21話の感想です。
今回は、大多数の想像通りの王道の展開でしたが、きれいにピースがはまる快感が爽快です。久々のアクション、そしてダウナーな撓めからの急反発、いいよね。
特に、各ヒーローからの追撃を受けながら、虎徹がワイヤーを使って逃走する一連のシーンは、「そうだよ、こういうアクションが最近足りなかったんだよ!」と心中で快哉を叫んでいました。
記憶改変については、案の定、難攻不落でした。共通する思い出を喚起するだけでは解除できず、難易度の低いはずのブルーローズとロックバイソンでさえ攻略に失敗したのがもどかしいです。記憶と差違のある証拠を示すのが正攻法なのでしょうが、これだけの人数相手では無理だし、記憶を取り戻した後にバーナビーのように情緒不安定になっても困るわけで、どういう秘策を採るのかに期待したいところ。
とはいえ、あのおじさんのことなので大博打がきれいに外れるかもという、若干の不安が‥‥。例えば記憶は戻らないけれど、おかしな事態であることは納得したので、とりあえず共闘してゆく、とかもアリかも。
楓ちゃんは父がヒーローであることを知り、マーベリックに遭遇し、順調にフラグを立てているのですが、実のところ彼女がどう動くのか予測がつきません。父親が戦っているところを目撃・介入するのは確定として、そのタイミングが不明。
あとまだ能力の詳細(コピーできる能力の種類の上限値とか、強さとか、期間とか)も明かされていませんし、すごい切り札感が漂っています。
ベンさんとルナティックもナイスサポート。共闘というより、あくまで手助けに留まっていた理由としては、彼らには彼らの戦いがあったからかなあ、と思っています。特にルナティックは、ヒーロー管理官としても事件に対処しなければならないわけだし。
というか、今回の話の軸が完全に虎徹なので、それを食わないよう、しかし個性が際だつよう、良いバランスで描写されているのが好もしい。ベンさんとの邂逅シーンは今回の話のターニングポイントだったと思います。持つべきものは理解者。
そのほかの感想。