846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 12:50:49.05 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】旅立ち編
秘密基地前
赤「うぅ…昨日は張り切り過ぎた…頭が…」ふら~
女幹部「大丈夫ですか?もう少し休んで行かれたら…」
首領「休んでくのー」
赤「いや…そういう訳にもいかなくて…(仕事あるし…しかし今日まともに働けるかな…しかし休んだら休んだでどんなお仕置きが待っているか…)」
女幹部「…無理はしないでくださいね?…それとこれどうぞ…」つウ〇ンの力
赤「…ありがとうごさいます…すみません」
女幹部「いえ…また来てくださいね?」
首領「ね?」
赤「はい…それじゃ…」ふら~
女幹部&首領「…心配です(なの)…」
秘密基地 和室
雑魚1「……うぅ……」ぐて~
雑魚2「…………」ぐて~
怪人「お前ら朝だぞ!朝日が気持ちいいなぁ!」
雑魚1「………黙るんだぜ…なぁ兄弟…」
雑魚2「……おぅ…っぷ……」
怪人「清々しいなぁ!わはははは!」
雑魚1「…なんで…あんなに元気なんだ…」
雑魚2「……ぅ……知るか…」
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 12:53:52.60 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】死闘編
戦隊基地玄関
赤「はぁ…はぁ…や、やっと着いた…思った以上にしんどい…」
青「おぉ!赤!帰ったか!」
赤「…青さん…?」
青「どうした?元気がないな…大丈夫か?(…体調が悪そうだ…大丈夫なのか…?)」
赤「…ちょっと飲み過ぎまして…二日酔いってやつです…(青…なんか優しいな…これは夢か…?まだ俺は秘密基地で寝てるのか?)」
青「そうか…大変だな…(…ほんとに酷そうだ…今日は休ませた方がいいだろうか…)」じー
赤「…まぁ自業自得ですしね…(…にしてははっきりした夢だなぁ…見送られたことから二日酔いの気持ち悪さまでリアルだ…)
青「…そうだ!…あの…その…なんだ…」
赤「…はい…?」
青「…サ、サイン…もらってきてくれたか?」
赤「………(…あ゛)」サー…
青「ザコーズの…」
赤「………(な、なんてこった!忘れてたぁあ!!…は!そうか!青はサインを貰う隙をうかがっていたのか…!)
青「!……まさか…」じりじり…
赤「い、いや…その…(あわわわわわ…)」
青「…忘れたとは言うまいな?」ガチャリ
赤「…あ…あぁああ…ぁ…」ぶるぶる
青「…この大馬鹿者がー!!」バスバスバスバス…!
赤「う、うわぁあぁ!ちょ…すんませんでしたー!!い、痛い!!うっ…気持ちわる…ぅう!(……無理…出る…)」
青「…ん?」
赤「うっぷ…おぇ…う゛ぇえ…!」げろーん♪
青「きゃああ!!そ、そんなもの出すな!見せるな!止めろ!いますぐとめろぉぉ!!」バスバスバスバス!
赤「…おぇえ…いだ…うぇえ…(理不尽だ…こんなん止めるの無理だし…痛いし…)」
青「とめんかぁー!!」バスバスバス…
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 21:57:01.64 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】不死鳥編 なんかイマイチだ…
秘密基地前 夕方
赤「……ふぅ…大体掃除も終わったな…まさか自分で仕事を増やすことになろうとは…」ぐったり
赤「…青めちゃくちゃ怒ってたなぁ…どうしよう…今日はチラチラ様子を見られたし…もしかしてまた…お仕置き……いやだぁあ!!」
赤「なんとかしないと…!」グッ
ロビー(清掃後)
青「……ふぅ(…今朝はやり過ぎた…体調の悪い赤にあんなことを…)」ずーん
青「……(…赤に謝るべきだ…頭ではわかっているのに…素直になれない……)」
青「……(…様子を見に言ったらぶつぶつなにか言っていたし…よく考えるとロビーを散らかしたのも私だ…)」
青「……ふぅ(…怒っているのかもしれない……いや当然か…)」
黄「~♪…あれ?青ため息なんかついて…どしたの?」
青「…ん?…いやちょっとな…」
黄「…ふーん」
青「…黄は悩みがなさそうでうらやましいな…」
黄「あ、失礼な!僕にだって悩みくらいあるよ!」
