無題4.

801 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/07(月) 01:01:41.30 ID:RLy5J4HB0
女幹部「首領!?」
首領 「っ!?  あー…いっちゃったー……かんぶのばかー」
女幹部「も、申し訳ありません首領。しかし、何をなさっているのです?」
首領 「ながれぼしー」
女幹部「…流れ、星ですか?」
首領 「ほしのめぐりがどうのこうのっていってたー。なんびゃくねんで
     きょうはながれぼしにいのると、ねがいごとがかなうひなんだってー」
女幹部「それで、この真夜中に、お一人で屋上に? 我々に言って下されば、代わりましたものを」
首領  「やりたいのー」
女幹部「では、せめて外套をお羽織り下さい。今夜は冷えます」
首領  「はーい」
女幹部「ずっと、外に居られたのですか?」
首領 「ねがいごとがきまらなくてー」
女幹部「? 世界征服が叶うように、でよろしいのでは?」
首領 「でもせかいせいふくしてからかえたせかいにできるなら、じかんがかからなくていいでしょー?」
女幹部「はぁ、確かに。世界の構造を作り変える時間が省けます」
首領 「だから、みんながしあわせになりますようにって」

803 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/07(月) 01:02:12.25 ID:RLy5J4HB0
首領  「ながれぼしこないねー」
女幹部「お休みになりますか?」
首領 「いやー」
女幹部「私が、見張っておきますが」
首領 「いいー」
女幹部「そうですか」
首領 「ほしがいっぱいだねー、かんぶー」
女幹部「はい、首領」
首領 「くりすますみたいー」
女幹部「今日は、大晦日ですが」
首領 「そーじゃないー。かんぶのばかー」
女幹部「申し訳ありません」
首領 「そーいえば、かんぶー」
女幹部「なんでしょうか、首領?」
首領 「くりすますのさんたさんって、ぷれぜんともらうのかなー?」
女幹部「…さぁ、どうでしょう」
首領 「もらえないんだったら、かわいそうだねー。がんばってるのに」
女幹部「本人の見解を知らないので、なんとも言いかねますが」
首領 「かわいそうー。あんなに…  女幹部「首領!」
首領 「ぁ、ながれぼし…」


804 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/07(月) 01:02:42.31 ID:RLy5J4HB0
女幹部「願い事は、どうでした?」
首領 「ごめん、かんぶー」
女幹部「どうなさいました?」
首領「ちがうことおねがいしちゃったー」
女幹部「なんと?」
首領 「さんたさんがぷれぜんともらえますように、ってー。おかしなことかんがえなきゃよかったー…」
女幹部「ふふ…よろしいではありませんか、首領。流れ星に頼らなくとも、我々が世界征服をすれば済む事です」
首領 「そうだけどー…」
女幹部「それに、贈り物のお礼に、サンタクロースが願い事をかなえてくれるかもしれません」
首領 「そうかなぁ?」
女幹部「断言はできませんが」
首領 「うん…あー、おひさまがのぼってくるー」
女幹部「初日の出ですね」
首領 「ごめんかんぶー。だめだったのに、こんなじかんまでつきあわせちゃったー」
女幹部「いえ、私が好きでやったことです」
首領 「あけましておめでとー、かんぶー」
女幹部「明けましておめでとうございます、首領」

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最終更新:2009年01月11日 17:54
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