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夜闇の花 前篇」(2009/01/09 (金) 20:21:02) の最新版変更点

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俺の妹は可愛い。 いつも「お兄ちゃん」て言いながら、後ろを着いてくる。 可愛いくて愛しくて、 汚したくなる。 この純粋で汚れを知らないこいつを、 どろどろに。 ―夜闇の花― 朝。 カーテンの隙間から暖かい光がさしこんでいた。 俺は、まだ重い瞼をこすりながらなんとか目を覚ました。 そして今日実行するおぞましい計画を頭の中でリプレイしていた。 自分の思考に浸っていると、あの愛らしい声が聞こえ現実に引き戻された。 「お兄ちゃんっ。」 遠慮がちに開いた扉から俺の事を呼ぶのは望月智菜(もちづきちな)俺の大切な妹だ。 「ぁあ…おはよう、智菜。」 「おはよっ。お兄ちゃん。あのねママが朝ご飯できたから呼んできなさいって。」 「ん…わかった。着替えたらすぐ行くよ。」 「うんっ。」 俺にとびきりの笑顔を見せて智菜は下のリビングに降りて行った。 智菜の足音が少しづつ遠ざかって行くのを聞きながら、自分が今さっきまで考えていた事を思いだし、 恥じた。 今日する事を。 自分が考えてるおぞましい事を。 ―やっぱりやめるべきか―と一瞬躊躇しながら俺はその考えを振り払った。 「もう…決めたんだ。」 呟きながら、ベットから起き上がり着替えをしはじめた。 着ていたパジャマを脱ぎその辺に散らかして、自分の高校の制服に身を包んだ。 部屋にある等身大の鏡をみながらネクタイを結ぶ。 鏡に写るのは愚かな男の顔だった。 ―俺は今日、妹を犯す。 俺が、妹を意識しはじめたのは妹が丁度小学生になった頃、当時6歳だった。 俺は、15歳で中学3年生だった。 俺はそれまで性についてあまり興味がなかった。 もちろん自分の性欲はあってそれなりに一人で処理をしていた。 なんて言えばいいんだろうか。 クラスの男子がAVやらエロ本に興奮したりといった、女性の体に興味などといった事があまりにもなかった。 AVを見たりしても、勃起はするが、興奮がない。 上手く言えないが、ともかく俺はそうゆう事に対して無関心だった。 中2の頃に何回かした事があった。 けど、していても何故か俺はどことなく無関心で、下に女があえいでいても、俺はただ一人でしている風にしか思えなかった。 ぁあ。こんなもんかと。 そう。あの日までは―。 ある日智菜が小学1年の時俺が風呂に入ろうとして風呂場の扉を開けたらそこに、裸の智菜がいた。 たまたま俺が風呂に入ろうとしてた所に智菜がいて、たまたま風呂上がりで智菜の裸を見てしまった。 智菜は「お兄ちゃんも、お風呂入るの?ちょと待ってね。智菜もパジャマ着たらでるから。」 なんて舌ったらずな喋り方で、別に俺に見られたからって何とも無い風に言った。 俺は「ああ…」なんてま抜けな声をして返事をした。 なんて事のない妹の、智菜の裸だ。 そのハズなのに… 俺は智菜に興奮した。 そしてその日の夜に智菜の裸を思い浮かべながら、 オナニ―をした。 翌日、智菜と顔を合わせられなかった。 昨日自分が智菜で抜いた。実の妹に対して。 俺は罪悪感でいっぱいだった… けどそれよりも俺を支配していた感情は智菜に対しての欲望だった。 智菜は可愛いくて俺の大切な妹なんだ。 けど、俺の中の智菜への愛情は違った形で、歪んでしまった。 智菜を、犯したいと。 その思いは日に日に、確実に、強くなっていった。 そして。 今日がその日だった―。 ガチャリ。とリビングの扉を開ける。 テーブルには父と智菜が席に掛けていて朝食を食べていた。 「おはよう。父さん。」 俺は席につきながら言った。 「おぉ、彬。おはよう。」父さんは毎朝の日課の朝刊を読みながら言った。 「お兄ちゃん、遅いから智菜達先にご飯食べ始めちゃったよ~。」智菜は小さい口で一生懸命にマーガリンたっぷりのトーストにかじりついていた。 ぁあ。なんて可愛いんだ。「ごめんごめん。」 自分の前にあったトーストにマーガリンを塗った。 「はい、彬。コーヒー。」 台所にいた母さんが、俺と父さんの分のコーヒーを持ってきて、席につき自分も朝食をとり始めた。 「彬、戸締まりには気をつけなさいね。なるべく学校からは早く帰って来てね。」 「ん?あぁ、わかってるよ。智菜の面倒はちゃんと見るから。ぁ、智菜ドレッシング取ってくれないか?」 「ん―?はぃっ。お兄ちゃんっ。」智菜が占領していたドレッシングを貰い、自分のサラダにかけた。 「智菜も、寄り道しちゃ駄目よ?火を使う時はちゃんと気をつけなさいね?」 「んも―。ママってば昨日からそればっかり。 大丈夫だって。 智菜にはお兄ちゃんがいるもんっ! ねっ、お兄ちゃん。」 智菜が俺に笑いかける。 「うん。そうだね。母さんもそんな心配しなくても大丈夫だよ。智菜には俺がいるから。」 今日から一週間父さんと母さんが旅行に行く。 行きさきは、北海道。 どうやら母さんが商店街の福引で当てたらしい。 いつもは残念賞のティッシュなのに、まったく珍しい事だ。 北海道行きのチケットは2枚、ペアだった。 誰が行くか母さんに相談されたが、智菜と俺は学校だし、母さんと父さんが2人で行く事になった。 「そうね。彬がいるんだし、平気よね。」 「ママ、パパ楽しんで来てね。智菜のお土産忘れちゃ駄目だよ―??」 「はいはい。ちゃんと買ってくるから、いい子にしてなさいね。」 「うんっ。」 どこにでもいる様な家族の会話、日常。 けど、俺だけが歪んでいる。この輪の中で。 母さん、あなたは知らない。あなたの息子がどんなに愚かで卑しい人間かを。 父さん、あなたは知らない。あなたの息子がどんなに卑猥で最低な人間かを。 俺の笑顔の下には、おぞましい欲望が渦巻いている。 親がいないの

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