭の梅の木の下に与四郎の死骸を埋め、木の幹を削って「如是畜生発菩提心 南無阿弥陀仏」と書き付けていた。後日その木を見ると文字も木の傷もなくなっており、一度も実をつけたことのなかった梅の木に実が生じていた。一房に八つの実が付いており、一つ一つに「仁義礼智忠信孝悌」の文字が現れていた。 #endregion *模様の入った宝珠 #image(10_houju.png,left) -元は役行者の数珠を成していた大珠。諸国に飛散しており、それぞれに持ち主がいる。 --雪歩が手にしたときには、投げ捨てても戻ってきた。 --模様はアルファベットだが、時代柄だれもそれとは気づかない設定。 #clear *花に形をしたあざ #image(10_aza.png,left) -模様の入った宝珠を持っている人物の体についているあざ。人によって位置が違う。 --原作では牡丹の形をしている。八房のぶちも牡丹の形をしていた。 #clear *人物・宝珠・あざの対応表 |名前|宝珠|あざ|| |春香|CENTER:L|左の背中|子供のころ花飾りを作って遊んでいるときに偶然見つけた| |亜美|CENTER:T|右の太もも|父が取り寄せた丸薬の中に割れて入っていた。合わせると一つになり模様が浮かんだ。&br()あざの位置は髪を結んでいる側| |真美|~|左の太もも|~| |雪歩|CENTER:R|左の二の腕|生まれる前に母が神女から授かったが取り落とし消滅。&br()後に与四郎の首を落としたときに体内から飛び出した。聞かれたときには隠している| |やよい|CENTER:E|右の背中|生まれたときに胞衣を埋めるために敷居の下を掘ったら出てきた| |伊織|CENTER:i|左肩|不明| |真|CENTER:D|右目の下|不明| |あずさ|CENTER:M|左の尻|昔転んだときにできたあざが花の形に残った| |美希|CENTER:S|右脇腹|蘇生したときに出現| ----
#contents() ---- *村雨丸 (むらさめまる) #image(10_murasame.png,left) -源家の宝刀で、鎌倉公方(後の古河公方)足利家の宝物。 -「殺気をもって抜き放せば刀身から露が滴り、人を斬って刀身が血塗られればますます露がほとばしり血を洗い流す」という奇特をもつ。 --架空の刀。八犬伝にて初めて登場した。妖刀と言われている「[[村正>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E6%AD%A3]]」とは別物で、八犬伝原作における村雨に呪いはかけられていない。村雨が妖刀扱いされるのは、1954年制作の映画「里見八犬伝 妖刀村雨丸」の影響だと思われる。 -八犬伝劇中では、敵が焚く篝火を消す、山火事を鎮めて火中に道を開くなどの効果をあらわし、犬士達の危機を切り抜ける場面が多くあり「御霊刀」と言うべき。また水気の力を用いる事から四神のひとつ「青龍の属性」を持つと思われる。 -青龍は水神であり河川や水に関連する事象を司り、古くから洪水や大雨は「水神様のお怒り、祟りである」という神話や民間伝承は地方問わずに多数ある。この事からも水を操る力を持つ村雨も当てはまる。 -村雨のモチーフとされているのは諸説あるが、有力な銘刀として下記に挙げられる。 --史実での源氏重代の太刀「童子切安綱」  (どうじぎりやすつな。源頼光所有→源頼朝→足利将軍家→織田信長→豊臣秀吉→徳川家康→徳川秀忠→松平忠直→越前松平家。現在は東京国立博物館蔵・国宝) --足利家代々の家宝「大典太光世」  (おおてんたみつよ。豊臣秀吉から加賀前田家に伝わり、現在も前田育徳会所蔵・国宝) --源義経の愛刀「薄緑」  (うすみどり。「膝丸」「蜘蛛切」とも。源平合戦で義経と共にあり、源氏重代の太刀として伝説があった故事から) --平家の宝刀「抜丸」  (ぬけまる。「木枯」とも。平家の猛将平忠盛の愛刀で、子の平頼盛に受け継がれ平治の乱で平家の勝利に貢献したという伝承から)  等がある。 -蟇六は大塚の長・匠作が死に、番作も死んだと考えて、匠作の娘・亀篠と結婚し、その縁によって鎌倉公方から長の地位を認められた。しかし番作は生きていたうえ、持氏から伝わる村雨丸を持っていたため、正当な長は番作ということになる。