地域交流・前編

5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 01:49:59.55 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】 

会議室

青「…というわけで我々は地域交流の一環として、○○グループ主催の『ふれあい球技大会』に参加することになった!4名から3名が作戦に参加することになる!」

桃「あたしは嫌よ!子供のお守りなんてまっぴらごめんだわ!」

黄「僕はいいよ!楽しそうだし…」

緑「…子供は嫌い……」

黒「wwwサーセンwww嫌っすwwwマジでwww」

赤「…なら俺はいきますよ」

青「うむ!ならば私も参加して計3名で作戦に望む!他のメンバーは待機だ!以上解散!」

赤「……何事もなければいいけど…」ボソッ…

青「ん?何か疑問点でもあるのか?」

赤「い、いえ別に…」

青「…本当か?…まぁいい…気を抜くなよ?(赤は子供に笑われたりしないだろうか?…心配だ…)」ちらっ

赤「は、はい!頑張ります!(たかが球技大会でこんなプレッシャーを感じるなんて…!)」

当日 市民グラウンド

…わいわい…がやがや…きゃっきゃっ…

青「………(…かわいい……)」じー

黄「みんなかわいいね!」

赤「ああ…確かにな…ふふふ…」

黄「…なんか怪しいよ?」

赤「な!?そんなことはないぞ!俺は単に…」

6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 01:55:06.89 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】

ぴー…ブツッ…『えー只今より…』

黄「ふーん…あ!始まった!」

赤「おい!黄…俺の話をッ…!」

青「…………」

司会『………では主催者代表よりご挨拶です…お願いします』

黒『本日はお天気もよく絶好の運動日よりですね?この日のために戦隊基地から3人のヒーローさん達が来てくれました。…ありがとうごさいます。今日は怪我をしないようにしっかり準備運動をしてから楽しみましょう!…以上です』ペコッ

子供ら《はーい!!》

青「あれは…この間のお嬢様…?」

黄「ほんとだ!主催者って言ってたよ?」

赤「………(…会議室で断ったのはこういうことか…一人二役も大変だな…)」

司会『…ありがとうございました…続きまして…開会の挨拶に…』

?&?『ちょっと待つんだぜ!』

…ざわざわ…(誰~?)…ざわ…(知らない…)…ざわざわ…

青「ん?」

雑魚1(戦闘スーツ)『ふふふ…久しぶりなんだぜ!戦隊ヒーロー!』

雑魚2(戦闘スーツ)『球技大会制覇を企む隣町の組織より…』

雑魚1&2『戦闘員…ザ・コーズ見☆参!!』シャキーン!

黄「あ!あいつら組織の…!」

赤「…そんな!?(今まで一般人に危害を加えることなんて一度もなかったのに…一体どうしちまったんだ!ザコーズ!)」

7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 01:57:49.71 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】③

司会『おぉーと!!これは大変なことになりました!隣町の組織の乱入ですッ!!』

雑魚1&雑魚2『ふははははは!!』チラッ…チラッ

青「貴様らッ!」ガチャリ!

黄「みんなに手出しはさせないよッ!」スッ…

赤「…ん?(なんかチラチラ見られてる…)」

雑魚1『おっと…そんな物騒なものはしまうんだぜ?』チラッ

赤「………(うーん…なにを…は!)」

雑魚2『せっかくこんな所に広いグラウンドがあるんだ…こいつで勝負をつけるんだぜ!』つボール

青「…ふざけたことを…『望むところだ!!』

青&黄「赤!?」

赤『よかろう…その勝負…我々が受けて立つ!!』ガタッ!

青「貴様なにを『その言葉…確かに受け取ったんだぜ!!』

雑魚2『…だそうですぜ!出番ですぜ!女将軍様!』

黒(女将軍)『……………』スッ…

青「あれは…!」

黄「…どういうこと?」

黒『いでよ!我が町の先兵たち!』

黒チーム(隣町の子供)《いー♪》ダダダ…

赤『なに!?くっ…このままでは…!みんな!力を貸してくれ!』

赤チーム(もともといた子供)《はーい♪》

青&黄「「え?」」

8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 02:03:34.63 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】④

