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「夜闇の花 中篇」(2009/01/09 (金) 20:22:00) の最新版変更点
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学校に行っても俺の頭の中では、何度も智菜を犯すシーンが生々しく再生されていた。
「彬。」
自分の名前が呼ばれ、振り帰ると友人の陸夜(りくや)がいた。
「陸夜。どうした?」
「お前、今日暇か?暇だったら久しぶりにカラオケでも行かないか?翔達も来るぜ?」
「あ―。ごめん。今日家の親いなくてさ、智菜の事見てなきゃいけないから。」
「そっか―。わかったゎ。んじゃぁ、また今度な。」
「うん。悪いな。」
「……」
「ん?どうしたんだ?陸夜?」陸夜の表情がいつもとなんとなく違う。
「ん―。あのさ、お前なんかあったのか?」
「え…?」ドクン、と一瞬心臓がはねた。
智菜の事を言われたのかと思ったからだ。
「いや―、なんかさ―、お前最近なんつったらいいか…様子が変だったからさ…いや。気のせいならいいんだけど。」
「いや。別になんもないよ。」俺は笑って答えた。
「そか、ならいいんだ。」
丁度タイミングを見計らった様に授業の始まりを告げるチャイムがなった。
「んじゃ。」
陸夜は自分の座席へと戻っていった。
陸夜はきっと俺に気づいてたんだ。
多分、何をするかまではきっと知らないだろうが、俺の何かに気づいて心配してくれた。
陸夜とは付き合いも長いし、アイツは優しいから。
そんな奴に俺の考えを知られたらどうなるんだろうか。
軽蔑されだろうか。
嫌われるだろうか。
いや。今となっては考えても仕方の無い事だ。
俺の決意はかたかった。
時刻は4時。
夕方だ。空には鮮やかなオレンジ色の夕日が浮かんでいる。
俺は、夕飯の買い物に来ている主婦達で賑わった商店街を歩いていた。
八百屋で値切りをしてる人や親子連れで賑わっている。
俺だけが、なんだか浮いていた。
別に俺が学生だから、てワケではない。
周りには他にも学校帰りの学生がいる。
だけど、俺だけが場違いな、色の間違ったピースの様だ。みんなは白いパズルのピースなのに、俺だけが黒いピース。
「はぁ…。」
すれちがう人達に気づかれない様に小さく溜め息をおとした。
やはり気が重い。
俺の中に残っている僅な理性が告げる。
“いけない事”だと。
実行してしまったら、もう元には戻れない。
兄弟の関係に…
と、遠くから「お兄ちゃ―ん!!」と聞こえた。
聞き違えるハズがない、智菜の声だ。
声のした方に振りむくと、遠くから智菜が俺に向かって走ってきた。
がしゃがしゃと少し大きな真っ赤なランドセルを、背中で揺らしながら、俺に追いついた。
「えへへ―。やっぱお兄ちゃんだった。」少し息を上げながら行った。
「智菜も今帰りか。」
「うんっ。お兄ちゃんも?」
「俺は、これからスーパーで夕飯の買いだし。」
喋りながら俺達は商店街を歩き始めた。
智菜の歩くペースに合わせながら俺も歩く。
「お買い物?じゃ―、智菜が荷物持ちお手伝いしてあげるっ。」
「お前、そんな事言って、たんに菓子買ってもらいたいんだろ。」
「あはっ。バレたか―。
別にお菓子なくても、智菜もお兄ちゃんと一緒に行くよ―だ。」へへと笑って、ごまかす様に舌をちらっと出した。
「しょ―がないな。智菜は。一個だけだぞ。」
「わーい。だからお兄ちゃんてば、大好きっ。」と言って俺の腕に抱きついてきた。
俺の腕を握りながら、無邪気に笑う智菜。
可愛い妹―…
