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私は5年生になったばかりです。
お父さんは居ません。お母さんと二人暮しです。

昼間、お母さんが働いているので、小さい頃から私はいつも1人でした。
小学校に上がる寸前くらいに昔居たおうちから、田舎のほうにある小さい団地にひっこしてきたので
なかなか周りの女の子の集団になじめなくて。
そんな中で、低学年の頃に隣に住んでた3人兄弟がたまに遊んでくれてました。
今はそのおにいちゃん達は引越してしまったので、良く分りませんが、
私が小学一年生のときに、高学年くらいだったと思います。
そのお隣のお兄ちゃんたちが誘うのはいつも、田んぼだったか畑のはしっこにあった、
ヒミツキチ、と彼等がよんで居たところした。女の子で連れて行ってもらえるのは
わたしだけなんだぞ、と言われて、最初はとても嬉しかったです。
バッタとかカマキリを捕まえてくれたり、草笛を作ってもらったり。
食べられる木の実(おいしくなかったけど)を教えてもらったりして。
だけど、ちょっとおかしいな、と思いはじめたのは、いつだったでしょうか。
おにいちゃんは、ヒミツキチでは必ず私のスカートのなかに頭をいれて、匂いを
嗅ぐのです。
「お前のお尻、くさいなぁ」
お尻が臭いのはあたりまえです。でも、そう言われた事が恥ずかしくて、いつも
真っ赤になってうつむいて、何も言えなくなってしまいました。
もちろん、おうちに帰ってからお母さんに話すとか、考えられませんでした。
他にも、もっとちょっとエッチな悪戯をされたような気もするのですが、今は
あんまりよく覚えていません。

ただ、小学校2年生のときの夏休み。あの時のことは良く覚えています。
私は、おにいちゃんたちに、
「かぶとむしを採りにいこう」
と誘われました。


女の子だけど、カブト虫には興味があるなんて、私はちょっと変だったのかな?
でも、すごく楽しみで、次の日がまちきれないくらいでした。
朝はやくおきて、おかあさんにお昼のパン代をもらって、急いで約束の場所に
向かいました。
お兄ちゃんたちは、自転車にのってました。その後ろにのっけてもらいました。
自転車のふたりのりも初めてで、ちょっと恐くて、後ろからギュっとおにいちゃんの
体にしがみついていました。
途中で、ラジオ体操に出かける、同じクラスの男の子に会いました。
「わたし、かぶとむしを採りにいくんだよー!」
と自転車で追い越しながら声をかけると、
「僕も行きたい!」
と、ちょっと走りながらついてきました。
おにいちゃんたちは、笑って、
「二人乗りできる自転車がこれしかないから、無理なんだ」
といって、振り切ってしまいました。
お兄ちゃんたちがのってるののうち、2台は後ろに荷台が無いものでしたから。

「着いたよ、おりて」
どれくらい走ったでしょうか。
今迄来た事のない、小さな川のある場所に連れていかれました。
普段は大人の人が付いている時以外は、こんなに遠くへきたことはありませんでした。
橋のたもとには、2階建てのおうちくらいのコンクリートの建物がたっていて、
窓が全部板でXの字に打ち付けられていて、玄関ぽいところも何枚もの板で塞がれていました。
今となっては、そこが、どうやら潰れて放置されている喫茶店か何かの建物だったのだろうと
思いますが、その時はなんだかよくわかりませんでした。
お兄ちゃんが玄関にはめてある板をガッガッと足でけると、下のほうの何枚かが外れて
小さい穴ができました。
その中へ、入るようにいわれます。
私がためらっていると、
「この中にカブト虫がいるんだよ」
といって、小さいほうのお兄ちゃんが4つんばいになって中に入って行きました。


泥棒にはいるみたいな、後ろめたさを感じながら
せかされて、私も中に入りました。
入ってすぐ一階は喫茶店のような、お店っぽいつくりになっていて、
すごく汚くて、ガラスとかバリバリに割れておちてて、椅子も全部転がってしました。
「ガラス、危ないから気をつけて」
お兄ちゃんは私の手をひっぱって、階段をのぼって2階へと上がりました。
2階は一階より狭くて、物とか殆ど無くて、がらーんとしてました。
でもポツン、とベッドが1台だけ置かれていました。
「上にのってジャンプすると楽しいよ」
と言われて、面白そうだな、と思って上にのりました。
漫画とかで、ベッドのうえでトランポリンみたいに跳ねるのを見た事があった
けど、自分ちじゃできなかったし、ちょっとあこがれてました。
ぴょんぴょん上で飛んでみましたが、ベッドはギッギッギッと、いやな音をたてるくらいで
思ったようなポンポン跳ねる感じにはなりませんでした。
すぐにあきて、
最初の目的を思い出して
「かぶとむしはどこにいるの?」
と聞いたのですが、おにいちゃんたちは ああ、とか、 うん、とか言うだけで、あんまり
話をしてくれません。
私は何か悪い事をしてしまったのかな、とちょっと困ってしまって、いつもみたいに
何も言えなくなりました。
ベッドに座って、足をぶらぶらさせていると、一番うえのお兄ちゃんが言いました。
「声とかだしたら、カブトむしが逃げるから、黙って無いとだめだよ」
といって、そして何故か私のズボンを脱がしたのです。
恥ずかしくて、びっくりして、でも、嫌われたくないからあんまりいやとかいえなかった。
手を小さい方のおにいちゃんが押さえ付けてきて、恐くなって、泣きそうになった時には
もう私は裸にされてました。
いつも、喧嘩したりこけたりして泣いてしまうと、泣き虫とは遊ばない、といって
1人で置いて行かれていた私は
必死に泣くのを我慢して、馬鹿みたいに
「カブトむしはどこにいるの?」
と何度も聞きました。

今になったら分りますけど、私がカブトむしだったんです。

標本にされるみたいに、仰向けに手と足をひらかされて。
遊び半分に虫のはねをちぎるみたいに、服を脱がされて。
でも私は、おもちゃみたいに、全然さからえなかった。