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クリスシナリオ


一応、シナリオ概要が出来たので、アップします。
質問等あったら、mixiのメッセージででも送ってくださいな

3章
座の戦いに巻き込まれた冬青。
学校で黒板と殴り合ったりした日常は夜になると変貌する。
死ぬかもしれないという銀の言葉に怯えながらも、
自分が助かるために勝ち残ろうと夜の街を歩く。

その分、学校での日々は貴重なものだった。
だが、その中にも事件の影は見えていた。
昼休み、テレビから流れてきた殺人事件の報道。
空気が重くなる中、黒板の一言がすべてを壊す
「別に、どーでもよくね」、と。
その声に反応したのがクリスだった。クリスは黒板を平手打ちしてしまう。
意思表示をあまりしない方だったクリスの行動に全員が驚く。
「命を失うことは仕方ないかもしれません。けど、そのことを軽んじないで下さい」
そう言ったクリスの震える肩が冬青は頭から離れなかった。
(黒板のクリス好きフラグ。冬青のクリス気になるフラグ)

その夜、戦闘音が聞こえて、公園に行ってみると倒れ伏した紀坂の姿。
駆け寄ろうとすると、無数の銃弾が冬青を遮るように襲いかかる。
射撃方向を見てみると、闇から現れたのは2丁拳銃を構えたクリスだった。
「どうしてこんなことを!」と冬青がクリスを怒鳴りつけるが、
「当り前でしょう。これが、座の戦い。敵であるなら、容赦は出来ません」と、
言われて拳銃を向けられる。睨み合いの後、クリスは何もせずに去っていく。
ひとまず、紀坂を病院に連れていく冬青。そこに待っていたのはセフィラの藍澤だった。
紀坂を藍澤に預け、銀の言葉↑が現実と知り、冬青は体の震えを止めきれなかった。

学校に行ってみても、紀坂もクリスもいない。
黒板と音依は二人の様子を心配し、(黒板は80%クリスの心配)
お見舞いに行こうとするが、事情を知る冬青は思わず怒鳴ってしまう。
気まずくなる空気に耐えられずにその場から逃げ出す。
怒鳴った理由は分かっていた。ほんの数日の間に楽しかった日常が一変。
殺し合いにすら発展しかねない戦いを何故するのか。
命を大切にしていたクリスだけに疑問は深まるばかりだった。

そのことを確かめられる時が来た。再びクリスとの対戦。
冬青は弾幕の嵐で近付くことすらままならない。
それでも、自分が確かめたいことを一言ずつ言葉にして、クリスに問いかける。
その言葉は少しずつクリスの冷徹さを装った心を溶かしていった。
クリスは戦意を失い、戦いが終わりそうになるその時、冬青は異様な気配を感じる。
それは、クリスの父である黄苑恭介(クリスの後見人)のものだった。
恭介の一睨みに震えるクリス。冬青はこの時、恭介がクリスを戦わせていたことを理解する。
冬青は恭介に向かおうとするが、一歩も身体を動かせない。
「峻厳」の名を冠する恭介の重力結界でその場に無様に倒れることしか出来なかった。
銀の登場で結界は取り払われたものの、クリスは俯いたまま恭介と共に去っていってしまった。
何も出来なかった自分に対する不甲斐なさと恭介に対する怒りを冬青は悔やむことしか出来なかった。



4章
銀から恭介のことを聞かされる冬青。
セフィラが座の戦いに直接介入することはルール違反であり、
近い内に恭介は処罰を受けるだろうと説明される。
だが、それまで冬青は待っていられなかった。
恭介への怒りの源。それは、自分の家族が事故で他界したことに起因する。
もう二度と手に入れられないもの暖かい絆。
それなのに、どうして恭介は家族であるクリスを危険な戦いを強要するのか。
戦いを止めたがっていたクリスのためにも、冬青はクリスの家に忍び込むことを計画する。