俺はちらり、と智菜を見る。
背はもちろん俺より小っちゃくて、肌の色は雪の様に綺麗な白い肌で、とても華奢だ。
くりっとした大きな黒目に、少しピンクかかった頬。ぷっくりした唇。
まだまだあどけなさが残る顔。
歩く度に、肩まである黒い髪がサラサラと揺れる。
薄い長袖の白いカーディガンを着ていてその下に薄いピンクのレースが着いているキャミを着ている。
苺柄で、赤いチェックのスカートの下から、白くて細い足がのぞいていた。
ドクン。ドクン。
ぐるぐると、頭の中が回っている。
俺の可愛い妹。
大事な妹。
大事な…―――――。
智菜ガ ホ
シ イ
「お兄ちゃん、今日の夕ご飯なぁに?」
「智菜は何がいい?」
「ん~。智菜ハンバーグ食べたいなっ。お兄ちゃんの作るハンバーグと―ってもおいしくて大好きっ。」
「じゃあ、今日はハンバーグにしようか。」
「わーいっ。やったぁ。」
道には二人の影が長く、長く、伸びていた―。
どこか、かげりをおびながら―…。
スーパーに行って、夕飯の材料と、智菜の菓子を買った。
智菜にせがまれて結局は、智菜にたくさん菓子を買ってしまった。
家に帰って俺は制服から、ラフな黒いTシャツとジーパンに着替えた。
台所で夕飯の準備をしていると智菜がやって来て、「智菜もお手伝いしたい」と言うのでハンバーグの材料の挽き肉をこねてもらった。
智菜が形をととのえたハンバーグはハート型やら猫の顔の形をしたものを焼いたが、焼きあがったらなんだかへんちくりんな形になっていて智菜が不服そうにほっぺを膨らませていた。
有り合わせに簡単なサラダを作って、智菜と2人だけで夕飯を食べた。
「おいしいね―。」と智菜は口の周りに少しケッチャプをつけながら笑った。
食べ終って、皿を片付けた。これまた、智菜が手伝いたいと言ったので洗った皿を智菜に拭いてもらった。
―夜、9時。
リビングに2人でソファに腰かけてテレビを見た。
部屋に電話の呼び出し音が鳴り響いた。
俺はソファから立ち上がって受話器をとった。
「はい。神崎です。」
「あ。母さん?うん。」
電話の相手は母さんだった。
「うん。大丈夫だよ。え?うん。夕飯はもう食べたよ。母さんは。…うん、うん。そっか。」
母さんからの電話だと気付くと智菜もソファから立ち上がって俺のトコまで来て、電話変わってとせがんだ。
「母さん?智菜が話したいって。今代わるよ。」
受話器を智菜に渡す。
「あっ。ママ?うん。え―?うん、平気だよ。お兄ちゃんとテレビ見てたの。
え?うん。
あのね、お兄ちゃんと一緒にハンバーグ作ったの!
おいしかったよ~。
えへへ~。」嬉しそうに智菜は受話器越しの母さんと話していた。
「うん。はーい。じゃあ、ママもねっ。
うん?わかった、ちょっと待ってね。」智菜が俺に受話器きを渡した。
「ママが、お兄ちゃんに代わりなさいって。」
俺は受話器を受けっとって耳まで運んだ。
「うん。うん。わかった。何かあったら電話するよ。じゃあ。」
ツーツーと会話を終らせる音が受話器の向こうから聞こえる。
俺はゆっくりと受話器をもとの位置に戻した。
電話を見つめながら、俺は母さんに後ろめたい気持ちでいっぱいになった。
「お兄ちゃん…?どうしたの?お腹痛いの?」
智菜が心配そうに俺を見上げた。
「いや。大丈夫だよ。」
とだけ言って智菜の頭をくしゃり、と撫でた。
「あ。智菜お風呂入ってこなきゃ。」思いだしたかのように言って智菜はリビングを出ようとした。
「智菜」俺は呼びとめる。智菜は振りむいて、
「何お兄ちゃん?」
と少し首を傾げながら俺に聞いた。
「なぁ、ちょっと智菜に渡したい物があるから一緒にお兄ちゃんの部屋に来てくれないか?」
