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葬式は、要らない
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目次
島田 裕巳『葬式は、要らない (幻冬舎新書)』
- 島田 裕巳 著
目次
- はじめに
- 第1章 葬式は贅沢である
- どんなに寿命がのびたとしても
- 古代から人間は葬式を営んできた
- 葬式費用231万円は世界一
- 葬式は法的な義務ではない
- 葬式無用の主張
- 散骨はいつから認められるようになったか
- 葬式をしない例は少ない
- 社葬は日本の文化
- 何も残らないにも関わらず
- 第2章 急速に変わりつつある葬式
- 「直葬」登場の衝撃
- 直葬とはどんな葬式か?
- 昔「密葬」、今「家族葬」
- 葬式のオールインワン方式、ワンデーセレモニー
- 葬式だけでない簡略化の流れ
- 家から個人の儀式へ
- 墓の無縁化と永代供養墓
- 創価学会の友人葬
- 樹木葬・宇宙葬・手元供養
- 宇宙葬すら100万円しかからない
- 第3章 日本人の葬式はなぜ贅沢になったのか
- 古墳壁画や埴輪から古代の葬式を想像する
- 見出せない仏教の影響
- もし仏教がなかったら
- 日本仏教を席捲した密教
- 葬式仏教の原点としての浄土教
- 地上にあらわれた浄土
- 易行としての念仏
- 仏教を大衆化させる道を開いた親鸞
- 禅宗からはじまる仏教式の葬式
- 浄土を模した祭壇
- 第4章 世間体が葬式を贅沢にする
- 仏教式だからこそ
- 細部へのこだわりが
- 世間体が悪いという感覚
- 村社会の成立と祖先崇拝
- 柳田國男の祖霊信仰
- 山村の新盆と「みしらず」
- 村のなかでの格と戒名
- 世間に対するアピール
- 第5章 なぜ死後に戒名を授かるのか
- 戒名の習慣と戒名料
- 戒名料の相場
- 戒名のランキング
- 日本にしかない戒名
- 戒名への納得できない思い
- 葬式仏教が生んだ日本の戒名
- 出家した僧侶のための戒名
- 日本的な名前の文化
- 戒名の定着と江戸期の寺請制度
- 第6章 見栄と名誉
- 高度経済成長における院号のインフレ化
- バブル期に平均70万円を超えた戒名料
- 仏教界の対応
- 戒名はクリスチャン・ネームにあはず
- 有名人の戒名に見る、それぞれの宗派の決まりごと
- 死後の勲章としての戒名
- 生前戒名が広まらない理由
- 墓という贅沢
- 第7章 檀家という贅沢
- 介在する葬祭業者
- 仏教寺院の経済的背景
- 阿修羅像はなぜ傷んでいるのか?
- 必要な檀家は最低でも300軒
- 減る年忌法要と無住化の危機
- 戒名料依存の体質が変わらない訳
- 檀家という贅沢
- 第8章 日本人の葬式はどこへ向かおうとしているのか
- 柳田國男が恐れたもの
- 核家族化で途絶える家の後継者
- 仏壇を祀らせる運動として
- 家の葬式から個人の葬式へ
- 土葬から火葬へ
- 日本人が熱心なお墓参り教
- 大往生が一般化した時代
- 最後に残るのは墓の問題
- 第9章 葬式をしないための方法
- 葬式をいっさいしないために
- 完全自前の葬式は可能か
- 僧侶を呼ばなければさらに
- 宗派による葬式と墓の自由不自由
- 寺檀関係のない僧侶のぼったくり
- 作家と戒名
- 戒名を自分でつける方法
- 火葬するのも贅沢
- 第10章 葬式の先にある理想的な死のあり方
- 死んだ子どもの思い出に創設されたスタンフォード大学
- 裕次郎さえ寺は残せなかった
- PL教団の花火は葬式だった
- 葬式で儲ける!?
- 派手な葬式と戒名で財産を使いきる
- 本当の葬式とは
- おわりに