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オペレーショナル・インテリジェンス
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目次
松村劭
『オペレーショナル・インテリジェンス
──意思決定のための作戦情報理論』
目次
- まえがき
- 第一章 情報活動は「知恵の戦い」である
- 1…知識の玉石を区分する
- 知識と情報の違い
- 情報資料は処理されてない知識
- 軍事用語と経営用語
- 2…情報化時代の問題点
- 情報・情報資料をどう扱うか
- インターネットは「状況伝達」を目的にしている
- 欲しい情報は簡単には入手できない
- 情報資料の穴を見抜け
- 情報は操作される
- 情報伝達を複線にする
- 3…情報活動はサイクル活動である
- 【事例1】父親が購入する車の情報を集める
- 何を判断して、何を決断するか
- 4…情報活動の要則
- 周到な準備
- 【事例2】一九二一年から対日戦争の準備をしていた米軍情報部
- タイムリーでなければ
- 【事例3】ロンメルが偽戦車を見抜けた理由
- 継続的な定点観測
- 【事例4】電報傍受でわかった中ソ緊張
- 【事例5】缶詰と医薬品会社の株価で作戦開始を推定
- 冷めた眼力
- 第二章 どんな情報が欲しいか、を決める──情報の要求
- 1…何を要求するか
- 「敵」「味方」「戦場」
- 得意技を基準に
- 2…情報収集計画の作成
- 兆候表を作成する
- 収集任務を配分する
- 収集命令
- 【事例6】情報収集の穴が空いたミッドウェイ海戦
- 【事例7】的を絞って北朝鮮軍の実行能力を判定
- 第三章 五感を駆使し集める──情報資料の収集
- 1…資料源を開拓する
- さまざまな資料源
- 記録・伝達できない知識
- 【事例8】インディアン兵士が気づいた「敵」の臭
- 【事例9】数値化不能の戦場もある
- 【事例10】ロンメルの戦局眼
- 2…資料を収集する
- 情報収集を他国に依存しない
- 状況の四分の三は霧の中
- 収集の三つの手段・方法
- 【事例11】ドイツ勝利を信じ切っていた大本営
- 公開情報からスタート
- 捜索と偵察、監視と追跡
- 【事例12】逃げた猿の捜し方
- 【事例13】定点観測でソ連侵攻を察知
- 【事例14】初代万景峰号を視察
- 識別と評定
- 暗号解読
- 【事例15】引き出せなかったマルコス闇資金
- 類推する情報資料──影と波紋
- 収集活動の評価
- 【事例16】大量の棺桶製造でわかったヒトラーのソ連侵攻
- 【事例17】戦史研究でわかったイラン・イラク戦争の長期化
- 3…報告・通報・警報の注意点
- 第四章 信頼性・正確性の評価をする──情報資料の処理
- 1…認識はすべて経験をもって始まる
- 頭脳という工場
- 情報資料処理の手順
- 2…資料処理は二段階ある
- 一次処理──受付と選別
- 二次処理──信頼性と正確性の格付け
- 3…情報を作成する
- 集成して「一品料理」を作る
- 情報見積を作る
- 第五章 「伝達の壁」を超える──情報の使用
- 1…「伝達の壁」
- 情報は情報を使う能力のある人に伝える
- 民主主義と情報処理の能力
- タイミング良く
- 【事例18】上司交替で情報伝達を失敗
- 「まさか!」の坂は本当の坂
- 【事例19】フォークランド戦争は予知できていた
- 【事例20】ガダルカナルへの米軍上陸を軽んじた大本営
- 【事例21】情報参謀の報告を無視して失敗した米軍
- 2…作戦会議
- 作戦と情報の吻合
- 作戦指導の基本姿勢
- 3…情報をブリーフィングする
- 結論と根拠を示す
- 【事例22】ブリーフィングがうまくいったよど号ハイジャック対策本部
- ブリーフィングはキャッチボール
- 4…その他の情報使用
- 会議の主導権を握る
- 情報の交換は判断力の交換
- 【事例23】態度が一変した米太平洋軍観測気球を揚げる
- 【事例24】ドイツ軍の観測気球に騙された英軍
- 宣伝と世論操作
- 第六章 情報活動の組織
- 1…目のない動物は歩けない
- IT化は現場から
- 駐在武官、観戦武官、留学生の役割
- 【事例25】インド留学時の情報収集
- 【事例26】海外駐在の落とし穴
- 【事例27】韓国情報筋との接触
- 2…情報活動の保全
- 情報保全の原則
- 対テロ戦は情報戦である
- 終章 世界の見方・考え方の原則
- 性悪説と性善説の間
- 「地政学」で見る
- 「政権体質」で見る
- 「現状維持と打破」で見る
- あとがき