そう言えば…

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「そう言えばさ…」 買い物から帰る途中の小道、ふとマルスが口を開いた。 「どうした?マルス」 水竜「買い忘れの物でも思い出した?」 アイクと、その右肩で一匹楽してタイ焼きを喰っている水竜が不思議そうにマルスの方に顔を向ける。 「僕達ってあんまり活躍しないし、雑用だよね。僕に至っては王子なのに」 突然凄まじくどうでもいい愚痴を吐き捨てたマルス。それに対して、水竜が。 「でも、雑用って結構いい役してるらしいよ」 「雑用なのに?」 「雑用なのに」 そんなことを二人が言い合っていると、アイクが言った。 「それにこの物語ってこげぱん(ダークリンクのことらしい)とエアー(リンクのことらしい)がメインだしな」 ごもっともな意見である。 「そうだよ。どう足掻いてもあの二人がメインなんだよ」 「そっかー」 「なんだ?マルスはそんなに自分よりメインの二人が目立つのが嫌なのか?」 アイクがストレートに問う。 「別にメインキャラの活躍が許せないわけじゃないんだ。でもさ…」 「「でも?」」 マルスの言葉のつなぎが悪い。二人はマルスに答えを期待するように返答を待った。 数秒後、マルスがようやく口を開いた。 「あの二人が目立ち過ぎると、『皆!見ていてくれ!』って言えないじゃないか!」 一瞬、場が白けた。 「「・・・」」 「何?僕、何かおかしいこと言った?」 マルスは言って当然、と言う様な顔をしている。 どこまで冗談なのか本気なのかはっきりしてほしいところだ。 「なるほど、マルスらしい意見だな」 秘かにマルスLOVEなアイクは納得している。 「確かにマルスらしいね…」 水竜も関心しているが、きっとアイクの関心とはまた別の意味なのだろう。 「?まぁいいや、僕の目立つ機会はそれ以外にあるしね」 「そうだね」 マルスはすっきりしたような顔でまた、歩き出した。 アイクもゆっくりと歩き出す。マルスの言った「目立つ機会」とは何のことかと疑問を抱きながら。 「(そう言えばアイクって本編でもあんま活躍しないし番外編でも出で来ないよな。こいつが真の雑用なんじゃ…)」 水竜はそう思い、冷や汗が頬をつたった。 だが、そんなことマルスは思っちゃいない。 失礼と言えば、失礼な話である。 一方のアイクは、平然とした顔でマルスの後を追っている。その鈍感さが、なんだか哀れに見えるのは気のせいだろう。 こうして、家に着くまで水竜は冷や汗が止まらなかったと言う。 あとがき 思いつきで書き込んだ塵です。 短編でほのぼのとしたやつが書きたかっただけですが、これじゃあなんかアイクを哀れに見せるための文みたいじゃないか。 マルスが愚痴こぼしてるし。
「そう言えばさ…」 買い物から帰る途中の小道、ふとマルスが口を開いた。 「どうした?マルス」 「買い忘れの物でも思い出した?」 アイクと、その右肩で一匹楽してタイ焼きを喰っている水竜が不思議そうにマルスの方に顔を向ける。 「僕達ってあんまり活躍しないし、雑用だよね。僕に至っては王子なのに」 突然凄まじくどうでもいい愚痴を吐き捨てたマルス。それに対して、水竜が。 「でも、雑用って結構いい役してるらしいよ」 「雑用なのに?」 「雑用なのに」 そんなことを二人が言い合っていると、アイクが言った。 「それにこの物語ってこげぱん(ダークリンクのことらしい)とエアー(リンクのことらしい)がメインだしな」 ごもっともな意見である。 「そうだよ。どう足掻いてもあの二人がメインなんだよ」 「そっかー」 「なんだ?マルスはそんなに自分よりメインの二人が目立つのが嫌なのか?」 アイクがストレートに問う。 「別にメインキャラの活躍が許せないわけじゃないんだ。でもさ…」 「「でも?」」 マルスの言葉のつなぎが悪い。二人はマルスに答えを期待するように返答を待った。 数秒後、マルスがようやく口を開いた。 「あの二人が目立ち過ぎると、『皆!見ていてくれ!』って言えないじゃないか!」 一瞬、場が白けた。 「「・・・」」 「何?僕、何かおかしいこと言った?」 マルスは言って当然、と言う様な顔をしている。 どこまで冗談なのか本気なのかはっきりしてほしいところだ。 「なるほど、マルスらしい意見だな」 秘かにマルスLOVEなアイクは納得している。 「確かにマルスらしいね…」 水竜も関心しているが、きっとアイクの関心とはまた別の意味なのだろう。 「?まぁいいや、僕の目立つ機会はそれ以外にあるしね」 「そうだね」 マルスはすっきりしたような顔でまた、歩き出した。 アイクもゆっくりと歩き出す。マルスの言った「目立つ機会」とは何のことかと疑問を抱きながら。 「(そう言えばアイクって本編でもあんま活躍しないし番外編でも出で来ないよな。こいつが真の雑用なんじゃ…)」 水竜はそう思い、冷や汗が頬をつたった。 だが、そんなことマルスは思っちゃいない。 失礼と言えば、失礼な話である。 一方のアイクは、平然とした顔でマルスの後を追っている。その鈍感さが、なんだか哀れに見えるのは気のせいだろう。 こうして、家に着くまで水竜は冷や汗が止まらなかったと言う。 あとがき 思いつきで書き込んだ塵です。 短編でほのぼのとしたやつが書きたかっただけですが、これじゃあなんかアイクを哀れに見せるための文みたいじゃないか。 マルスが愚痴こぼしてるし。

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