司会『おーっとぉ!!これはまさかの展開ですッ!!戦隊ヒーローチーム対隣町の組織チーム…一体勝つのはどちらでしょうかッ!!目が離せませんッ!!』

黒「ではチームの皆さん、準備運動を始めます!」

雑魚1「しっかり準備するんだぜ!」

雑魚2「君!ちゃんとやらないと怪我しちゃうんだぜ!こうやるんだぜ!」クイックイッ

黒チーム《いー!》

赤「俺たちも負けられない!しっかり準備運動をするんだ!」

赤チーム《はーい!》

青「これは…一体なんだ…!?」

黄「よくわかんないけど…準備運動したほうがいんじゃない?…いっちに!さんし!ほら青も!」グイッ

青「あ、あぁ…え?…ま、待て!引っ張るな!」

子供ら《いっちに♪さんしっ♪いっちに…》

準備運動終了

青「一体さっきのはなんだったんだ?」

赤「盛り上げる演出じゃないですか?隣町との対抗戦見たいですし…」

黄「いきなりだったからびっくりしたよ!」

赤「確かに一言あってもよかったよなぁ…(危うく子供達の前でザコーズがボコボコにされるとこだったぞ?)」

黒『…では勝負の説明です。球技大会はサッカー、ソフトボール、サッカーの三種目の勝敗を争います』

子供ら《わーい♪》

9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 02:15:58.44 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑥

青「…サッカーって2回言わなかったか…?」

黄「…うん、言ったね…」

雑魚1「思いつかなかったんだぜ…それとな…」スッ…

雑魚2「一応サッカーは男の子、ソフトボールは女の子、最後のサッカーは男女混合ってことになってるんだぜ!」スッ…

青「…!」

赤「…へぇー……それよりお前らどっから出てきたの?」

雑魚1&2「「秘密なんだぜ!」」

赤「秘密にする意味あんの?…なんでそんな格好で…」

雑魚1「ヒーローに敵役は必要なんだぜ!なぁ兄弟?」

雑魚2「おうよ!今日はこの合同イベントに花を添えにきたんだぜ!」

赤「なら一言くらいさぁ…」

黒『午前はサッカーとソフトボールを行います。皆さん好きな方を選んでください』

赤「ん?…好きな方って言ってるぞ…?」

雑魚1&2「「あっれー?」」

青「………(こ、この人達がザコーズ…!何か話すべきなのか?…いや!そんなことは…しかし…話してみたい…でも…)」じー

黄「青?なんで睨んでるの?」

黒『では、始めましょう!』

子供ら《はーい!》

10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 02:20:53.52 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑥ 番号間違えまくり…

サッカー編

雑魚1「サッカーなら俺達に任せるんだぜ!なぁ兄弟!」

…しーん…

雑魚1「あれ?」

赤「雑魚2ならソフトボールの方に行ったぞ?」

雑魚1「…も、もう…ダメだ…」がっくり

赤「…………(そんなにか…?)」

雑魚1「く…うかつだったんだぜ…ああぁ…」

赤「おうよ!」

雑魚1「きょ、兄弟!?かえって来てくれたんだぜかぜ!?」バッ!

赤「いや?俺が言ったwww(…だぜかぜ…?)」

雑魚1「な!?ヒーローのくせに騙し打ちとは卑怯なんだぜ!なぁ…くっ!」

赤「あはははははは!」

子供ら《まだー?》

雑魚1&赤「「ごめん、ごめん…」」

赤「俺が男子やるから女子をたのむ」

雑魚1「おk…任せるんだぜ!」

赤「それじゃ、キックオフだ!」

ピピー!

11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 02:23:42.43 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑦

青「向こうは始まったようだな…こちらも…」

黄「黒さん!久しぶり~!元気だった?」

黒「はい!黄さんも…」

黄「黄でいいよ!僕も黒って『おうよ!』…え?」

雑魚2「いや…なんか言わないといけない気がして…すんません」

青「…そろそろ始めたいんだが…」

黄「そういえば雑魚2さんって『ザコーズ』の雑魚2さんなんでしょ?僕ファンなんだ!」

雑魚2「それはどうも…ははは…(赤と雑魚1…なんでサッカーに…!1人じゃこの2人は怖いんだぜ…マジで…)」

黄「なんかラジオと違うね?やっぱり雑魚1さんが隣にいないと『バンッ!!』

青「……始めるぞ?いいな…?」ぎろり

黄「う、うん…ごめん…」

雑魚2「……す、すみませんでした…(赤はいつもこんなプレッシャーを受けてるのか…!すげぇ…な)」

青「え!?い、いや…その黄が話しかけたからであって…雑魚2さんには……」もじもじ…

黒「あ、あの…始めませんか?」

青「あ…う、うむ…では君達、始めるぞ?」

子供ら《あのお姉ちゃん怖いよー》ガクブル

青「あ……」

黄「あ、青…」

雑魚2「………(…子供は正直で純粋で故に無邪気で残酷んだぜ…)」

青「………」

黒「あの…青さん?」

12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 02:28:24.85 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑧

青「…大丈夫だ……なんでもない…」

雑魚2「………(…めっちゃショック受けてるんだぜ…でもさっきのは怖かったから仕方ないとも思うんだぜ…)」

黄「そう?なら始めようよ!」

黒「…え?…は、はい…」

雑魚2「なら俺が主審をやるんだぜ!…いや、ます…。ソフトボールのルールは知ってますか?」

黄「雑魚2さんにも普通に話してほしいな…いつもみたいに!…あ!僕野球なら知ってるよ!」

黒「そうですね…普通に話して欲しいです…私は勉強してきました…あ、青さんはどうですか?」ちらっ

青「…………」ふるふる

黒「…そ、そうですか…あの…ほんとうに大丈夫ですか?」

青「…大丈夫だ……なんでもない…ぅ」

雑魚2「…なら一塁に黒さん、二塁に青さん、三塁に黄さんで頼むんだぜ!(…ここに来るってことはきっと子供好きなんだぜ…そう思うとすごく可哀相なんだぜ…でも怖かったんだぜ…)」

黄&黒「「はい!」」

青「…ぅう……怖いって…」

雑魚2「…プ、プレイボール!だぜ!」

子供ら《いくぞー!》…わいわい…

16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 04:21:24.69 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑨

サッカー

悪ガキ2「おらおらー!どけどけー!」どかっ

気の弱そうな子供「あうっ…!」

赤「元気がいいのがいるなぁ…おっと!」

ピピー!

赤「今のは良くないなー…ファウルだな!」

悪ガキ1「はっ!知ったふうな口をきくんじゃねぇぜ!」

悪ガキ2「よくいったぜ!きょうだい!ヒーローがなんだってんだ!」

赤「…審判に盾突いたら退場だよ?いいの?」

悪ガキ1&2「「…ちっ…」」

赤「ルールはルールだからね?…じゃ、フリーキックからね!(…かわいいもんだな…いつもの扱いに比べれば…)」

ピピー!

雑魚1「…ほらそこだ!シュートなんだぜ!あ…外したか…ドンマイ!ドンマイ!」

小さな女の子「あ…」どてっ…

雑魚1「くっ…大丈夫なんだぜ?こいつはもうレフリータイムなんだぜ!」

小さな女の子「だ、だいじょぶ…」とてて…

雑魚1「…つおい子なんだぜ……おっと!…コーナーか…」

ピピー!

子供ら《ごーる!!》…わいわい…(やったな!)…(…とりかえそうぜ!)…わいわい…

ソフトボール

雑魚2「ボォ!!」サッ!

黒「ピッチャービビってまーす!」

隣町チーム『ビビってるー!』…わいわい…

黄「気にしなくていいよー!打たせてこー!」

戦隊チーム『打たせてこー!』…わいわい…

17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 04:27:56.97 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑩

青「あ…う、打たせ……」ぼそぼそ…

雑魚2「ットラーイ!!バッター!アウッツツ!!」バババッ!

黒「ドンマイでーす!次!次です!」

隣町チーム『ドンマイ!ドンマイ!次いこうー!』…わいわい…

黄「ナイピッチー!ヘイヘイ!どんどんいこうぜー!」

戦隊チーム『(せーの…)ナイピッチー!』…わいわい…

青「……う…な、ないすピッ…うぅ…(…い、言えない!…黄とお嬢様がうらやましい…)」ぼそぼそ…

カキーン!

子供ら《おー!》…(まわれー!)…わーわー…(バックホーム!バックホーム!)…わーわー…

青「バ、バック…ホー…ム」ぼそぼそ…

黄「青…さっきから何ぼそぼそ言ってるの?」

青「い、いや!?別に何も『ドンマイ!ドンマイ!次を抑えて反撃だよ!』

戦隊チーム《おー!》…わいわい…

青「………(黄…いいなぁ…)」じー

雑魚2「………(…そんなに口を結んだら睨んでるようにしか見えないんだぜ…おそらく本人にそのつもりは無いんだろうけど…怖いぜ…まったく…あの娘も損な娘なんだぜ…)」

青「………あ、あとワンナウトー…」ぼそ…

黄「青ー!何か言ったー?」

青「え!?……さ、さっさとアウトをとれといったんだ!」

戦隊チーム《う、うわぁーん》…ざわざわ…(怖いよー)…ざわ…(…怒られたー)…ざわざわ…

青「あ、いや!私は怒ってなどいない!た、ただ…その…」バッ!