銀の監視をかいくぐって冬青はクリスの家へ忍び込む。
そこは無数の結界が張り巡らされた場所だった。
大広間でクリスと対峙した冬青は、クリスとの戦いを避けて恭介を攻撃する。
重力結界で押し潰そうとする恭介に対して、冬青は大きく周り込むことで回避。
恭介の重力結界は、対象が個人ではなく場所であるために回避は可能だったのだ。
だが、それでも相手はセフィラ。当然の如く敵わない。
それでも、冬青は自分の怒りの限りを恭介にぶつける。「どうして、家族に人を殺させようとするのか」
恭介はその言葉に感じた怒りを隠さなかった。
「お前に何が分かる。大切な人を目の前で救わなかった私の気持ちなど!」
恭介の重力結界が途端に強さを増す。何重にも刻み込まれた結界が相乗効果を生んで冬青を捕らえる。
倒れ伏す中で冬青は自分の内なる力(トリスメギストス)が暴れ出すのを感じた。
結界を破り、驚愕する恭介を一閃。だが、初めて当てた一撃は浅いものでしかなかった。
力の暴れるままに恭介を追い詰めていく冬青。だが、それも長くは続かなかった。
得体の知れない無茶な力による反動と、大広間全体に刻まれていた千の重力結界が発動したからだ。
殺されそうになる冬青に間一髪飛び込んだのは、クリスと銀。
銀が結界を破壊し、クリスが冬青を連れ戻す。
この時、銀は冬青がトリスメギストスの力を使ったことを知る。←銀の殺害フラグ(但し、冬青には言わない)
銀が恭介に言い放つ。「あなたを過剰干渉により、拘束します」
圧倒的な力で銀は恭介を追い詰める。それでも、戦いを続ける恭介に対して銀は
しばらく動けない身体にする気で膨大な魔力を編み込んで放った。それに割って入ったのは
クリスだった。魔術はクリスを避けるようにして、屋敷の一部を破壊する。
(これは、クリスの本当の力である「ベクトルの操作」によるもの)
倒れ込むクリスに冬青は駆け寄る。その時に乱入してきたのが、出水だった。
銀を制して出水はその場を収める。
冬青はクリスに「もうこんな戦いなんて止めるんだ」と説得する。
戸惑うクリスに恭介が勘当を命じる。そして、クリスは座の戦いのリタイヤを宣言するのだった。



5章
4章で勘当を命じられたので、家にいられないクリスはひとまず冬青の家にくる。
銀が帰る直前で「一つ屋根の下ですが、決して変なことはしないように」などと
からかわれながらも、その日は疲労のためにすぐに寝た。

次の日、さすがに一つ屋根の下はマズイという結論に達した冬青は
クリスを誘ってある場所に向かう。その場所は旧冬青家。事故の前まで住んでいた家だった。
あの事故から親戚の家に行ったりで入ってなかったため、昔の様子がそのまま残されている。
その様子に冬青は懐かしさと辛さを覚えながら、クリスのためだと二人で掃除する。
あらかた、終わった所に物音を聞きつけてやってきたのが、隣に住む音依だった。
冬青とクリスが二人で掃除する姿に勘違いして怒る音依だったが、何とか事情を説明。
(この時点で音依はまだ、一般人扱いなので、多少の脚色あり)
音依もそういうことならと納得して、クリスのことなら任せなさい、と世話を買って出てくれる。
冬青とクリスは、音依によろしくと頼むのだった。

次の日からクリスは学校に復学する。黒板が、マジに喜んでいたのに冬青は思わず笑う。
久しぶりの日常に冬青は安らぎを感じていた。
放課後、音依のアシストのおかげで黒板を排したので、冬青とクリスは放課後デートに出かける。
商店街での特に行き場もないものだったが、嬉しそうに笑うクリスに冬青は心底よかったと思う。
クリスを送った後、音依に夕飯を誘われるが、冬青は辞退して一人家路につく。
音依の家は家族という暖かすぎる空間で冬青には耐えきれなかったのだった。

次の日、クリスも戻ってきたことで紀坂のお見舞いに行こうと黒板が提案。
クリスは辞退しようとするが、無理矢理押しきられてしまう。
病院で紀坂の病室に入る冬青一行。
紀坂は彼らの姿に笑みを見せるが、クリスの姿を見て一触即発の空気になる。
紀坂は一般人もいるので、武器こそ出さなかったが、その姿を見てクリスはその場から逃げ出す。
黒板と音依を置いて追いかける冬青。
クリスは病院の屋上でうずくまっていた。
あの時の事情はどうあれ自分が紀坂を傷付けたことに変わりはない。
それで友達としての関係が修復不能であることを怖がっていたのだ。
クリスを励まして病室に戻る。黒板と音依に無理を言って冬青と一緒に外に出てもらい、
病室の中には紀坂とクリスだけ。
中から聞こえる嗚咽と泣き声に、冬青だけが理由を知っていることを黒板は知り、
クリスと冬青の関係が進展していることを理解する。
その後、紀坂とクリスは仲直りをし、病室に入ってきた黒板達を紀坂のナイスフォローで
誤魔化したのだった。

