人物-アイマスキャラ

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年齢は文明十年(1478)時点。 #contents(fromhere=true) ---- *高木順一朗 (たかぎ じゅんいちろう) #image(00_shacho.png,left) -五十六歳。応永二十九年(1422)七月六日生まれ。 -安房国国主。居城は館山城。 --物語の発端となる人物。二十歳の時に結城合戦で敗れ、安房に落ち延びてきた。紆余曲折を経たのち、若くして安房の国主となる。 --若い頃から宝珠を探している。その理由は彼が安房に来てからの出来事と関係があるらしい。 --原作では[[里見義実(さとみ よしざね)>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E7%BE%A9%E5%AE%9F]]及び義成(よしなり)に相当。義実は架空説もあるがおそらくは実在した人物で、史実でも安房には白浜から上陸したらしい。一方義成は[[里見成義(さとみ しげよし。または義成・よししげ)>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E6%88%90%E7%BE%A9]]に相当するが、実在した裏づけが取れないため架空の人物とされている。 #clear #region(高木順一朗の詳細)   安房で出会った金碗孝吉に進言されて山下定包を討ち、平郡と長狭の長となる。しかし定包の家臣を裁いた際、玉梓に対して一度許すと言いながらもすぐに撤回し処刑を命じたため、彼女から呪いを受けてしまう。娘の伏姫が三年にわたり言葉を話さず感情も表さなかったのは、この呪いによる。(第十四回)   十六年後、安西景連から攻められた際、犬の十房に「景連の首をとれば伏姫を嫁にやる」と戯言を言うが、十房はそれを信じて本当に景連の首をとってきた。うやむやにしようとするが十房は大いに怒り、伏姫からも説得されるに及び、娘を犬に嫁がせることになってしまった。(第十五回)   原作では伏姫のあとに息子・義成(よしなり)をもうけており、三十七歳で家督を譲り隠居した。よって十珠伝でアイドルたちが登場する時代の高木順一朗は義成のパートを演じていることになる。   原作第四回(十珠伝第十二回)で安西景連から鯉を獲るよう要求されたが、このときの安房に鯉は生息していないことになっている。しかし原作巻之一巻頭には巨大な鯉に乗った義実の挿絵がある。これは義実が絶望的な状況から家の再興を成し遂げた、つまり「不可能を可能にした」ということを表しているらしい。また鯉という文字も「魚+里」と分解できることから「里見の魚」の意味を付すことができる。(高田衛 著「八犬伝の世界」より) #endregion *天海春香 (あまみ はるか) #image(00_haruka.png,left) -十七歳。寛正三年(1462)四月三日生まれ。上総国天羽郡関村出身。 -宝珠の模様は「L」。あざは背中の左側。 --高木家が探している、宝珠を持つ人物の一人。安房にて一年の訓練を受けた後、他の宝珠を持つ者を探す主命を受け、亜美・真美とともに旅をしている。 --宝珠は幼少の頃、花飾りを作って遊んでいるときにたまたま見つけた。あざは生まれつき。 --原作では 丶大法師(ちゅだいほうし)に相当。八犬士ではないため、珠もあざも持っていない。 #clear *双海亜美・真美 (ふたみ あみ・まみ) #image(00_amimami.png,left) -十三歳。文正元年(1466)五月二十二日生まれ。安房国出身。 -宝珠の模様は「T」。あざは太もも(亜美が右で真美が左)。 --高木家が探している、宝珠を持つ人物の一人。元服を迎えた少年少女の中から有望な者として見出され、宝珠を持っている事も確認されたため、特別な訓練を受けた。訓練は順一朗の予想を上回る成果を上げ、一年で他の宝珠を持つ者を探す主命を受ける事になった。春香とともに旅をしている。 --宝珠は父が取り寄せた丸薬の中に、二つに割れた形で混ざっていた。かけらを合わせるところ一つになり模様が浮かび上がった。二人で変わりばんこに所持している。あざは生まれつき。 --原作では蜑崎十一郎照文(あまさき じゅういちろう てるぶみ)に相当。八犬士ではないため、珠もあざも持っていない。 #clear #region(双海亜美・真美の詳細)   年頃の娘らしく楽しいことが好きで、任務のかたわらお祭り騒ぎの情報集めなども抜かりなく行なっている。   