不思議がりながらも智菜は俺の言葉を信じ、
「うん。いいよっ。」と、すんなり返事をした。
2人で階段を上る。
智菜は後ろから疑いもせずにあとから着いてくる。
ギシッ、と軽く床がなる。
階段が、とても長く感じる。果てしなく続いている錯覚に落ちいる。
そして、最後の一段を上がり、俺の部屋の前で立ち止まる。
ここに来るまで数十分、いや長い時間かかったような気がした。
そして、先に智菜を俺の部屋に入らせて俺もあとから部屋に入る。
そして扉をゆっくりと閉め、ゆっくりと鍵をかけた。
「お兄ちゃん、渡したい物ってなぁに?」暗闇の向こうで智菜が喋る。
「…………」
「お兄ちゃん?暗いよ―。電気つけないの?」
「ああ…。今つけるよ。」俺は扉の側にある電気のスイッチをつける。
部屋が一瞬にして明るくなる。
智菜は部屋の真ん中にいて、眩しそうに目をパチパチさせていた。
智菜はまだ気づかない。
「お兄ちゃん?」
俺に今からされる事なんて、きっと想像だにしないだろう。
そして、俺はゆっくりと智菜に近づく。
そして
優しく智菜に笑いかけた。
「お兄…ちゃん?」
俺の計画が、
願いが、
今
叶おうとしていた。
智菜の腕を掴み、俺はベットに押し倒した。
ばふっと智菜は布団に倒れる。
「きゃっ?!」
突然の事に智菜はびっくりしていた。
「なっ…お兄ちゃん、いきなり何するの?びっくりするじゃんよ~。」
智菜はベットの上で上半身を起こしながら言った。
俺もベットの上に乗り、智菜のカーディガンに手をかける。
「何…?お兄ちゃん?」
智菜は状況を今だに理解していなかった。
俺はカーディガンを完全に智菜から脱がした。
「な…。お兄ちゃん…?どうしたの?
…何か怖いよ…?
智菜、お兄ちゃんに何かした?」智菜は戸惑いながら言った。
「…怒ってないよ?」
「でも…、なんだか…
お兄ちゃん…怖い…よ?」
智菜は段々と不安がっていく。
俺は静に笑って、智菜から脱がしたカーディガンを使って智菜の手を背中の後ろに回し、キツク結んだ。
「痛っ…!!」
智菜はなぜ俺がこんな事をするのか分からない、と言った顔をしている。
「お兄ちゃん…?なんで智菜の手、縛るの?痛いよぅ…。」
智菜はもう、泣きそうだった。智菜の黒い瞳が濡れている。
「智菜。」
名前を、呼ぶ。
ゆっくりと智菜の顔に手をのばし、智菜の柔らかい髪をすくう。
そして最初は額に。
額から瞼、瞼から頬、頬から首筋に。
ついばむようにキスをした。
ピクリ、と俺の行動に智菜が反応する。
「お…にぃ…ちゃん…?」
智菜の唇を優しく指先でなぞる。
指先を唇からそっとはなし、
智菜に口づけをした。
唇と唇が触れる。
「んっ…?!!」智菜が俺のいきなりの行動に、焦っている。
智菜は抵抗したが、両手は使えず意味のない抵抗だった。
そして、智菜が一瞬力を抜いた。
俺はそれを見逃さず、そのスキに唇を割ってその中に舌を滑りこました。
俺はゆっくりとと智菜の歯裏をなぞる。
「んふぅっ…??!」
智菜の口の中で俺は器用に舌を絡ませた。
クチュクチュとお互いの唾液が絡む音が聞こえる。
時々唇の隙間から智菜の声がもれる。
「おに…ひっ…ちゃ、…っんふっ…!」
智菜の声は言葉にならなかった。
俺は長い間キスをして、智菜から離れた。
名残惜しそうに、俺と智菜の唇の間に糸がひいていた。
智菜は口をだらしなく開けて、そこからすこし涎が流れていた。
「お…にいちゃん…?何…。」呼吸をあげながら智菜は俺の方を、わけが分からない顔で見ていた。
「俺はね…智菜が大好きなんだよ?好きで好きで、