毎度のことながら、唐突に現れる銀にクリスが拉致される。またどっかに行こうとしていたが、
おじゃんになったので、結局ぶらぶらしていた。(この時にクリスは冬青の呪詛を知る)
夕方公園でクリスと再会してその時、クリスは冬青に音依の家での夕食を誘う。
今度も辞退しようとしたが、クリスに懇願されて仕方なく行くことになる。
だが、やはり入ることは出来なかった。クリスに続いて玄関に入ろうとしたところで
足が止まってしまうのだった。
怪訝に思うクリスと玄関で何も言わない音依。
クリスが冬青の手を取ろうとした時、冬青はその手を振り払ってしまう。
そして、そのまま逃げるようにして駆け出すのだった。
夜の前を逃げるようにして走っていく冬青。
逃げ出した理由は単純だった。あの家族を感じる暖かな空間に耐えきれなかった。
6年前の事故から失った家族というものにどう対応すればいいのか、分からなかったのだった。
鍵すら閉めずに家の真っ暗な自室に入って冬青は座り込む。
当たり前になった1人の空間。何の音もないその空間こそが冬青の居場所だと考えていた時、
クリスが追いかけてくる。
帰らせようとした冬青に対して、クリスは言う。
「私に、暖かさをくれたのは、冬青君。あなたなんです」
クラスの皆との友達という関係。音依の家での家族という関係。すべてを取り戻したのは冬青。
だからこそ、クリスは冬青にも暖かさを感じてほしかった。そして、クリスは言う。
「私達、暖かさを忘れてしまっていた者同士、家族になることは出来ませんか」
クリスからの暖かさに戸惑い、冬青は身体の震えを抑えられない。
その震えを包み込むようにクリスは冬青をそっと抱きしめる。
「好きです。誰よりも、あなたのことが」
自分自身を認めてくれる、そんなクリスの気持ちに冬青は涙を流すのだった。
ひとしきり泣いた後、クリスは冬青の手を取る。今度は冬青も振り払うことはしなかった。
照れくさい気持ちを抱えながら、まるで、姉弟のようにして二人は音依の家へと戻る。
そこでは、音依がとびっきりの笑顔で出迎えてくれたのだった。

6章
次の日、放課後に冬青とクリスは見覚えのある人物に呼びとめられる。
それは、恭介との対決時に現れた出水だった。彼の口から銀の手による空の死亡という衝撃の事実が語られる。
さらには、綾香殺しの犯人も銀である可能性が浮上して、銀はセフィロトに敵対する者と認定される。
そして、クリスを参考人として招致することがセフィラ内部で決まったため同行を願い出たのだ。
当然、クリスは戸惑うし、冬青は怒る。それを宥めるように出水は
銀が死亡前に最後に会った人物が確認出来ている限りではクリスなので当時の銀の様子を聞きたい
ということであり、疑ってはいないと言う。
クリスは出水とセフィロトへ赴いたので、一人で帰ることになった冬青は黒板に呼び止められる。
話の内容はクリスのこと。
黒板はクリスが冬青を好きだということを病院で気付いていた。
その上で、クリスに告白すると宣言したのだ。
ふられることは覚悟している。それでも、自分の気持ちには正直でいたい。
そして、クリスのことを絶対に護るってほしい、と。
冬青は黒板の想いを理解し、男同士の誓いを交わすのだった。(その後、黒板は玉砕)

その後、冬青とクリスは銀の無実を証明するために行動を開始する。
その内容は、綾香殺しについてであった。
空の殺害については、死体が銀のラボで見つかったことからまず間違いないと思われる。
だが、綾香殺しは濡れ衣だと判断したのだ。
様々な人に話を聞いていくのだが、その中で冬青は妙なことに気付く。
だんだんと銀の綾香殺しが絶対的な真実となっているのだ。
過去すら改竄して銀の綾香殺しを確定させていく力が存在するのだ。
過去との矛盾を認識できたのは、揚羽との戦闘中だった。
「始めから銀を疑っていた。冬青なんか元から関係ない」
その言葉で、銀は何らかの勢力によって罪を擦り付けられたことを自覚するのだった。