黒「………(…青さん…それじゃ逆効果です…)」

戦隊チーム《ごめんなさいー!》…わーわー…(怒ってる…)…わー…(しー!また怒られるよ?)…しーん…

黄「青!ダメだよ!怖がってるじゃないか!」

青「……す、すまん……ぅう…(…そんなつもりでは…ないのに…)」

黒&雑魚2「「…………」」

24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 21:35:02.27 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑪

午前の部終了

黒『午前中の結果を発表します。サッカーは…男子が戦隊チーム…女子は隣町チームです。ですが勝敗としては得失点差で戦隊チームの勝利となりました。』

子供ら《おおー!?》…ざわざわ…(勝ったー)…ざわ…(とくしっ…てなにー?)…ざわざわ…

黄「やったね!」

赤「とりあえず1勝だな!」

青「…………」

雑魚1「フェアプレー精神に溢れたナイスゲームだったんだぜ!なぁ兄弟!」

雑魚2「おうよ!……いや、俺ソフトボールだったんだぜ…」

雑魚1「やっぱり兄弟がいないとしっくり来ないんだぜ!」

黒『…続いてソフトボールの結果です。こちらは隣町チームが勝利しました。』

隣町チーム《わー!》…ざわざわ…(よし!同点!)…ざわ…(あの青い人怖かった…)…ざわざわ…

青「…うぅ……」

赤「あちゃー…すんなりとはいかないなぁ…」

黄「うーん…途中から動きが固くなっちゃったんだよね…」

青「………はぁ(…やはり私の責任だろうか…)」

雑魚2「………(きっとあのため息は責任を感じてるんだぜ…可哀相なんだぜ…)」

雑魚1「どうしたんだぜ?」

雑魚2「いや、なんでもないんだぜ…ただ…」

雑魚1「ただ…?」

25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 21:37:34.26 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑫

雑魚2「強がってしまって素直になれないってのは不幸だと思ったんだぜ…」

雑魚1「急になんでだぜ?」

雑魚2「何となくだぜ…素直過ぎるのも考えものだと思うけど…生きるって難しいぜ!」

雑魚1「…よくわかんないぜ?それよりお腹減ったんだぜ!お弁当楽しみなんだぜ!」

黒『結果発表は以上です。そろそろ昼食のお時間ですのでしっかり食べて午後に備えましょう!1時間後にまた集まってくださいね?』

子供ら《はーい♪》タタタ!

昼食 木陰

赤「あ!黒!ご苦労様!こっちでみんなと食べようぜ!」

黒「はい!」タタタ…

黄「早く食べようよ!」

赤「はいはい…じゃーん今日はサンドイッチに『いただきまーす!』

黄「おいしいー!」もぐもぐ…

黒「うめ…おいしいです!」もぐもぐ…

赤「おい…あ、そういやザコーズはどうすんの?多めに作ってきたけど黒も食べるからたぶん…」

雑魚1「心配はご無用なんだぜ!なぁ兄弟!」

雑魚2「おうよ!女幹部さんに作ってもらったんだぜ!…思い起こせばハワイアンズ…」

雑魚1「ああ…女幹部さんがお弁当を作ってきてくれてたのを後で知ったときは泣いたな…マジで。…だがッ!」

雑魚2「今回は抜かり無しなんだぜ!…いざッ!」

雑魚1&2「「いただきまーす♪」」

赤「いいなー…ちょっとくれよ!」

雑魚1「えー…しょうがない…少しだけなんだぜ?」

赤「サンキュー!…やっぱり女幹部さん料理上手だなぁ…冷めてもうまい…」

雑魚2「とーぜんなんだぜ!うはは!」がつがつ…

26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 21:41:45.56 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑬

青「………はぁ」

赤「あれ?青さん…食べないんですか?」

青「…赤」

赤「はい?なんですか?」

青「…わ、私は怖い…か?」

赤「…え?(どうゆうこと?怖いかといわれたら…怖いに決まってんだろ…でもなんでこのタイミングで?)

