72 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 20:50:59.31 ID:UAIgzUko
赤「………んぅ…」モゾ
赤「………んーーー」モゾモゾ
赤「………」チラ
時計「6:33」カッチカッチ
赤(……起きるか…)モゾモゾ
73 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 20:53:06.45 ID:UAIgzUko
赤「ふぁぁ…」
赤「黄はもう起きて朝のトレーニングに行ったかな…帰って来る時には朝ごはん作っとかなきゃ…ん?」
赤「……いいにおい」スンスン
赤「・・・台所に誰かいる…?」トットット
74 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 20:56:45.95 ID:UAIgzUko
赤「…金さん?」
金「赤か、なんじゃもっと寝ておってよかったのじゃぞ?」トントン
赤「いや、そんなことより何でここに…というより何で朝ごはん作っているんですか!?」
金「…?わしが料理をするのがそんなに不服かの?」
赤「いや、結構ですけどいきなりでしたからびっくりしますよ」
金「ふふ、わしもたまには料理をしたくなるものなのじゃ」グツグツ
赤(金さんって料理できたんだ…)
金「…お主はまだこの時間なのじゃな」
赤「…え?」
75 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 21:01:29.18 ID:UAIgzUko
金「覚えておるか?わしのチームにまだお主がおった時の頃」
赤「・・・忘れませんよ。今でもはっきりと覚えています」
金「お主は皆とのクジに負け、朝食係だったのう」
赤「はは、今となっては、そのクジの全般を俺がやってますけどね」
金「ふふ、それほど必要とされているって事じゃ」
赤「どうでしょう?」
金「・・・お主は最初、料理とは言えぬ物を作ってしまっていたな」
赤「言わないでくださいよ、アレからうまくなったじゃないですか」
金「そうじゃな。結局朝、昼、夜と全部の料理をお主がやっていたな」
76 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 21:08:23.52 ID:UAIgzUko
金「…のう、赤よ」
赤「・・・はい?」
金「今の隊、満足しておるか?」
赤「・・・もちろんですよ。ほっておけない人達ですけど」
金「…ふふ、なら、安心じゃ」
赤「金さん・・・?」
金「ほれ、味噌汁じゃ。試食してくれぬか」
赤「は、はい」ズズ…
赤「…おいしい…」
金「ふふ、自分の作った料理をおいしいと言われると、やはりうれしいものじゃな」ニコ
赤「金さん…」
金「それじゃあ、わしはもう行くかの」
赤「い、行っちゃうんですか?朝ごはんくらい一緒に…」
金「何、もののついでだったのじゃ。小娘たちによろしくな」
赤「金さん!…行っちゃった…お礼言ってないのに…」
77 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/12/22(火) 21:12:25.91 ID:UAIgzUko
青「赤、誰かいたのか?」
赤「青!・・・金さんが」
青「こんな朝早くにか?」
赤「あぁ…」
青「?・・・まあいい、朝食にするぞ」
赤「あ、あぁ、わかった」
赤(金さんって、あんなに綺麗な顔してたんだ)
最終更新:2010年05月21日 14:47