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スピンの基本姿勢

 アップライト、シット、キャメルの3種がスピンの基本姿勢。ビールマンスピンやドーナツスピンなどは、すべてこの3種類のスピンのバリエーションとなる。

キャメルスピン

 上体と片足を氷面と平行になるように真っ直ぐ伸ばし、体全体で「T」の字を形作って回るスピン。初期にはラクダに似た形をとっていたため「キャメル」と名づけられた。エバン・ライザチェク(米国)ら、手足の長い男子選手が高速で回るキャメルは、豪快そのもの。

シットスピン

 軸足を大きく曲げ、文字通りしゃがんだ姿勢で回るスピン。氷についていないもう片方の足(フリーレッグ)は前に伸ばす形が基本。最近はフリーレッグを体に絡みつかせたり、中腰のままバランスを取ったりと、シットスピンもさまざまなバリエーションが見られる。
 ステファン・ランビエール(スイス)や織田信成(関西大)などは体のしなやかさを生かし、複雑なポジション変化を見せる。

アップライトスピン

 直立の姿勢で回る、スピンの基本中の基本。最も易しいスピンであるため、高速回転や速度の調整もしやすい。基本形は上体も二本の足も直立している形だが、氷についていない足を高く掲げるY字スピンやI字スピンもアップライトスピンの変形となる。
 女子ではアリッサ・シズニー(米国)のスピンのポジションが美しく、回転も速い。

コンビネーションスピン

 キャメル・シット・アップライトの3つの基本姿勢のうち少なくとも2つを含むスピン。

中間姿勢

 基本姿勢のどの定義も満たさない姿勢でのスピンを呼ぶ。コンビネーションスピンの体勢としては認められ採点対象となるが、単独動作では採点対象に含まれない。

スピンの技術

 スピンの種類自体が上述のスピン以外のものとして処理される演技。

レイバックスピン

 アップライトスピンのバリエーションで、背中を大きく反らせて回るスピン。女子選手の体のしなやかさを見せるのには最適で、大きく反り返らせたり、優雅な手の動きをつけたりと、さまざまな工夫が見られる。男子では日本の高橋大輔(関西大)など、一部の選手が得意としている。

足替え

 回転している途中に軸足を変える。この動作を行うとスピンは足替えスピンとみなされる。

フライング

 スピンに入る時、飛び上がるもの。この動作を行うとスピンはフライングスピンとみなされる。

固有名詞化しているポジション


ウインドミルスピン

 シットスピンのポジションの一つである。体とフリーレッグを斜めに伸ばした体勢で行う。

キャッチフットスピン

 アップライトスピンまたはレイバックスピンのポジションの一つである。アップライトではフリーレッグのエッジを逆の手で持った体勢、レイバックでは体を反らしたままフリーレッグのエッジを持った体勢で行う。ビールマンスピンと混同されることが多い。

キャノンボールスピン

 シットスピンのポジションの一つである。フリーレッグを軸足の膝の上に乗せた体勢で行う。

クロスフットスピン

 軸足にもう片方の足を交差させるようにして行うスピンのこと。厳密には両足とも氷上に着ける事が必要とされるが、技術的に難しく、回転のスピードも落ちるため、それを実行する選手は少ない。

サイドウェイズリーニングスピン

 レイバックスピンのポジションの一つである。レイバックの要領で、上体を横に反らし、フリーレッグを真横に上げた体勢で行う。

ショットガンスピン

 アップライトスピンのポジションの一つである。フリーレッグを前方に水平以上にあげた状態で行う。「ト」の字を逆さまにしたようなポジションで一時期男子選手の間で流行っていた。

ドーナッツスピン

 キャメルスピンのポジションの一つである。体を反らしフリーレッグのエッジを持って行った状態で行う。上から見るとドーナッツのように見えることに由来する名称である。

ビールマンスピン

 アップライトスピンのポジションの一つである。後方から上げた足を手でつかみ、頭上にまで持ち上げた体勢で行う。1973年欧州選手権3位獲得のスイスの女子選手、カリン・イーテンさんが初めて行ったが、同じスイスチーム後輩の1981世界チャンピオン、デニス・ビールマンさんが世界に広めた。
そのため後者の名前を取ってビールマンスピンと命名。