桃√?

92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/26(土) 16:46:33.36 ID:tV5AQuY0
「桃√?」

「おはようございます」
薄暗い部屋の中、自分だけの空間で呟く
ぼさぼさの髪の毛を掻きながら部屋をでる
本当ならもう少し布団にもぐっていたいのだが
朝食の用意が遅れれば俺が痛い目を見るのでなあなあにはできない
「あっ赤、おはよう」
「桃か、早いな」
台所で食事の用意ついでに顔を洗おうと愛用のタオルを首に巻いていると
「あんたなんかおっさんみたいよ」
笑われた
寝起きの顔でこれ以上会話を交わすのは危険と俺は判断して
一回話を打ち切って顔を洗う
「朝食何がいい?桃の好きなのにしてやる」
「じゃあスクランブルエッグとトーストとサラダ」
「洋風の基本的な朝食だな」
俺は冷蔵庫から卵を取り出して、食パンを大きなトースターで2斤分焼く
人数的にも、朝食だけでパンがあっという間に減るこの基地
篭城になったら三日ともたずに終了だな
「ねぇ赤?」
「ん?」
「えいっ」
後ろから抱き付いてくる桃
料理中だからやめろと思いつつ、背中の感覚に何もいえなくなる俺
「どうしたんだ?」
「ん~…朝ぐらいじゃないと二人で話せないからさ、甘えてるのよ~」
「そうか」
「うん」
「みんなに見つかる前にやめてくれよ」
「うん」
「好きだよ」
「うん、私も」
「知ってる」
「えへへ」

「あっ、焦げてる」
「やべっ

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最終更新:2009年01月10日 16:45
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