智菜が欲しくてたまらないんだ。」
「ね、智菜。お兄ちゃんに智菜を… チョウダイ?」
「ひっ…。」智菜が小さいく悲鳴をもらす。
智菜の体が危険をさっちして震えている。
「あぁ…智菜は可愛いなぁ。怯えてる顔も可愛いなぁ。」
もっと、もっと、もっと。ぐちゃぐちゃにしたい。
汚したい。泣かしたい。
見たい。
俺の頭の中は壊れたように智菜を虐げたい考えでいっぱいになった。
「ぃやだっ…!!やだっ!!怖いよっ!!やだ、いやだぁっ…!!」
パニックになり、智菜は涙を流しながら俺に抗議した。
あぁ…駄目だよ。智菜。
「そんな顔したらお兄ちゃんますます興奮しちゃうじゃないか。」
「いや―!!!やだっ!ママ―っ!!パパ―っっ!!」悲鳴をあげる智菜に今度は先程とは違い、強引にキスをする。
智菜の唇に歯を立てて、
痛みに顔をしかめ、口を開いた隙に舌をさしこむ。
俺はお互いの歯が当たるのも気にせずに夢中でむさぼった。
そして智菜のキャミソールの上から、智菜の発育途中の胸を揉む。
智菜の体は俺の行為にこわばっていた。
優しく揉みほぐしてから俺はもの足りなさを感じた。
「…これ。邪魔だな。」
俺は呟いてからベットの横にある机の上からハサミをとる。
それを見た智菜は逃げようとした。が、後ろは壁で智菜の逃げる場所はなかった。
俺はゆっくりとハサミを持った手でキャミソールを、
じゃきん。
布を切る金属のハサミの音が大きく響く。
ジャキ、ジャキン、ジャキン。
「ひっ…やだぁ!!お兄ちゃんっ!!!!
やだぁ、やめてぇっ!!!」
俺智菜の言葉を無視しながらハサミを動かして行った。
ジャキ、ジャキ、ジャキ、ジヤキ、ジャキ、ジャキ、ジャキンッ。
智菜のキャミソールを切り裂いた。
そして、そこから表れたのは、まだ膨らみきってない智菜の胸。
「ぁあ…。やだぁ―――――――!!!!」
実の兄によって、しかもかこんな形で、晒された裸体。
智菜は、恥ずかしさと恐怖でいっぱいになった。
俺は智菜の胸の淡いピンクの突起を口に含ませる。
「っ…?!!」
口の中で突起を転がし、舌でねっとりと絡ませる。
何度かその行為を繰り返していくうちに、智菜の口から甘い吐息が聞こえてきた。
「ぅ…っ…あっ…。」
俺は舌を尖らし突起を揺らすように舐めとる。
すると智菜の体が少しづつ俺の舌の動きに合わせて反応してきた。
俺は気をよくして、空いた手で、智菜のもう一つの突起を指で絡ませる。
それに反応して突起がピンと立ち上がり、俺はそれをくりくりといじった。
「んっ…ぁ…。おにぃ…ちゃぁ…っ!!」智菜は味わった感覚に戸惑いながら、抵抗する事を忘れていた。
俺は優しく絡みとったり、時々少し強めに甘噛みをしたりと刺激を強めていく。
だんだんと智菜もそれに合わせて感じるようになり、ピクピクと肩を揺らしていた。
「おにいちゃんっ…なんでっ。こんなのやだぁ…。
」智菜はポロポロと瞳から大粒の涙を流す。
俺はその涙を優しく舌で舐めあげた。
そして耳もと、首筋、胸元を舌でなぞり時折強く吸いあげ印を残した。
強く強く残るように。
「ふ…っっ。ゃっ…くすぐった…ひよぅ…。」
俺が耳もとや首筋をなぞっていると智菜が声をあげる。
俺はそれを見て、執拗に耳や首筋を舐め始めた。
耳たぶを舐めたり、耳の穴をねっとりと舐めあげる。
智菜は、ぞくぞくと体を震わせた。
「お…っにいちゃ…ん。
智菜ぁ…やだっ。んぁっ…」
智菜はろれつが回らず言葉の代わりに、少しずつ矯声をあげていった。
俺はわざと音を出すように耳を舐めくりだす。
ペチャペチャと俺の舌と唾液が絡まりあう。
それを聞き智菜はますます体を震わせた。