しかし自分たちの任務の重要性は理解しており、ぬいと房八の死の際にも目を背けようとしなかった(第二十二回)。 #endregion *小鳥 (ことり) #image(00_kotori.png,left) -年齢出身すべて不明。 --宝珠を探し始めた春香一行の前に突如現れた女性。「高木家の姫君の意思を伝える」と言い、結城へ向かうよう伝えた。一行の前に現れたのが今のところこの時のみである。他にも何らかの情報を持っているようだが、宝珠を持つ者が誰か、どこにいるのかなどはわからないと言っている。(第二回) --原作では……? #clear #region(小鳥の詳細)   美希が神隠しにあった際に女性の姿が見えたが、春香と亜美・真美はそれを小鳥、丶大法師は伏姫と認識した(第二十三回)。 #endregion *萩原雪歩 (はぎわら ゆきほ) #image(00_yukiho.png,left) -十七歳。寛正三年(1463)十二月二十四日生まれ。武蔵国豊島郡大塚出身。 -宝珠の模様は「R」。あざは左の二の腕。 --大塚に一人で暮らしている。祖父から父に委ねられた源氏の宝刀「村雨丸」を受け継いでおり、いずれ機を見て[[古河公方>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E6%B2%B3%E5%85%AC%E6%96%B9]]・[[足利成氏>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E6%88%90%E6%B0%8F]]に献上するよう告げられている。大塚の長は伯父夫婦であり、二人に村雨を狙われている。 --幼い頃は犬も平気だったが、ある出来事(第五回)をきっかけに苦手になった。 --宝珠は生まれる前に母が神女から授かり、同時に雪歩を授かった。あざは生まれつき。 --原作では犬塚信乃戍孝(いぬつか しの もりたか)に相当。「孝」の珠を持つ。あざは左腕。 #clear #region(萩原雪歩の詳細)   母の死後、父と二人で暮らしていた。九歳の時、雪歩に叱られて驚いた与四郎が村長の屋敷に飛び込み、屋敷の者に半殺しにされてしまう。さらに村長は与四郎が御教書を破ったため責任を取れと言いがかりをつける。父は嘘と見抜きつつも罪をかぶり自刃。気が触れた雪歩は自害しようとするが、瀕死の与四郎に気づき介錯。すると与四郎の体内から宝珠が現れた。宝珠は母が犬に乗った神女から渡されたときに受け取りそこねてしまい、そのまま行方が分からなくなっていた。そのとき足元にいたのが子犬の与四郎だった。雪歩は宝珠を投げ捨てるが、飛び返ってきて雪歩の顔に衝突、雪歩は正気を取り戻した。(第五回)   村雨丸を公方に献上するため古河へ赴いた際に春香一向に出会い(第十一回)、自分たちの宿縁について聞かされて自らもそれに加わることを決意した(第十八回)。   原作では父と死別するまで女装で育てられた。母の体が弱いこと、信乃の前に三人死産していること、そして「性別を逆にして育てれば丈夫に育つ」との言い伝えにあやかったことが理由。   十珠伝では父の死後も自宅に住んでいたが、原作ではすぐに長の屋敷に引き取られ八年余り共に暮らしている。また十珠伝では勝手に川に落ち気絶して村雨丸をすりかえられてしまったが(第七回)、原作では誤って川に落ち溺れそうになったふりをした蟇六を助けるために川に飛び込み、その隙に船にいた左母二郎に村雨丸をすりかえられている。 #endregion *高槻やよい (たかつき やよい) #image(00_yayoi.png,left) -十四歳。寛正六年(1465)三月二十五日生まれ。 -宝珠の模様は「E」。あざは背中の右側。 --大塚の村長屋敷の使用人。長夫婦は雪歩の様子を探るためにやよいを遣わしたが、本人はよく分かっていない。 --雪歩から避けられ気味であったが、同じ宝珠とあざを持っている事が分かってからは姉妹のような関係となる。(第三、四回) --原作では犬川荘助義任(いぬかわ そうすけ よしとう)に相当。「義」の珠を持つ。あざは背中の右側。 #clear #region(高槻やよいの詳細)   生まれは伊豆国北条。父は[[堀越公方>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E8%B6%8A%E5%85%AC%E6%96%B9]]・[[足利政知>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E6%94%BF%E7%9F%A5]]に仕えていたが、公方を諌めたため怒りを買い自刃。