無題21

974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/21(月) 03:11:57.49 ID:pcGYxLg0
「なによこれ・・・・」
実際に外に出て見ると、その巨大なロボットにまた驚愕してしまう
人を模った烈火のごとく赤い鉄の塊、そんな言葉が思い浮かぶ
「これさえあれば!この俺がここで一番強くなれる!
 俺がヒーローだぁああぁぁ!!」
その隣では赤が大喜びしている
さきほどは部屋の中でコーヒーを飲んでいた青もこのロボットを見に来ていた
「ほう・・・これは中々にすごいな」
「おい!そこのカフェイン中毒の青!!!」
「・・・・・なんだ赤、殺されたいのか?」
「ヒッ!?へへ・・・も、もう俺はびびらねぇぜ・・・
 なんたってこのロボットがある俺が最強なんだからな!」
「ほう、ならば私と戦ってみるか?ただし本気の」
「げっへっへ、後悔するなよ青!」
赤がなんだかものすごく負けフラグなセリフを吐いていた


なにやらマントを身にまとっている青と
赤が乗り込んだロボットが対峙している
「先にお前が攻撃していいぜ
 てめぇのちっぽけな銃じゃ俺のロボットには傷一つつけれないだろうがな!」
「ほう・・・?私も赤ごときにずいぶんとなめられたものだな・・・」
また赤がとてつもなく負けフラグなことを言っている
しかし、実際に銃程度ではあのロボット相手には傷をつけることが
できるようには思えなかった
青がマントの裏から銃を取り出す
80口径くらいの銀色の銃、それと10cmはありそうなでっかい弾
その弾をまるで、大砲の弾を入れるように銃に込める
見た感じ一発ずつしか込めることができなさそうなので
銃というよりは実際は大砲に近いのかもしれない
「・・・・あ・・・桃・・・」
「ん?なによ」
「・・・・耳塞いでおいて・・・・」
そういえば銃を撃つときは音がすごいらしいので緑の言うとおりに耳を塞いでおく
目の前では青が両手で銃を持ち、ロボットに撃とうとしていた
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/21(月) 03:28:34.58 ID:pcGYxLg0
不遜な態度の赤にいらだった
それとずっと使っていなかったこの銃と弾薬を使いたかったというのもある
ずいぶん昔に緑に作ってもらったものの、二度しか使っていなかった
と、いうのも使う相手がいなかったし、弾薬を込めるのにも時間がかかるため
そんなに使い勝手がいいわけでもなく、おまけに随分と使う相手が限られていたからだ
銃をロボットに向け、撃つ
手元に強烈な衝撃が伝わる、弾が音速の壁にぶつかる
音速の壁にぶつかった瞬間、弾が大きくらせん状に広がる
そのまま、勢いを持ったままロボットにぶつかった


「俺のぉ・・・・俺のレイジングカイザーが・・・」
基地の庭にはそこらかしこ赤い鉄の塊が散らばっていた
「むぅ・・・流石に手首が痛い、この銃の衝撃なんとかならんのか」
「・・・・無理・・・と、いうかあれは元々は失敗作・・・・
 あんなの使う青が馬鹿・・・・」
「もったいないじゃないか、それにたまには使ってあげないと
 銃が可愛そうだしな」




桃「・・・・赤ドンマイ!!!」
赤「うるせー空気!」
桃「励ましてやってるのにこいつは!?」

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最終更新:2009年01月11日 15:15
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