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写楽 江戸人としての実像
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目次
中野三敏
『写楽 江戸人としての実像』
(中公新書 1886)
目次
- はじめに──写楽はいつから謎となったか
- 第一章 江戸文化における「雅」と「俗」──写楽跡追い前段
- 一、江戸に即して江戸を見る
- 近世をどう理解するか
- 近代主義の行き詰まり
- 二、伝統文化と新興文化
- 三つの図型
- 「現代文化」としてのバランス
- 雅俗融和の世界
- 三、文化の身分制
- 上位者と下位者
- 寛政の改革
- 役者絵師という身分
- 第二章 すべては『浮世絵類考』に始まる
- 一、諸本考証次第
- 二、成立順序と写楽の記事
- 三、月岑の『増補・浮世絵類考』三点セット
- 第三章 斎藤月岑という人
- 一、『江戸名所図会』から『武江年表』まで
- 二、江戸の町名主
- 三、三点セットのその後の運命
- 第四章 『江戸方角分』の出現
- 一、報告後、三十年間の経緯
- 二、江戸の人名録の沿革
- 『江戸方角分』の概略
- 江戸と京坂
- 『方角分』の特色
- 三、『江戸方角分』考証
- 諸本書誌
- 『方角分』の来歴
- [イ]本が[ロ]本に先行する理由
- 故人印の照合
- 祖本はいつ成立したか
- 祖本の著者は誰か
- 訂正増補の書き加え
- 第五章 『江戸方角分』と写楽
- 一、新知見の数々
- 二、写楽はどのように記されているか
- 三、「八丁堀絵図」と関根正直博士の証言
- 第六章 大団円
- 一、斎藤十郎兵衛と与右衛門
- 二、なぜ実名が空欄とされたのか──身分というもの
- 三、さらなる問いかけに
- 補章 もう一人の写楽斎
- おわりに