使用人も離散し、やよいと母も命からがら北条をあとにした。親戚を頼って安房に向かう途中、大塚において村長の屋敷に宿を求めるも断られ、体が弱かった母は倒れて息絶えてしまう。長は捨てるように母を埋葬し、その「恩」を着せてやよいを使用人とした。しかし翌朝、母を埋葬したところにあった榎にしめ縄がかけられており、驚いた村人が祀るための祠を設けた。それがさまざまな噂を呼び、いつしか母の墓は「行婦塚(たびめづか)」として信仰を集めるようになった。(第八回)   原作で荘助が使用人だった時の名は額蔵(がくぞう)。母の墓にしめ縄をかけたのは荘助自身。陣代を討ったのも荘助であり、道節(伊織)は大塚に来ていない。当初信乃(雪歩)からは警戒されていたが、宿縁を知って義兄弟となる。しかしその後も表向きは不仲を装い、自分以外の監視が信乃につかないようにしていた。 #endregion *水瀬伊織 (みなせ いおり) #image(00_iori.png,left) -十五歳。寛正六年(1465)五月五日生まれ。武蔵国豊島郡練馬出身。 -宝珠の模様は「i」。現時点であざは不明。 --水瀬監物定知入道道策(みなせけんもつさだともにゅうどうどうさく)の一人娘。一年前の[[江古田・沼袋原の戦い>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%8F%A4%E7%94%B0%E3%83%BB%E6%B2%BC%E8%A2%8B%E5%8E%9F%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84]]で父を喪い、下野。水瀬家当主を名乗っている。 --近郊では名の知れた剣豪であり、遁法(忍術)の使い手。火遁の術を極めている。(第十回) --原作では犬山道節忠与(いぬやま どうせつ ただとも)に相当。「忠」の珠を持つ。あざは左肩。 #clear #region(水瀬伊織の詳細)   代々公方方武蔵練馬家の家老として仕えており、江古田・沼袋原の戦いでは[[太田道灌>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E9%81%93%E7%81%8C]]の軍を部下の十条力二郎・尺八郎と共に突破。打倒扇谷上杉家を志し、当主[[扇谷定正>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E5%AE%9A%E6%AD%A3]]を打つべく力二郎と尺八郎に人材集めをさせていた。自らも別行動でそうするといいながら、実際は異母姉の浜路を探していた。(第八回)   剣の腕はかなりのものであり、戦場で男と一対一で戦ったり、逆上した簸上宮六を返り討ちにしたりしている。   原作の道節は浜路の異母兄だったが、こちらの伊織は異母妹になる。実兄がいたが、浜路の母により殺害されている。   力二尺八とは原作でも別行動をとっているが、こちらでは修験者に姿を変え、ひたすら仇討ちのための人材や資金集めに奔走している。「君父の讐を後にして、私事を先にはしがたし」として浜路の今際の願いより仇討ちを優先するほどであった。なお修験者に変装しているのは、「火定」を行なったように見せて民衆に銭を投げさせ、実際は火遁の術で消えた後にその金を回収するためである。火遁の術は「奇字隠語」で書かれた書が家に伝わっており、十五でそれを発見した道節は三年の独学により極めるに至った。   荘助(やよい)と大塚へ行き陣代を討ったのは十珠伝の創作であり、原作では浜路を火葬した直後に荘助と切り結び火遁で逃走している。その際に双方の宝珠が入れ替わっている。 #endregion *菊地真 (きくち まこと) #image(00_makoto.png,left) -十七歳。寛正三年(1462)八月二十九日生まれ。 -宝珠の模様は「D」。あざは右目の下。 --捕り物の名手。関東から京にまで名を知られた武芸師範・二階松山城介(にかいまつ やましろのすけ)の高弟であり、敵対する者もその腕を高く評価していた。 --原作では犬飼現八信道(いぬかい げんはち のぶみち)に相当。「信」の珠を持つ。あざは右目の下。 #clear #region(菊地真の詳細)   安房国洲崎出身。実の父は[[糠助>>http://www19.atwiki.jp/toojuden/pages/13.html#id_ae25270d]]。