青「すまない…そう見えただけだ…いつも黄は明るく笑っているからな…他意はない…」
黄「まぁね!…でもそんなに能天気に見えるかなぁ?」
青「いや、そんなことはない…むしろ少しうらやましい…」
黄「ふーん…僕は青がちょっとうらやましいよ?クールでカッコイイし!」
青「…ふふ…ありがとう」
黄「あはは!…あんまり悩みすぎるのは良くないよ?それじゃあね!」パタパタ…
青「……(…赤以外なら…少しは素直に謝れるのに…)」
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 22:00:51.94 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】不死鳥編②
自室 夕飯後
青「…ふぅ…」ドサッ
青「………(…今日一日話かけることも出来なかったし、話かけてくることもなかった…やはり…)」
コンコン
青「…誰だ?」
赤『赤です…あの…コーヒーでもと思いまして…』
青「…………は、入れ…(あ、赤!?…待て…これは謝るいい機会かもしれない…)
赤「失礼します…(…よし…ここまでは順調だ!)」ガチャ
青「………(…ダメだ…赤の顔を見れない…)」
赤「……どうぞ」カチャ…
青「…うむ…」
赤「あの……今日いい天気でしたよね?」
青「…だからなんだ…?」
赤「いや…洗濯物がよく乾きまして…」
青「…私には関係の無いことだ…」ずずっ…
赤「………(…ピーンチ!しかし諦める訳には…己の体の為にも…!)」
青「………(…せっかく赤から話かけてくれたのに…私は…)」
赤「あの……コーヒーどうですか?」
青「…いつも通りだ…」
赤「…そうですか…」
青「…うむ…」ずずっ…
赤「………(…あぁあ!また…くだらないことを!…まずい…まずいぞ…このままじゃ…)
青「……ふぅ(…またやってしまった…どうしてこうなんだ…)」
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 22:03:19.54 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】不死鳥編③
赤「!……(青が…ため息…!会話がつまらないから苛立ってるのか?…今日は諦めるか…)」ビクッ
赤「…お、おじゃましましました…」すごすご
青「!……ま、待て!」
赤「な、なんでしょうか…あ!カップなら…」
青「違う!…いや…その…(引き留めたものの…一体どうすれば……く!…ええい!)」
赤「は、はい…」
青「…け、今朝は…『すんませんでしたぁ!!』
赤「わざわざ青さんから休みをいただいたのに…たかがサインすら貰ってこれなくて…本当にすいませんでしたぁ!!(…やはり!これはもう謝りまくるしかない!!)」←土下座
青「…い、いや…謝るの…」
赤「つ、次に会ったときには必ず…必ず!ですからどうか…!」
青「…だ、だから…あやm…」
赤「すんませんでした!」
青「……も、もういい…」
赤「ゆ、許してもらえるんですか!?」バッ!
青「…う、うむ……その…わ、私も今朝はやり『やったー!!』
赤「ありがとうごさいます!!あ!コーヒーのお代わりは如何ですか?」
青「…え?…う、うむ…」
赤「はっ!すぐにいれて参ります!」ガチャ…ダダダ…
青「…ど、どういう…?…まぁいいか…怒ってはいなかったようだし…」ずずっ…
通路
赤「やったぜー!!許してもらえたー!!キャッホーゥ!」るんたった♪
桃「…なにあれ?」
黒「wwwわかんないっすwwww(すごく楽しそうですけど…)」
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 22:24:17.95 ID:fS0npkAO
【鍋パーティー延長戦】組織不死鳥編 こっちが本番という…
男幹部自室
男幹部「赤さぁん…ぐしっ…赤さぁん…ずずっ」
怪人「男幹部さん!朝ご飯出来ましたよ?」
男幹部「…いらない…ぐしっ…」
怪人「はぁ…わかりました」
男幹部「うぇぇええん!」
午後
怪人「男幹部さん…お昼はここに置いときますよ?」
男幹部「………」ぼー
怪人「冷めないうちにどうぞ…それでは…」ガチャリ
男幹部「………ふぅ」カチャ…
男幹部「…これは!…つ、つくねの入った蟹ダシ風味の味噌スープッ!ま、まさか…『これは男幹部さんに食べさせてあげてください…僕がいけなくて落ち込んでるでしょうから…』…あ、赤さんの想いが伝わってくる…!」もぐもぐもぐもぐ
