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とし兄ちゃんと、ないしょの遊びをしてから数日後。
パパとお姉ちゃんと、パパのお姉さんと、とし兄ちゃんとクミお姉ちゃんとあたしの6人で、おばあちゃんの家の側の海に行くことになった。

「お~い里真、真奈準備出来たかぁ~?」
玄関から、パパのあたしとお姉ちゃんの呼ぶ声が聞こえて来る。
「待って!お父さんあともうちょっと!」
水着の上からTシャツを着ようとしているお姉ちゃんが返事をする。
「ほら、真奈もこのTシャツを着なさい。」
ママから大人物のTシャツを受け取って、あたしも慌てて水着の上から着る。
「ん~…お母さん、さすがに真奈にはそのシャツは大きスギじゃない?」
シャツを着たあたしの姿を見て、苦笑いをしながらお姉ちゃんが言った。
「そうかしら?お母さんは丁度良いサイズだと思うわよ。ワンピースみたいじゃない?」


お母さんの言う通り、パパのTシャツを着ているあたしは、まるでワンピースを着てるみたいな感じ。
「まぁ、いっか。真奈、準備出来た?」
「うん。ばっちり!」
「二人とも、気をつけてね。」
「分かってるって、お母さん。」
「は~いっ!」

麦わら帽子をかぶって、浮輪を持って、元気よくおばあちゃんの家を出た。

「天気が良くて、海水浴日和だねぇ、里真ちゃん。」
「うん。でも、日焼けしちゃうよ。」
あたしの前をクミお姉ちゃんと一緒に、お姉ちゃんがおしゃべりをしながら歩いてる。
「真奈ちゃん?ぼ~っとして、どうしたの?」
後ろから聞こえてきた声に、あたしの肩が、ビクってした。
「ん?どうしたの、真奈ちゃん。」
あたしの後ろを歩いていたハズのとし兄ちゃんは、いつの間にか、あたしの隣りを歩いていて。
「…なんでも…、ない…よ。」


何だか恥ずかしくて、あたしは、とし兄ちゃんの方が見れなくて、海に着くまで、ずっと下を向いてた。


「ほら、里真ちゃん!そっちにボール行ったわよ~!」
「あ~!!真奈走って走って~!」
「和子おばさ~ん!パーッス!」
「届いて無いぞ~真奈ちゃん。」

たくさん海で遊んでいたら、パパとパパのお姉さんが、酔っ払って寝ちゃって、お姉ちゃんとクミお姉ちゃんは貝殻拾いに行っちゃってて、あたしは、パパの側で、ぼんやり海を見ていた。
だけど…、ジュースを飲み過ぎちゃったせいかな…おトイレに行きたくなっちゃった。
「真奈ちゃん?さっきから変だけど、どうしたの?」
ソワソワしていたら、あたしの様子に気が付いたのか、寝てたハズのとし兄ちゃんが、声をかけてきた。
「……おトイレ……行きたい…の。」



何だか、とし兄ちゃんに言うのが恥ずかしくて、小さい声で言うと。
「ん?どうしたの、真奈ちゃん?」
とし兄ちゃんには聞こえて無いのか、?マークを浮べてあたしの顔を覗き込んできた。
「え…と…あのね…、おトイレ……行きたいの…」
ずっと下を向いていたけど、恥ずかしくて、顔が熱くなってきた。
「な~んだ。真奈ちゃんおトイレ行きたかったんだ。早く言わなくちゃダメだよ。我慢すると病気になっちゃうからね。ほら、行くよ?」
そう言いながら、とし兄ちゃんは、手を伸ばしてあたしの手首を掴むと、優しく立たせた。
「??」



とし兄ちゃんの行動が読めなくて、立ったまんまでいると。
「おいで真奈ちゃん、あれ、行かないの?」
パラソルの下から出たとし兄ちゃんは、おいでおいでをしながら立っていた。
「でもっ…あたし、一人でも…大丈夫…だよ?」
一人で行ける事を言うあたし。だって、とし兄ちゃんと一緒におトイレ行っちゃったら、何が起こるか分からないんだもん。
「でもさ…真奈ちゃん、おトイレの場所分からないだろ?」
「っ!!!?」
とし兄ちゃんの言う通り、あたし、この海の何処におトイレがあるか分からない。
「ほら、真奈ちゃん。一人で行けないから、僕と一緒に行こうか。」
「……うん。」
とし兄ちゃんと手をつないでおトイレの建物の前まで来た。
「とし兄ちゃん、あたしこっちに行くから…」
赤いマークの付いてる女子トイレの方に行こうと思って、とし兄ちゃんから手を放そうとしたら、ギュッて握っている手に力を込められて、放せなくなっちゃった。
「とし兄ちゃん!痛いっ!


ぶんぶんと、とし兄ちゃんに握られた手を振ると。
「真奈ちゃん、そっちは今使えないんだ。だから…こっちに入ろうよ。」
とし兄ちゃんはそう言いながら、車椅子のマークの付いたトイレのドアを開けて、中に入り、鍵を掛ける。
「とし兄ちゃん!あたし一人でいいから、お外で待っててね!」
あたしが座ろうとしても、とし兄ちゃんが出て行かないから、恥ずかしくて、思わず大きな声で叫んだら…

「ひどいなぁ~真奈ちゃん。こないだの僕との約束、忘れちゃったのかな?」
「…っぁ…」
とし兄ちゃんの悲しそうな顔を見て、何を約束したんだっけ…と考えて……
「あ!!」
「真奈ちゃん、思い出してくれた?」
あたしが漏らした声に、ばって勢いよくとし兄ちゃんは顔を上げてあたしを見る。


「……。」
あたしはあの時のことを思い出しちゃって、何も言えなかった。
「あれ?真奈ちゃん顔が真っ赤だよ。かわいいなぁ。」
くすくす笑いながら、とし兄ちゃんはあたしのほっぺに、ちゅって触れるだけのキスをした。そしてあたしの耳元で、
「僕を気持ち良くしてくれる…って約束、守ってね、真奈ちゃん」
「……っ。」
恥ずかしくって、何も言えなくって、とし兄ちゃんの顔を見ることができなくって、水着の胸の辺りに縫い付けてある白い名札の端っこを爪に引っ掛けてたりしていじってた。
「あれ?真奈ちゃん、しないの?」
「え?」
「真奈ちゃん、…何の為におトイレ来たの?ほら、早くしないと真奈ちゃんお漏らししちゃうよ。」
からかうようにとし兄ちゃんに言われて、恥ずかしくって、顔が熱くなった。
「ほら、真奈ちゃん早く。」


からかうようにとし兄ちゃんに言われて、恥ずかしくって、顔が熱くなった。
「ほら、真奈ちゃん早く。」
とっても、とっても恥ずかしかったけど、とし兄ちゃんの声に急かされる様にして、慌てて水着を脱ぐ。
なるべくとし兄ちゃんの方を向かないようにして、肩の紐の部分をずらして、ソロソロと水着を膝の所まで下ろし、そっと便座に座る。
再びあたしが水着を着直すまで、じっととし兄ちゃんはあたしの事を見てた。
「?とし兄ちゃん、出よ?あたしもうおトイレ出たいんだけど…」
じっとあたしを見るとし兄ちゃんに声を掛ける。
「ん~やっぱり、小学生は紺のスク水がよく似合うね。」
あたしの声が聞こえないのか、とし兄ちゃんはうっとりとした顔になってる。
「もー!とし兄ちゃん?あたし行っちゃうよ?」
とし兄ちゃんに背を向けて、ドアの方に歩き始めようとしたら。