幼い頃、路頭に迷った糠助が心中しようとしていたところを育ての父に止められ、引き取られることになった。父は公方成氏の走卒で安房に向かう途中だったため、一月ほど古那屋に預けられた。その間あずさの母から乳をもらった乳兄弟であり、同じ珠とあざを持つことから義兄弟ならぬ義姉妹の関係となる。   父の死後は自らも成氏に仕え、今年からは獄舎番に任じられていた。しかし投獄される者の多くが公方や執権の怒りに触れただけだけの者たちであることに気づいて役職を拒否。辞職を願い出るも聞き入れられず、逆に自らが投獄されてしまった。   御所において雪歩が騒動を起こした際、捕り物の腕を買われて牢から出され、「捕らえれば無罪放免、過てば処刑」との命令を受けて雪歩と対峙することになった(第十八回)。 #endregion *三浦あずさ (みうら あずさ) #image(00_azusa.png,left) -二十一歳。長禄二年(1458)七月十九日生まれ。 -宝珠の模様は「M」。あざは左の尻。 --古那屋文五兵衛の娘。美希の義理の姉。房八とぬいは弟夫婦。極度の方向音痴。 --原作では犬田小文吾悌順(いぬた こぶんご やすより)に相当。「悌(てい)」の珠を持つ。あざは左の尻。 #clear #region(三浦あずさの詳細)   真とは幼い頃から付き合いがあり、同じ珠とあざがあることに早くから気づいて義兄弟ならぬ義姉妹の関係となっていた。   雪歩から聞いた宿縁をすぐに信じ、追われている雪歩と真を自宅に匿うことにした。そのやり取りを弟嫁のぬいに見られ、彼女を引き渡すように迫られるが、「雪歩たちは自分の家族だ」と言い切ってそれを拒否した。「赤の他人のために親類を犠牲にする気か」となじるぬいを何とかなだめようとするが、ぬいは実力行使に及び、あずさは一度ねじ伏せられてしまった。しかし暴走したぬいが美希と房八を害した上、雪歩を見つけて斬りかかるのを見ると、とうとう刀を抜いてぬいを斬ってしまった(第二十一回)。 #endregion *美希 (みき) #image(00_miki.png,left) -十五歳。寛正五年(1464)十一月二十三日生まれ。 --あずさの義妹。あずさの弟・房八が婿入りした ぬいの妹。 --離縁された房八が戸山と共に古那屋へ戻ってきたとき、何かに感づいて一緒についてきた。 --原作では大八、後の犬江親兵衛仁(いぬえ しんべえ まさし)に相当。「仁」の珠を持つ。あざは脇腹。 #clear #region(美希の詳細)   実姉のぬいが古那屋へ来てからは、雪歩を引き渡すかどうかに関してあずさ・ぬい・房八が争うのをじっと見つめていたが、ぬいが実力行使に出たのを見て初めて口を開いた。暴走するぬいを房八と共に抑えようとするが撥ね退けられてしまい、その際に腹部を強打され死亡した(第二十一回)。   しかし宝珠を持つ女子たちが集まり丶大法師が伏姫の数珠を持って経をあげると、数珠と宝珠が発光。光は美希に集まり、蘇生した(第二十二回)。その後、美希にもあざと宝珠があることが判明した。宝珠の模様は「S」、あざはぬいに強打された右脇腹に出現。   姉の死については理解したものの、納得して受け入れることはできず、釈然としない気持ちのまま一行とともに安房へ向かうことになった。しかし道中で暴風舵九郎に襲われ殺されそうになるが、伏姫の介入により救出、そのまま神隠しとされてしまう(第二十三回)。 #endregion *四条貴音 (しじょう たかね) #image(00_takane.png,left) -十八歳。寛正二年(1461)一月二十一日生まれ。 --音音とともに暮らしている少女。 --原作では力二郎の妻・曳手(ひくて)に対応。 --顔グラは歪氏の素材をお借りしました。 #clear *我那覇響 (がなは ひびき) #image(00_hibiki.png,left) -十六歳。寛正四年(1463)十月十日生まれ。 --音音とともに暮らしている少女。 --原作では尺八郎の妻・単節(ひとよ)に対応。 --顔グラは歪氏の素材をお借りしました。 #clear *善永 (よしなが) #image(00_yoshinaga.png,left) --関東管領・扇谷定正の側近。 --原作では巨田薪六郎助友に対応。太田道灌の息子。架空の人物。 --顔グラは[[∀P>>http://www.nicovideo.jp/tag/%E2%88%80P]]の素材をお借りしました。 #clear ---- 
