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放課後。
廊下でざわめきが起こっている。
輪になっている数人の女子生徒の横を、年下の児童がいぶかしげに眺め通り過ぎる。
「私たちは信じてないのよ。梶や田中が言ってるの聞いただけ。なっちゃんがそんな写真…」
半泣きになりながらひとりが木村なつみに言う。
顔を覆って泣いているなつみは背が高く、均整のとれた体型と、前髪を揃えた幼い髪型は少し不釣り合いに見える。
彼女は顔を覆ったまま、不安げな友人の輪から離れ、歩いて行った。

廊下を曲がって友人達が見えなくなると、なつみは顔から手を離した。涙は出ていない。
濃い眉を吊り上げて呟く。「ネギの奴…」
すれ違った男子が、慌てて道をよけた。
「おい!あれ…」
校門にたむろしていた4組男子のリーダー格、梶真一と仲間は会話を止めた。
噂の主が怒りもあらわに向かってくる。「ネギどこ!?」
一同の顔に浮かぶ複雑な表情を見て、なつみの推測は確信に変わる。
(あいつ、しゃべったんだ。)
「知らねーよ。帰ったんだろ。」と梶。なつみはくるりと踵を返し、校門に走り去った。

ネギ。本名根岸マナブ。
4組で一番背が低い銀縁眼鏡のさえないこの少年は、木村なつみの幼稚園からの幼なじみだった。


…体格も良く活発ななつみとオドオドして何を考えているかわからないマナブは最近ではもう校内で会話することは少なかったが、なつみは時々彼の家を訪ねた。
大抵退屈しのぎに彼を泣かせて引き揚げるのだが、何故かマナブは彼女の来訪を拒むことは無かった。
そんな彼は今、「ディスカウント・サンエー」の「キッズひろば」保護者ベンチにぽつんと座っていた。
あの夜見た、なつみのたくましい裸体と現在の苦境が交錯し、なすすべもなく爪を噛んでいる。
ゴツン!
不意に頭に衝撃が走り、クラクラしながら見上げると、そこになつみが立っていた。
「な、なっちゃん…。」
「あんた困ったとき、ここしか来るとこないの? それから、外でなっちゃんって呼ぶのやめて。」胸ぐらを掴んで引き寄せる。
「しゃべったのね!あんた!!」
マナブは顔を背け黙り込む。
ゴツン!
再び衝撃。
「…ごめんよぉ…。」
「あんたあれだけ内緒って言ったでしょ!!」
今度はなつみがクラクラした。
「…なっちゃん自分で脱いだんだし…」三たび衝撃…


三発目の鉄拳。
マナブの目に涙が浮かんだ。
「デジカメ買ってもらったって、珍しくはしゃいでたから…」
あの夜、逃げるマナブからデジカメを取り上げ、撮影データを全て消去していたのが救いだった。
「いい?明日、梶や福田に『全部ウソでした。作り話です。』って言うのよ!」「うぅ…。」
泣きだした。
「…殴られる…。」「エミちゃん三人から聞いたって!このままじゃあたし都市伝説よ!!」
マナブは頭を抱え嗚咽している。
ようやくなつみの「水泳女子自由形県大会二位」の忍耐力が戻ってきた。
「…言うこときいたら今度は触ってもいいよ。開脚倒立もやったげる。」
マナブはガバ!と顔を上げ猿のような笑顔で答えた。
「うん!わかった!」
なつみは再び渾身の忍耐力で拳を抑えた。
「明日お母さんも棚卸しで遅いの。いい報告待ってるわ。」

次の日、好奇と欲望の視線に耐え、ようやく下校したなつみはぐったりとジャージ上下に裸足の姿でベッドに倒れ、マナブを待っていた。
彼が晴れてデマの張本人になってくれれば、約束などどうでもいいのだが、何故か猛烈に興奮したあの夜以来、ふと気付くとショーツの中に手を這わせている夜が続いている。
(…すこしだけ、ご褒美をあげようか…)
またショーツが濡れていた。

