街道の野盗退治

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<吹き抜ける砂塵亭>に現れた男、『逃げ足(ラナウェイ)』ルーザー。 <砂塵亭>に入り浸る冒険者の一人、ダイアンの知り合いで情報屋であるというルーザーは、 「最近街道に賊が出没してね。これが警邏の監視を上手いことすりぬけるから、  物資の流通が滞ってしまっている。忌ま忌ましい連中のアジトを探し出して潰してくれ」 と、<砂塵亭>の冒険者達に野盗退治を依頼する。 引き受けたのはデリュー、セレナ、フリーシアの<砂塵亭>従業員を兼ねた冒険者たちに、 <砂塵亭>を根城にする冒険者、シオネ、ラグラス、ダイアンの3人を加えた六人組だった。 デリューはまずは肩慣らしにと、ルーザーを軽く急性アルコール中毒に陥れる。 六人は野盗が次の荷馬車を襲うと見当をつけ、まずは街道を行き荷馬車を守ることにする。 折りしも、発見した馬車は頭の悪そうな野盗たちに襲撃されている所だった。世紀末な感じに。 ダイアン抜きでも野盗を軽く撃破した一同は、生け捕りにした野盗の 「アジトは森を抜けた遺跡である」という言葉を信じ、森へ入る。 ここでダイアンは襲撃されていた商人を送るために離脱する。 森へと分け入った一同は植物の少女・アルラウネと出会い、「森の住人が警戒している」と警告を受ける。 デリューたちは続いて、森の住人・ケンタウロスの部族に出会う。 部族の言葉を理解できるシオネは、自分達の目的はこの先の遺跡に巣食う野盗の退治であり、森を荒らす意はないと訴える。 その言葉を信じたケンタウロスの長は、自分達は遺跡の守人であった事を明かし、 過去に謎の集団に襲撃を受けこの森へ逃れたこと、生き残った部族の戦士だけでは野盗には手が出せない事を嘆き、 野盗を退治するという五人へ、遺跡より持ち出した宝箱を譲渡してくれた。 途中でちょっとしたトラブルに見舞われながらも、一同は宝箱からジャッジメントスピアを入手、森を抜けた。 野盗のアジトである遺跡の入り口では、デリューが二つ名である『風』に恥じぬ動きで見張り役を無力化、 一行は野盗に感づかれる事なくアジトへの侵入を果たす。 が、アジトへ潜り込んだ矢先に運悪く野盗のボスと遭遇、ボスは慌てて部下に『例のブツ』を起動させるよう命令を飛ばした。 その命令に不吉なものを感じたパーティーは、急いでボスを倒すべく戦闘に入る。 しかし、たった一人で五人を相手取り、獅子奮迅の戦いぶりを見せつけるボスに決定打を与えられず、 ついに野盗たちが遺跡から発掘した機動兵器『クィンドゥーム』が起動してしまう。 身構えるパーティーの前で、クィンドゥームはなんと野盗たちを砲撃し始めた。 発掘されたクィンドゥームは、その使命である「遺跡の守護」を忠実に実行し始めたのだ。 野盗のボスは手下に逃げるよう指示を下し、自分はその時間を稼ぐべくクィンドゥームの前に立ちはだかった。 その行動を見て一行はボスが心底の悪人ではないと判断、共にクィンドゥームを止めるべく共闘を決意する。 すでに主砲が一門失われ、各部の機能も万全ではないというのに、クィンドゥームは強力だった。 機銃の掃射はパーティー中最速のデリューを捉え、主砲の砲撃は容易に後衛の術者たちを射程に補足していた。 だが、手を取り合ったボスと一行に加え、合流したダイアンも戦闘に参加した事により、流れは一変。 セレナのヒーリングバレットが仲間を癒し、ラグラスの放った妖精の一撃が主砲を破壊する。 その余波で機銃も誘爆し、そこを狙ったシオネのエネルギーボルトが止めとなった。 戦闘終了後、野盗のボスは自分があるギルドの指示で動いていたことを明かし、パーティー一行に忠告を残し去っていきました。 「盾穿つ黒槍」というギルドには気をつけろ、と。 結果的に野盗団は離散し、パーティーは結果を報告。成功報酬を受け取り、解散した。

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