年齢は文明十年(1478)時点。 #contents(fromhere=true) ---- *高木順一朗 (たかぎ じゅんいちろう) #image(00_shacho.png,left) -五十六歳。応永二十九年(1422)七月六日生まれ。 -安房国国主。居城は館山城。 --物語の発端となる人物。二十歳の時に結城合戦で敗れ、安房に落ち延びてきた。紆余曲折を経たのち、若くして安房の国主となる。 --若い頃から宝珠を探している。その理由は彼が安房に来てからの出来事と関係があるらしい。 --原作では[[里見義実(さとみ よしざね)>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E7%BE%A9%E5%AE%9F]]及び義成(よしなり)に相当。義実は架空説もあるがおそらくは実在した人物で、史実でも安房には白浜から上陸したらしい。一方義成は[[里見成義(さとみ しげよし。または義成・よししげ)>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E6%88%90%E7%BE%A9]]に相当するが、実在した裏づけが取れないため架空の人物とされている。 #clear #region(高木順一朗の詳細)   安房で出会った金碗孝吉に進言されて山下定包を討ち、平郡と長狭の長となる。しかし定包の家臣を裁いた際、玉梓に対して一度許すと言いながらもすぐに撤回し処刑を命じたため、彼女から呪いを受けてしまう。娘の伏姫が三年にわたり言葉を話さず感情も表さなかったのは、この呪いによる。(第十四回)   十六年後、安西景連から攻められた際、犬の十房に「景連の首をとれば伏姫を嫁にやる」と戯言を言うが、十房はそれを信じて本当に景連の首をとってきた。うやむやにしようとするが十房は大いに怒り、伏姫からも説得されるに及び、娘を犬に嫁がせることになってしまった。(第十五回)   原作では伏姫のあとに息子・義成(よしなり)をもうけており、三十七歳で家督を譲り隠居した。よって十珠伝でアイドルたちが登場する時代の高木順一朗は義成のパートを演じていることになる。   原作第四回(十珠伝第十二回)で安西景連から鯉を獲るよう要求されたが、このときの安房に鯉は生息していないことになっている。しかし原作巻之一巻頭には巨大な鯉に乗った義実の挿絵がある。これは義実が絶望的な状況から家の再興を成し遂げた、つまり「不可能を可能にした」ということを表しているらしい。また鯉という文字も「魚+里」と分解できることから「里見の魚」の意味を付すことができる。(高田衛 著「八犬伝の世界」より) #endregion *天海春香 (あまみ はるか) #image(00_haruka.png,left) -十七歳。寛正三年(1462)四月三日生まれ。上総国天羽郡関村出身。 -宝珠の模様は「L」。あざは背中の左側。 --高木家が探している、宝珠を持つ人物の一人。安房にて一年の訓練を受けた後、他の宝珠を持つ者を探す主命を受け、亜美・真美とともに旅をしている。 --宝珠は幼少の頃、花飾りを作って遊んでいるときにたまたま見つけた。あざは生まれつき。 --原作では 丶大法師(ちゅだいほうし)に相当。八犬士ではないため、珠もあざも持っていない。 #clear *双海亜美・真美 (ふたみ あみ・まみ) #image(00_amimami.png,left) -十三歳。文正元年(1466)五月二十二日生まれ。安房国出身。 -宝珠の模様は「T」。あざは太もも(亜美が右で真美が左)。 --高木家が探している、宝珠を持つ人物の一人。元服を迎えた少年少女の中から有望な者として見出され、宝珠を持っている事も確認されたため、特別な訓練を受けた。訓練は順一朗の予想を上回る成果を上げ、一年で他の宝珠を持つ者を探す主命を受ける事になった。春香とともに旅をしている。 --宝珠は父が取り寄せた丸薬の中に、二つに割れた形で混ざっていた。かけらを合わせるところ一つになり模様が浮かび上がった。二人で変わりばんこに所持している。あざは生まれつき。 --原作では蜑崎十一郎照文(あまさき じゅういちろう てるぶみ)に相当。八犬士ではないため、珠もあざも持っていない。 #clear #region(双海亜美・真美の詳細)   年頃の娘らしく楽しいことが好きで、任務のかたわらお祭り騒ぎの情報集めなども抜かりなく行なっている。   しかし自分たちの任務の重要性は理解しており、ぬいと房八の死の際にも目を背けようとしなかった(第二十二回)。 #endregion *小鳥 (ことり) #image(00_kotori.png,left) -年齢出身すべて不明。 --宝珠を探し始めた春香一行の前に突如現れた女性。「高木家の姫君の意思を伝える」と言い、結城へ向かうよう伝えた。一行の前に現れたのが今のところこの時のみである。他にも何らかの情報を持っているようだが、宝珠を持つ者が誰か、どこにいるのかなどはわからないと言っている。(第二回) --原作では……? #clear #region(小鳥の詳細)   美希が神隠しにあった際に女性の姿が見えたが、春香と亜美・真美はそれを小鳥、丶大法師は伏姫と認識した(第二十三回)。 #endregion *萩原雪歩 (はぎわら ゆきほ) #image(00_yukiho.png,left) -十七歳。寛正三年(1463)十二月二十四日生まれ。武蔵国豊島郡大塚出身。 -宝珠の模様は「R」。あざは左の二の腕。 --大塚に一人で暮らしている。祖父から父に委ねられた源氏の宝刀「村雨丸」を受け継いでおり、いずれ機を見て[[古河公方>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E6%B2%B3%E5%85%AC%E6%96%B9]]・[[足利成氏>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E6%88%90%E6%B0%8F]]に献上するよう告げられている。大塚の長は伯父夫婦であり、二人に村雨を狙われている。 --幼い頃は犬も平気だったが、ある出来事(第五回)をきっかけに苦手になった。 --宝珠は生まれる前に母が神女から授かり、同時に雪歩を授かった。あざは生まれつき。 --原作では犬塚信乃戍孝(いぬつか しの もりたか)に相当。「孝」の珠を持つ。あざは左腕。 #clear #region(萩原雪歩の詳細)   母の死後、父と二人で暮らしていた。九歳の時、雪歩に叱られて驚いた与四郎が村長の屋敷に飛び込み、屋敷の者に半殺しにされてしまう。さらに村長は与四郎が御教書を破ったため責任を取れと言いがかりをつける。父は嘘と見抜きつつも罪をかぶり自刃。気が触れた雪歩は自害しようとするが、瀕死の与四郎に気づき介錯。すると与四郎の体内から宝珠が現れた。宝珠は母が犬に乗った神女から渡されたときに受け取りそこねてしまい、そのまま行方が分からなくなっていた。そのとき足元にいたのが子犬の与四郎だった。雪歩は宝珠を投げ捨てるが、飛び返ってきて雪歩の顔に衝突、雪歩は正気を取り戻した。(第五回)   村雨丸を公方に献上するため古河へ赴いた際に春香一向に出会い(第十一回)、自分たちの宿縁について聞かされて自らもそれに加わることを決意した(第十八回)。   原作では父と死別するまで女装で育てられた。母の体が弱いこと、信乃の前に三人死産していること、そして「性別を逆にして育てれば丈夫に育つ」との言い伝えにあやかったことが理由。   十珠伝では父の死後も自宅に住んでいたが、原作ではすぐに長の屋敷に引き取られ八年余り共に暮らしている。また十珠伝では勝手に川に落ち気絶して村雨丸をすりかえられてしまったが(第七回)、原作では誤って川に落ち溺れそうになったふりをした蟇六を助けるために川に飛び込み、その隙に船にいた左母二郎に村雨丸をすりかえられている。 #endregion *高槻やよい (たかつき やよい) #image(00_yayoi.png,left) -十四歳。寛正六年(1465)三月二十五日生まれ。 -宝珠の模様は「E」。あざは背中の右側。 --大塚の村長屋敷の使用人。長夫婦は雪歩の様子を探るためにやよいを遣わしたが、本人はよく分かっていない。 --雪歩から避けられ気味であったが、同じ宝珠とあざを持っている事が分かってからは姉妹のような関係となる。(第三、四回) --原作では犬川荘助義任(いぬかわ そうすけ よしとう)に相当。「義」の珠を持つ。あざは背中の右側。 #clear #region(高槻やよいの詳細)   生まれは伊豆国北条。父は[[堀越公方>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E8%B6%8A%E5%85%AC%E6%96%B9]]・[[足利政知>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E6%94%BF%E7%9F%A5]]に仕えていたが、公方を諌めたため怒りを買い自刃。使用人も離散し、やよいと母も命からがら北条をあとにした。