約束の時間になつみは玄関に出た。
すでにマナブは大きなリュックを背負い、ドアに背を向け立っていた。
「入んなさいよ。」彼は無言でなつみの部屋まで従った。

「何その荷物?」
彼はニヤリと笑い、リュックの中身をベッドにあけた。
毒々しい原色やクリアカラーのプラスチック製品、革製品、手錠…見慣れないものばかりだが、何かはすぐ解った。
「大人のおもちゃ」だ。
マナブはニコニコなつみを振り返ったが、なつみの鋭い蹴りが彼の薄い胸に命中した。
(このバカは…)
尻もちをついて唸っているマナブの前にもう一歩踏み出したなつみは脚をゆっくり上げ…マナブの股間をぐいと踏みつけた。
(話の前にちょっとだけ遊んでやるか。)
爪先を動かしながら言う。
「出しなさいよ。見てあげる。」
「あっ… 」
マナブは混乱しながらも、あたふたとジーンズを下ろした。


中途半端に勃起した、まだ成長途中のペニスを、再び素足で踏み付ける。
足裏の感触がキュゥン、と脚を登って股間を疼かせる。
「気持ちいいの?」なつみ自身も加速してゆく欲求に息が荒くなる。ぬめる足指。

そろそろ本題に入らなくては。
壁に貼り付けた「忍耐」の文字に目を向け、名残り惜しいが足を止める。
「ちゃんと言ってきたの?、あれは嘘でした、って。」
うっとり呆けていたマナブはむっくり身を起こし、目を伏せて答えた。
「…言ってないよ。」
「じゃ何しに来たの!! また約束破る気!!」
詰め寄る彼女にマナブは一枚の写真を差し出した。
「僕の一番好きな写真。」
そこにはすこしうつむいて、裸で佇むあの夜のなつみの姿があった。「全部消去したのに!!」
「デジカメって消去しても復元する機能があるんだ。なっちゃん昔からメカ弱いもんね。」
形勢逆転だ。
「ごめんね。でも、なっちゃんにはこれまでの償いをたっぷりしてもらうよ。」
マナブが拍子抜けするほど、なつみはするすると、素直にジャージを脱いだ。


「あああああ!! おおん…。」
とうとう声を出してしまった。
四つん這いで高く尻を上げ、むきだしの局部を指と舌で丹念に責められている。今や座右の銘であった忍耐も失いつつあった。
「ほら、ちゃんと頼んでよ。『なつみのおしりの穴も舐めて下さい。』って。」「…なつみの…おしりのあな、なめてください。」
マナブの要求全てに、彼女は従順に応え、自ら進んで奉仕する。
汗ばんだしなやかな肢体に潤んだ瞳。這いまわる舌。
マナブは自分が火をつけた幼なじみの獰猛な性欲にやっと気付いたが、その時彼はすでに、がっちりとなつみの体の下に組み伏せられていた。
「な、なっちゃん!!」
捕食される獲物のようにマナブはばたばたと足掻いが、彼女の熱い膣はぬるりとマナブを呑み込んだ。
「あああ! !」
女のような悲鳴。
鍛えられた下半身の力強く滑らかなグラインドに、マナブは為す術もなく、すぐに絶頂を迎えたが、なつみの筋力は彼の射精を許さなかった。
さらに熱く、強く彼を締め上げ、自らの歓びをむさぼる。
「ひああぁ!! なっちゃん!!…助けて!!」
ようやくなつみが満足したとき、マナブは意識を失った。

パシャ
眩しい光に目を覚ましたマナブは、すでに衣服をまといカメラを構えたなつみを見上げた。
ずれて曇った眼鏡、涙と鼻水だらけの顔。
肋のでた胸に精液が大量に飛び散っていた。
「こんなみじめな写真、まぁちょっと見られないわね。」
犬歯を見せて微笑む。
マナブはペタンと座り込み、眼鏡を外し泣き始めた。
「あんたはどうやっても私に勝てないのわかったでしょ。顔拭いてあげるから、こっち来なさい。マナブ。」


END