男幹部「おいしいです…おいしいですよ…赤さん…例え逢えずとも気持ちは一緒だったんですね!?…うぅ…涙が…」もぐしっもぐしっ…
キッチン
女幹部「どうでしょうか?赤さんに教えてもらったつくねは…」
雑魚1「うまいっすよ!なぁ兄弟!」がつがつ…
雑魚2「おうよ!鍋の残りを使ってるのがまた…いいダシが出てて…」がつがつ…
首領「おかわりー!」
女幹部「ふふ…ありがとうごさいます…ちょっとお待ちくださいね?」カチャカチャ…
男幹部自室
男幹部「赤さぁーん!!」
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/19(日) 01:43:59.92 ID:8OXOcsAO
【白!鍋しよう!】これも鍋パーティーの延長
情報部 白自室
赤「こんちわー!」ガチャ…
白「…はい…あ!赤さん…来てくれたんですか…!」
赤「ごめんね?なかなかこれなくて…」てくてく
白「いえ…たまに来てくれるだけで…?…その荷物は…?」
赤「あ?これ?…ふふ…なんだと思う?(この間の鍋でつくね好評だったしな!この渾身のアイデア『どこでも鍋セット』で白にも…)」
白「(パシッ…)…どこでも鍋セット…?」
赤「え!?どうしてそれを…!!(あっれー?なんで知ってるんだ?まだ誰にも言ってないのに…)」
白「(パシッ…)…私の能力…忘れたんですか…?」
赤「え?…は!(し、しまった!そうだ白は心を…)」
白「(パシッ…)はい、そうです」コクリ
赤「ん?何が?(あれ?なにか同意されたけど…うーん…よくわからないな…)」
白「(パシッ…)…いえ、なんでもないです…(よくわからないのはこっちの方ですよ…)」
赤「そう?あっ、忘れてた!…これが『携帯鍋セット』だ!(どうよ!)」どん!
白「(パシッ…)(…さっきは『どこでも』って…)…これは市販のガス焜炉に…アルミの鍋焼きうどん…?」
赤「そう…鍋といえば土鍋だが…持ち歩くには重すぎる!…そこで考え出したのがこれだ!(かなりのアイデアだろ!これは!)」
白「(パシッ…)…はあ……」
赤「さらに!鍋を食べた後、うどんを入れることで鍋の旨味を余すことなく堪能できる!!(驚いて声もでてないな!大成功!)」
白「(パシッ…)…普通は焜炉なんて持ち歩きませんけどね…それにわざわざお鍋を外出先で食べることもないんじゃないですか…?」
赤「…え?(た、確かに…こんなところに落とし穴があったとは…じゃなくて!白が…呆れてる…喜んでくれると思ったんだけどな…)
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/19(日) 01:56:56.85 ID:8OXOcsAO
【白!鍋しよう!】②
白「(パシッ…)…あっ…いえ!前も言いましたが、来てくれるだけで…う、うれしいんですよ?」ニコッ
赤「…白…ありがとうね…(…挙動が…無理に笑ってくれてるのか…なんてこった!!…あぁああ…)」
白「(パシッ…)違いますよ!ちょっと照れただけですッ!なんで鋭いくせに鈍いんですか!!」
赤「ご、ごめんなさい…(…ちょっと照れたって…さっきのは照れてたのか…そう思うと可愛いらしかったなぁ…)」
白「(パシッ…)………////」
赤「…あ!じゃあ鍋始めようか?嫌じゃなかったらだけど……ん?(あれ?…顔が赤いな…平気かな?風邪じゃないかな?)」
白「(パシッ…)…え!?…い、いえ平気です!さっそくお鍋始めましょう!わ、私お鍋はしたことが…で、でもたぶん嫌いじゃないと…私好き嫌いは…あ!じゅ、準備…準備しますね!」バタバタ…
赤「え?…お、おう!(あれ…なんか……しーん)」てくて…
白「(パシッ…)…お、終わるまで外に…お願いします!(…は、恥ずかしい…い、いままでとは違う意味でこの能力が疎ましい…)」
赤「あ、そうだね!終わったらよんでねー!」ガチャリ
白「はぁ…はぁ…つ、つかれます…(…でも…嫌な感じはしないです…不思議…)
白「………(…別に片付ける物もないですが……落ち着くまで赤さんには外にいてもらいますか…)
白「…赤さんのせいですしね…ふふ」
白自室前
赤「様子がおかしかったけど大丈夫かな…?奮闘して蟹も買ってきたし、喜んでくれるよな、きっと!…まだかな~」そわそわ
最終更新:2009年01月10日 11:52