その後、ラボを探ると事件の背景、時の杯についての銀の遺言を得る。
司書は姿を見せずに空との戦闘後の隙をついて攻撃したため、銀は誰に殺されたか気付けず。

クリスと冬青が二人で帰っている所を何者かに襲われる。(設定は出水)
姿を確認出来ない状態での多方向からのダッシュヒョウの連撃にクリスは傷を負ってしまう。
その時に予想もしない乱入者がやってくる。それが、黒板。
飛んできたダッシュヒョウから黒板を守ろうとした冬青達を尻目に具現した野太刀で防ぎきり
紡いだ法術で敵が仕掛けていた呪術を打ち破る。
予想外の事態に敵は引いていった。黒板が座の戦いに参加していたことは驚きだったが、
助けてくれたことに礼を言おうと冬青は駆け寄ろうとする。
だが、黒板は冬青に対して野太刀を振るう。
どうして、クリスを守らなかったのか。冬青が命を捨ててでも守るべき存在のはずなのに、
どうしてこんな危険な目に合わせたのかと黒板は冬青を責め立てる。
防戦一方の冬青であったが、クリスの様子が気になる。
クリスを見るとうずくまって震えていた。冬青がクリス、と叫ぶと
その声に気付いて黒板が攻撃を止める。その隙に冬青はクリスに駆け寄る。
傷が深かったのかと思ったが、どうやら違うようだった。
ごめんなさい、私が悪いから、と呟き続け、ずっと震えていたのだった。
黒板はクリスを見て歯軋りをすると、そのまま何も言わずに去っていった。

冬青家に戻って冬青はクリスを宥める。ようやく落ち着いてきたクリスに冬青は
どういうことなのか、と問いかける。
「昔を思い出していたんです」クリスはつぶやいた。
黒板の姿が恭介と重なって、フラッシュバックを起こしていたのだった。(三章恭介登場時と同じ)
どうして・・・と問いかける冬青にクリスは答える。
「また、私のせいで大切な時間を壊してしまったからです」
クリスは自分の過去を話し始める。
仕事のために海外を飛びまわっていたけど、とても優しくて大好きだった両親。
でも、だからこそいない時はとても寂しかった。
誕生日に戻れるかどうか分からない時、仕事先へ毎日のように電話した。
その願いが通じたのか、予定が早まって誕生日の夕方には両親は帰ってくると約束してくれた。
でも、その願いは叶えられなかった。
待ちきれなくなって迎えに家を出たクリス。
裏路地で暗転した意識、目覚めた時に目の前に広がった嘘のような本当の光景。
力ない母を抱きしめて叫ぶ恭介。飛び散った血。
母は帰らぬ人になった。
それから、父は変わってしまった。私が母みたいに死んでしまわないよう、
そのためだけに父は行動するようになった。
昔のような暖かな関係を取り戻すことは出来なかった。すべての元凶は私自身にあるのだから。

その言葉を冬青は否定する。
黒板と恭介が似通っているというなら、黒板がクリスを好きなように
恭介は今もクリスのことを大切に思っている。なら、昔のような関係はきっと取り戻せるはずだと。
黒板との関係だっと、きっといつも通りになる。必ずしてみせる。
そう言った冬青の言葉にクリスは小さく頷くのだった。



7章
あの事件以降黒板は学校に来なくなる。
しばらくは、警戒していたものの2、3日は何事もないかのように過ぎていった。

そして、来たるは冬青の誕生日。
クリスと音依が誕生日パーティーを開いてくれるそうで
料理の材料を買いに行くので冬青には家で待っていてほしいとのこと。
家での強制待機になった冬青は嬉しさを感じながらも、黒板のことが気になっていた。
黒板も誕生日は同じ日なのだ。
今はどうしているだろうかと考えると、現状を喜んでいることが躊躇われた。

時間が経つにつれて、冬青はだんだんと二人のことを心配し始める。
最初こそ探しに行くのが躊躇ったが、夕焼けが見え始めた頃に冬青は二人を探しに行こうとする。
その時、インターホンが鳴って、冬青はようやく来たのかとドアを開ける。
だが、そこにいたのは無数の傷を負った音依ただ一人だった。
傷を心配する冬青に音依は、
自分が座の戦いの参加者だったこと。突然現れた黒板に応戦しようとしたが、歯が立たなかったこと。
クリスも戦おうとしたが、自分が人質になってしまったことで何も出来なかったこと。
そして、クリスが黒板に連れて行かれたことを告げる。
冬青は自分が付いて行かなかったことに自責の念を覚えるが、その思いを飲み込んで
音依を病院へと連れていくのだった。