そのため自らの地位を危ぶみ、番作や雪歩から村雨を奪おうと画策していた。 #clear #region(所持した人物の履歴) &bold(){足利持氏}:家に代々伝えられていた &bold(){春王丸}:持氏の次男。護り刀として渡された &bold(){大塚匠作}:永享の乱において春王丸と共に守るよう持氏から託された &bold(){大塚番作}:結城合戦において匠作から託された(第二回) &bold(){萩原雪歩}:番作自害の際、いずれ古河公方に献上するようにと託された(第五回) &bold(){網乾左母二郎}:蟇六から摩り替えるよう依頼されたが、そのまま自分のものに(第七回) &bold(){水瀬伊織}:逃亡する左母二郎を討ち、浜路から雪歩へ渡すよう託された(第九回)  ×大塚蟇六:簸上宮六へ献上するも贋物であり手討にされた(第十回)  ×萩原雪歩:足利成氏へ献上するも贋物であり追われる身となった(第十八回) &bold(){萩原雪歩}:荒芽山にて伊織から託された(第二十九回) #endregion *役行者の数珠 (えんのぎょうじゃの-) #image(10_juzu.png,left) -役行者に七日間参拝した伏姫に、役行者自らが授けた数珠。108の珠から成り、10の大玉には模様が浮かんでいる。 -模様は彫ったのでも書いたのでもなく、珠の中に浮かび上がっている。 --模様はアルファベットだが、時代柄だれもそれとは気づかない設定。 #clear #region(数珠の詳細)   伏姫が受け取ってからずっと模様が浮かんでいたが、十房が安西景連を討ったときに全て消滅。一年後、懐妊を伝えられた伏姫が腹を斬ったときに現れた光を受けて模様が復活した。模様のある10の大玉は空に浮かび、飛散した。   原作での大珠の数は8で、「仁義礼智忠信孝悌(じん・ぎ・れい・ち・ちゅう・しん・こう・てい)」の一文字ずつが浮かんでいる。八房が景連を討ったときに「如是畜生発菩提心(にょ・ぜ・ちく・しょう・ほつ・ぼ・だい・しん)」に変化した。伏姫に懐妊が伝えられると「仁義礼智忠信孝悌」の文字に戻った。   また、信乃が庭の梅の木の下に与四郎の死骸を埋め、木の幹を削って「如是畜生発菩提心 南無阿弥陀仏」と書き付けていた。後日その木を見ると文字も木の傷もなくなっており、一度も実をつけたことのなかった梅の木に実が生じていた。一房に八つの実が付いており、一つ一つに「仁義礼智忠信孝悌」の文字が現れていた。 #endregion *模様の入った宝珠 #image(10_houju.png,left) -元は役行者の数珠を成していた大珠。諸国に飛散しており、それぞれに持ち主がいる。 --雪歩が手にしたときには、投げ捨てても戻ってきた。 --模様はアルファベットだが、時代柄だれもそれとは気づかない設定。 #clear *花に形をしたあざ #image(10_aza.png,left) -模様の入った宝珠を持っている人物の体についているあざ。人によって位置が違う。 --原作では牡丹の形をしている。八房のぶちも牡丹の形をしていた。 #clear *人物・宝珠・あざの対応表 |名前|宝珠|あざ|| |春香|CENTER:L|左の背中|子供のころ花飾りを作って遊んでいるときに偶然見つけた| |亜美|CENTER:T|右の太もも|父が取り寄せた丸薬の中に割れて入っていた。合わせると一つになり模様が浮かんだ。&br()あざの位置は髪を結んでいる側| |真美|~|左の太もも|~| |雪歩|CENTER:R|左の二の腕|生まれる前に母が神女から授かったが取り落とし消滅。&br()後に与四郎の首を落としたときに体内から飛び出した。聞かれたときには隠している| |やよい|CENTER:E|右の背中|生まれたときに胞衣を埋めるために敷居の下を掘ったら出てきた| |伊織|CENTER:i|左肩|不明| |真|CENTER:D|右目の下|不明| |あずさ|CENTER:M|左の尻|昔転んだときにできたあざが花の形に残った| |美希|CENTER:S|右脇腹|蘇生したときに出現| ----

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