親戚を頼って安房に向かう途中、大塚において村長の屋敷に宿を求めるも断られ、体が弱かった母は倒れて息絶えてしまう。長は捨てるように母を埋葬し、その「恩」を着せてやよいを使用人とした。しかし翌朝、母を埋葬したところにあった榎にしめ縄がかけられており、驚いた村人が祀るための祠を設けた。それがさまざまな噂を呼び、いつしか母の墓は「行婦塚(たびめづか)」として信仰を集めるようになった。(第八回)   原作で荘助が使用人だった時の名は額蔵(がくぞう)。母の墓にしめ縄をかけたのは荘助自身。陣代を討ったのも荘助であり、道節(伊織)は大塚に来ていない。当初信乃(雪歩)からは警戒されていたが、宿縁を知って義兄弟となる。しかしその後も表向きは不仲を装い、自分以外の監視が信乃につかないようにしていた。 #endregion *水瀬伊織 (みなせ いおり) #image(00_iori.png,left) -十五歳。寛正六年(1465)五月五日生まれ。武蔵国豊島郡練馬出身。 -宝珠の模様は「i」。現時点であざは不明。 --水瀬監物定知入道道策(みなせけんもつさだともにゅうどうどうさく)の一人娘。一年前の[[江古田・沼袋原の戦い>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%8F%A4%E7%94%B0%E3%83%BB%E6%B2%BC%E8%A2%8B%E5%8E%9F%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84]]で父を喪い、下野。水瀬家当主を名乗っている。 --近郊では名の知れた剣豪であり、遁法(忍術)の使い手。火遁の術を極めている。(第十回) --原作では犬山道節忠与(いぬやま どうせつ ただとも)に相当。「忠」の珠を持つ。あざは左肩。 #clear #region(水瀬伊織の詳細)   代々公方方武蔵練馬家の家老として仕えており、江古田・沼袋原の戦いでは[[太田道灌>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E9%81%93%E7%81%8C]]の軍を部下の十条力二郎・尺八郎と共に突破。打倒扇谷上杉家を志し、当主[[扇谷定正>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E5%AE%9A%E6%AD%A3]]を打つべく力二郎と尺八郎に人材集めをさせていた。自らも別行動でそうするといいながら、実際は異母姉の浜路を探していた。(第八回)   剣の腕はかなりのものであり、戦場で男と一対一で戦ったり、逆上した簸上宮六を返り討ちにしたりしている。   原作の道節は浜路の異母兄だったが、こちらの伊織は異母妹になる。実兄がいたが、浜路の母により殺害されている。   力二尺八とは原作でも別行動をとっているが、こちらでは修験者に姿を変え、ひたすら仇討ちのための人材や資金集めに奔走している。「君父の讐を後にして、私事を先にはしがたし」として浜路の今際の願いより仇討ちを優先するほどであった。なお修験者に変装しているのは、「火定」を行なったように見せて民衆に銭を投げさせ、実際は火遁の術で消えた後にその金を回収するためである。火遁の術は「奇字隠語」で書かれた書が家に伝わっており、十五でそれを発見した道節は三年の独学により極めるに至った。   荘助(やよい)と大塚へ行き陣代を討ったのは十珠伝の創作であり、原作では浜路を火葬した直後に荘助と切り結び火遁で逃走している。その際に双方の宝珠が入れ替わっている。 #endregion *菊地真 (きくち まこと) #image(00_makoto.png,left) -十七歳。寛正三年(1462)八月二十九日生まれ。 -宝珠の模様は「D」。あざは右目の下。 --捕り物の名手。関東から京にまで名を知られた武芸師範・二階松山城介(にかいまつ やましろのすけ)の高弟であり、敵対する者もその腕を高く評価していた。 --原作では犬飼現八信道(いぬかい げんはち のぶみち)に相当。「信」の珠を持つ。あざは右目の下。 #clear #region(菊地真の詳細)   安房国洲崎出身。実の父は[[糠助>>http://www19.atwiki.jp/toojuden/pages/13.html#id_ae25270d]]。幼い頃、路頭に迷った糠助が心中しようとしていたところを育ての父に止められ、引き取られることになった。