病院で会ったのは紀坂だった。
藍澤が治療のために音依を連れていくと、紀坂と夜の待合室で二人きりになる。
事情を問いただす紀坂に冬青は一つずつ答えていった。
その場に恭介が姿を現わす。冬青は恭介を警戒するが、恭介には以前のような雰囲気は失われていた。
紀坂と恭介が仲がよいことに驚く冬青だが、紀坂は同じ病院なんだから当然と言う。
冬青と恭介だと話が拗れそうなので、紀坂を通訳代わりに現状を説明する。
その話を聞きながら、冬青は恭介が激昂することを覚悟する。
だが、恭介は昔話を始める。それは、クリスが話した時と同じ話。
海外に出てばかりでクリスい悲しい思いをさせたこと。何もかもが自分の責だったこと。
クリスが自分を責めているように、恭介もまた、自分を責めているのだった。
互いの互いに対する申し訳なさが冷たい親子の関係を生んでしまっていたのだ。
そのことを冬青は恭介に話すが、恭介はもう関係は戻せない、と言う。
その言葉に何とも言えない想いを抱きながら、冬青は恭介に頭を下げていた。
銀の代わりに後見人になってほしい、と。
その申し出に対して、恭介は冬青に問いかける。
冬青の呪詛はもう限界に近い。命を捨ててでも、クリスを護る覚悟はあるか、と。
冬青は答える。
断る。それじゃ、黒板や恭介と同じだと。クリスの前に立ってすべてから守る存在より、
隣に立って手を握れるような存在になりたい、と。
その答えに満足したかのように恭介はその申し出を受け入れ、呪詛の解決法もあると冬青に言うのだった。


8章
病院を出ようとする冬青と恭介に治療を受けた音依がやってくる。
黒板のことは恨んでいないから、そのことを伝えてほしいと音依は願った。
紀坂は拳骨一発で許してやる、とのこと。
最終決戦の場所はセフィラの総本山。神々の門の前。
その場所には既に、黒板・クリス・残ったセフィラがいた。
虎次郎の合図と共に始まる最終決戦。
黒板は冬青と剣を合わせる度に二人は自分の想いを言い放つ。
黒板は、クリスを守るためにすべてから守る。失ってしまった命への感情を教えてくれた
クリスには生きていてほしい。冬青にはクリスを守る資格はない、と。
冬青は、黒板は間違えている。そのやり方ではクリスを悲しませるだけだ。
皆で笑うために戦うのだ、と。
戦況は、常に冬青が不利だった。元々実力で冬青は黒板に劣る。
その上、呪詛が冬青を蝕んでいるのだから当然のことだった。
剣を弾き飛ばされ、黒板は冬青にトドメを下そうとする。
そこで助けに入ったのが黒板の結界を破ったクリスだった。
クリスの説得によって黒板は戦うことを放棄する。
この瞬間、今回の座の戦いの勝者が冬青に決まった。
門が開き、冬青は歩を進める。だが、その時に異変が起こった。
門から溢れ出る無数の手。冬青を絡め捕ろうとする手を寸前で避けた所で
突然、出水が冬青を門へと入れようとする。
何とか回避したところで今回の黒幕が出水だと発覚する。
出水こそが空を操り、銀を殺し、すべての罪を擦り付けようとした存在であった。
応戦しようとする冬青だが、既に呪詛で限界に達していた冬青は動けない。
代わりに戦ったのが黒板だった。クリスは恭介に諭され、冬青の呪詛を認識し、
恭介へと移し替えることに成功する。
復活した冬青はクリス、黒板と共に出水を撃破し、門は閉じられる。
呪詛をその身に宿した恭介が三人に語りかける。
冬青には、クリスを頼む、と。
黒板には、自分のようにはなるな、と。
クリスには、これからは幸せになってほしい、と。
駆け寄ろうとするクリスだが、恭介はそれこそが、自分への罰なのだからとそれを拒絶する。
だが、冬青はクリスの手を引いて恭介と引き合わせた。
最後の時に、親子はようやく許しあえたのだった。その後、パパンは死亡


おわり。