青「い、いいから答えろ!」

赤「は、はい!…えーとですね…ん?(これは素直に『めっちゃ怖いです!』って言うべきか…?青の質問の意図がさっぱりわからん…ん?)」

雑魚2「…青ざんちょっもぐへこんでむぐぐぜ…〔ごくん〕…さっき子供に怖がられたから…(…まったく赤はほんとにkyで鈍感なんだぜ…)」ぼそぼそ…

赤「(なるほど…そういうことか…助かったぜ!雑魚2!ただ飲み込んでからしゃべってくれ!わかりにくい!)…えーとですね…」

青「…う、うむ!」ドキドキ…

赤「…正直怖いところはありますね…」

青「………ッ!」

赤「あ、誤解しないでくださいよ?その…青さんってクールなイメージがあるんですよ…それに…そのく、口調が厳しいし…」

青「……ぅう……」

赤「…でも…あ、怒らないで欲しいんですけど…たまに青さんかわいらしい時もありますよ?」

青「ぅ…う?」

赤「(ほんとにたまにだけどね…)ただ…いつもの調子だと子供達は怖がっちゃうんじゃないですかね?」

青「…………」

赤「厳しい口調なのは戦隊を率いる責任感からだと思うんですけど…子供達にはそんなことわからないと思いますし…」

青「…………」

赤「もっと肩の力を抜いて接したらいんじゃないですか?」

青「…………」

赤「あ、あとは笑うとか…(…俺にはこの沈黙が怖い…黙ってじっと見られると睨まれてるみたいで…)」

27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 21:44:06.73 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑭

青「…………」

赤「あの…青さん?」

青「…怖くは…ないんだな?」ちろり

赤「……あの…その『ちろり』は怖いです…」

青「貴様…!」バッ

赤「ちょっ…やめてぇ!」

青「あ………」

赤「お仕置きは…勘弁してください!」ガクブル

青「………すまなかったな…」とぼとぼ

赤「……?」

雑魚2「馬鹿…さらに落ち込ませてどうすんだよ…」こそっ…

赤「いや…すまん…条件反射みないなもんなんだ…」

雑魚2「まったく…わからんでもないが…ちょっと行って来るぜ!」ダダダ…

赤「あ!おい雑魚2…何処に…」

離れた木陰

青「……うぅ…(…私は怖いのか…赤もあんなに怯えて…)」くすん

雑魚2「お嬢さん隣いいんだぜ?」

青「う…ぇ…あ!…………(…なぜ雑魚2さんが…ここに…)」コクン

雑魚2「サンキューなんだぜ……」

青「……ぅ……」

雑魚2「あのさ…あんまり強がらない方がいいんだぜ…?」

青「…強がってなど………」

雑魚2「相手に弱みを見せないってのは…孤立するってことでもある…自分の周りに壁を作ってね…」

青「………いない…」

28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/25(土) 21:48:47.02 ID:.Oj8aoAO
【地域交流】⑮

雑魚2「…お嬢さんは強がる態度やじっと我慢してる様子が怖く見えるんだ…思い出してみるんだ…どこで怖がられたか…」

青「…どこで…?……!…」

雑魚2「…ほんとに怒ったときもあっただろうけど、ほとんど強がった時じゃない?それ以外でいつも怖がられてた?」

青「………!」

雑魚2「まぁ…そういうことだと俺は思うんだぜ!じゃ俺は行くんだぜ!あ!お昼ご飯しっかり食べるんだぜ!アディオス!」ダダダ…

青「…あ………」

もといた木陰

赤「雑魚2どこに行ってたんだ?」

雑魚2「お前のしりぬぐいだぜ…はぁ…でもどうだかな…」

赤「?」

雑魚1「すまん!兄弟!俺は…守り抜けなかったんだぜ……」

黄「おいしいね!このお弁当!」

黒「はい!」

雑魚2「…え?あれ俺の…お弁当…?」

雑魚1「一口だけって言ったのに……すまないんだぜ…!」

雑魚2「俺の…お弁当……」

青「…………」てくてく…

赤「あ…青さん…」

青「……あの…雑魚2さん…」

雑魚2「な、なんだぜ………(俺の…お弁当…)」

青「…頑張って…みます……」

赤&黄「「…!(青がおかしい!?)」」

黒「wうめぇwwう…おいしいです!」


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最終更新:2009年01月10日 11:16
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