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第5話「夏の陰画」のメモ

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 葵が撮影した集合写真に写っていた男の姿。それは葛の旧友、西尾だった。何故か西尾に固執し、その行方を追っていた葛は自分も尾けられていることに気づく。追っていた女、愛玲もまた西尾の姿を追い求めているらしい。そんな彼女に巻き込まれる形で、国民党の諜報機関に捕らえられてしまう葛 。国民党が追っている相手もやはり西尾だった・・・。一体、西尾とは何者なのか? 灼けるような夏の日差しの下、葛はその影を追い続ける。
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1931年、夏

 上海は大水害に見舞われたらしい。
 内山完造は『花甲録』の一九三一年の項に次のように書いている。
「この年は長江に大漲水があり、ジリジリと毎日増える水は漢口でついに五十尺の高さになった(平年は四十三尺上下であるから七尺高くなった)。しかしなお増水がつづいてついに五十一尺二尺となって大洪水は日本租界を泥水の中に呑んでしまったのである。その増水に対して日本人の関心があまりにないので、私は来合わせた朝日新聞支局の尾崎秀実君だったと思う、飛行機で実際の視察をして、これが救援に乗り出すように注意した」

  • 尾崎秀樹『上海1930年』p175

国民党の諜報機関

 1931年当時の国民党の諜報機関と言えば、まだCC団 藍衣社 ではなく、国民党中央組織部調査科 だろうか…

国民党時代のスパイを扱った映画と言えば…

時は1942年。抗日組織を弾圧する汪兆銘政権下の特務機関「ジェスフィールド76号」の幹部と、彼を暗殺すべく送り込まれた抗日組織の女工作員。そんな二人に芽生えてしまった禁断の愛の行く末は…

今年の甲子園は中京商業の優勝。台湾の学校も…


郵政大楼(上海郵政博物館)

 国民党の諜報機関から解放された葛を乗せた葵が運転する車は、郵政大楼を背に、虹口方面から外灘へ向かっていると思われる

たばこ「RUBY KING」

 西尾の情婦・愛玲が吸っていたタバコは、英国Wills社のタバコ「Ruby Queen」がモデルと思われる

「搾取階級の巣窟」な花園住宅の並木通り

 西洋人が住む、庭付きの花園住宅が立ち並ぶ閑静な並木通りは、フランス租界(思南路あたり?)と思われる

里弄(集合住宅)


中国の銭湯(混堂/浴池)