父は公方成氏の走卒で安房に向かう途中だったため、一月ほど古那屋に預けられた。その間あずさの母から乳をもらった乳兄弟であり、同じ珠とあざを持つことから義兄弟ならぬ義姉妹の関係となる。   父の死後は自らも成氏に仕え、今年からは獄舎番に任じられていた。しかし投獄される者の多くが公方や執権の怒りに触れただけだけの者たちであることに気づいて役職を拒否。辞職を願い出るも聞き入れられず、逆に自らが投獄されてしまった。   御所において雪歩が騒動を起こした際、捕り物の腕を買われて牢から出され、「捕らえれば無罪放免、過てば処刑」との命令を受けて雪歩と対峙することになった(第十八回)。 #endregion *三浦あずさ (みうら あずさ) #image(00_azusa.png,left) -二十一歳。長禄二年(1458)七月十九日生まれ。 -宝珠の模様は「M」。あざは左の尻。 --古那屋文五兵衛の娘。美希の義理の姉。房八とぬいは弟夫婦。極度の方向音痴。 --原作では犬田小文吾悌順(いぬた こぶんご やすより)に相当。「悌(てい)」の珠を持つ。あざは左の尻。 #clear #region(三浦あずさの詳細)   真とは幼い頃から付き合いがあり、同じ珠とあざがあることに早くから気づいて義兄弟ならぬ義姉妹の関係となっていた。   雪歩から聞いた宿縁をすぐに信じ、追われている雪歩と真を自宅に匿うことにした。そのやり取りを弟嫁のぬいに見られ、彼女を引き渡すように迫られるが、「雪歩たちは自分の家族だ」と言い切ってそれを拒否した。「赤の他人のために親類を犠牲にする気か」となじるぬいを何とかなだめようとするが、ぬいは実力行使に及び、あずさは一度ねじ伏せられてしまった。しかし暴走したぬいが美希と房八を害した上、雪歩を見つけて斬りかかるのを見ると、とうとう刀を抜いてぬいを斬ってしまった(第二十一回)。 #endregion *美希 (みき) #image(00_miki.png,left) -十五歳。寛正五年(1464)十一月二十三日生まれ。 --あずさの義妹。あずさの弟・房八が婿入りした ぬいの妹。 --離縁された房八が戸山と共に古那屋へ戻ってきたとき、何かに感づいて一緒についてきた。 --原作では大八、後の犬江親兵衛仁(いぬえ しんべえ まさし)に相当。「仁」の珠を持つ。あざは脇腹。 #clear #region(美希の詳細)   実姉のぬいが古那屋へ来てからは、雪歩を引き渡すかどうかに関してあずさ・ぬい・房八が争うのをじっと見つめていたが、ぬいが実力行使に出たのを見て初めて口を開いた。暴走するぬいを房八と共に抑えようとするが撥ね退けられてしまい、その際に腹部を強打され死亡した(第二十一回)。   しかし宝珠を持つ女子たちが集まり丶大法師が伏姫の数珠を持って経をあげると、数珠と宝珠が発光。光は美希に集まり、蘇生した(第二十二回)。その後、美希にもあざと宝珠があることが判明した。宝珠の模様は「S」、あざはぬいに強打された右脇腹に出現。   姉の死については理解したものの、納得して受け入れることはできず、釈然としない気持ちのまま一行とともに安房へ向かうことになった。しかし道中で暴風舵九郎に襲われ殺されそうになるが、伏姫の介入により救出、そのまま神隠しとされてしまう(第二十三回)。 #endregion *四条貴音 (しじょう たかね) #image(00_takane.png,left) -十八歳。寛正二年(1461)一月二十一日生まれ。 --音音とともに暮らしている少女。 --原作では力二郎の妻・曳手(ひくて)に対応。 --顔グラは歪氏の素材をお借りしました。 #clear *我那覇響 (がなは ひびき) #image(00_hibiki.png,left) -十六歳。寛正四年(1463)十月十日生まれ。 --音音とともに暮らしている少女。 --原作では尺八郎の妻・単節(ひとよ)に対応。 --顔グラは歪氏の素材をお借りしました。 #clear *善永 (よしなが) #image(00_yoshinaga.png,left) -関東管領・扇谷定正の側近。 -練馬の残党狩りのため、定正の影武者と共に行動していたところで伊織を発見、追跡している。 --原作では巨田薪六郎助友に対応。太田道灌の息子。架空の人物。 --顔グラは[[∀P>>http://www.nicovideo.jp/tag/%E2%88%80P]]の素材をお借りしました。 #clear ---- 

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