書類提出

804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/02(月) 04:20:03.71 ID:YDfbI6AO
【書類提出】 消えて行った司令…ここに復活

戦隊基地 本部棟 通路

赤「書類運ぶのまで付き合ってもらってすんません…」てくてく…

青「気にするな。…仕事は最後まで遂行する…それだけだ」てくてく…

赤「はい、ありがとうございます」

青「…う、うむ…」

中年男性「~♪」てくてく…

赤「!」ばっ!→敬礼

青「む?」

中年男性「ん?赤か…ご苦労さん」

赤「はっ!」

青「………(誰だ?…赤は知っているようだが…)」じとっ…

中年男性「相変わらずこき使われてるようだな…ん?」

青「………」

中年男性「んんっ??」

青「…なにをじろじろと…」

赤「ちょっ…ちょっと青さん!」ボソッ…

青「なんだ?この中年が…」

中年「うーむ…」

赤「司令ですよ!この基地の!」ボソッ

805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/02(月) 04:22:31.63 ID:YDfbI6AO
【書類提出】②

青「なに?私は知らんぞ?会ったことも見たこともない」ボソッ

赤「配属の顔合わせで会ってると思いますけど…(…みんな普段全然こっちには来ないからなぁ…忘れてるのか…)」ボソッ

司令「そこの君」

青「なんd…でしょうか?」

司令「新しく入った事務の娘かね?」

青「…なに?」

赤「し、司令も覚えてないんですか?」

司令「うるさいな赤…黙りたまえ。ごほん!…どうだね?いまから食事…ディナーにでも?良い店を知ってるんだよ」

青「………」

赤「…あ、青さん…?」

司令「青君というのかね?見たところ赤と親しいようだが…コイツは止めた方がいい…」

青「………」ぴくっ

司令「戦隊ヒーローのレッドなのに他のメンバーの尻にしかれてるらしいからな!しかも女の子に!笑えるだろう!?」

青「………」ふるふる…

司令「それに貧乏だし、仕事ばかり…もっとも雑用ばかりだが…だからデートする金も時間も無い…非常にかわいそうだが…」

赤「し、司令!だから青さんは…」

司令「それに比べて私ならばリッチでフリー…おっと勘違いしないでくれたまえ?別に下心があるわけじゃないんだよ?」

青「………」ふるふるふる…

赤「…青さん?」

806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/02(月) 04:25:36.54 ID:YDfbI6AO
【書類提出】③

司令「事務とはいえ悪と戦う者同士…交流を深めようと思ってね!いい機会だと思わないかね?」

青「…言いたいことはそれだけか?」ちろり

赤「ちょ、ちょっと!青さん!」

司令「ふっ…クールな娘だね…それもまた君の魅力だ…語り明かしたいことは山ほどある…が、それはディナーでゆっくりと…」

青「…この書類はどうする?」がさっ…

司令「書類か…私がチェックするまでもない。赤、やっておけ」

赤「え?俺がですか?なんで…(…ってか司令何言ってんだ?意味わからん)」

司令「私はいそがしい…ハンコとかは1番上の引き出しにある。知っているだろう?」

赤「…は、はぁ…しかし…(…こんなのばれたら始末書じゃ済まないんじゃないかな?…結局俺がやるんだろうけどな…はぁ…)」

司令「…これで大丈夫。なに赤だったら平気だよ?いつものことだからね」

青「…貴さm……む?………ふっ」ピコーン

司令「?」

青「……ふふっ」にっこり

赤「な!?(…ど、どういうことだ!?青が笑顔だと!?な…なにが?)」

司令「おぉ…素晴らしい笑顔…それは快諾と受け取って…」さっ

青「失せろ」ぎろりっ

807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/02(月) 04:27:00.95 ID:YDfbI6AO
【書類提出】④

赤&司令「「な!?」」

青「あいにく私は暇ではない。暇ならこの通路の掃除でもしたらどうだ?…ここに埃が溜まっているぞ?」

司令「………」

青「それが嫌ならおとなしくデスクワークををすることだな。高給取りならそれに見合った仕事をな…では失礼する」てくてく…

司令「……OH…GOD…」ずーん

赤「…うわぁ…ひでぇ…あ!青さん!」タタタ…
赤「青さーん!?なにいってるんですかぁ!!やばいですよ!?マジで!」

青「ふん…どうせこれから会うこともない相手だ」

赤「いや、司令だし…会うと思…」

青「…お前は言われっぱなしで…仕事まで押し付けられて…なんとも思わないのか?」

赤「…それは…」

青「…自分に非がない思ったことは言った方がいい…泣き寝入りは貧乏くじを引くぞ…?」

赤「…はい…(…言えるわけがないよなぁ…上官はもちろん…みんなにも…)」

青「……尻に敷いている私が言えたことではないか……」ボソッ…

赤「はい?なんか言いました?」

青「…なんでもない。…そういえばまだ経費の計上が終わっていないだろう?」

赤「は、はい……いや!?あれは…あれはいいです!」

808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/02(月) 04:29:04.10 ID:YDfbI6AO
【書類提出】⑤

青「…何故だ?」

赤「いやそのー…難しいしめんどくさいんで…(…青と桃のケンカで破壊された調度品とか申請するからなぁ…)」

青「…そうか…私では無理か…」しゅーん

赤「………(なんて書いてごまかすかなぁ…『ケンカで破壊されました』で良いなら楽なんだけど…うーむ…)」

青「……む、無理は…するなよ?」もじもじ…

赤「………(秘密基地を模倣した訓練ってのはだいぶ使ったからな…そろそろ無理が出てきてるんだよなぁ…)」

青「…て、手伝える…ことがあったら…」もじもじ…

赤「…え?なんですか?」くるっ

青「……なに?」

赤「…すいません聞いてませんで『ガチャリ』

青「…貴様…せっかく…私が…!」

赤「えっ!?な、何が!?す、すみま…」

青「人の話はちゃんと聞いておけ!馬鹿者がー!!」バスバス…

赤「う、うわぁあああ!!すんませんで…痛た!痛い!や、やめ…あぁああ!!」

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最終更新:2009年02月11日 21:17
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