無題7 

315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 10:06:09.48 ID:odp3SFc0
VIPが落ちちゃったからこっちに投下。ちなみに黒は男。たぶん萌えない







局長「…以上だ」
赤「……っへ?」
局長「本日付けで君を我が隊から除籍する」
青「ちょっと待ってください局長!赤だけ除籍なんて…!」
局長「誰が赤君だけと言った?」
青「え?」
局長「除籍処分はここにいる全員だよ。早い話が隊の解体だな」
赤「そんな!なんで!俺はともかくなんで皆まで…」
局長「これを見てもまだそんな事が言えるかね?」
赤「これは…」
局長「今までの君たちの戦果だよ。分かるかい?隊の発足から少しも進行していない。敵を撃退しても始末しない君達のやり方では敵の戦力は減らせんのだ。私としても残念なのだよ。しかし、国はただのショーのためにこの隊を編制したのではない」
全員「……」
局長「君達の今までの活躍には本当に感謝している。皆が無事なのは君達が敵を撃退してくれていたからだ。退職の際にはそれなりの報酬は出させてもらう。…今まで、本当にありがとう」
赤「…これからはどうするんです?誰が皆を守っていくんですか?」
局長「次の隊のメンバーはもう決定している。皆、優秀な人材ばかりだ。そうだな。新しい隊の隊長に一言述べてもらおうか。入ってきなさい」
ガチャ…

黒「チースwwwwww俺俺、俺ッスヨwwwwwwお久しぶりーッスwwwwwwブリーッフwwwwwwなんちてwwwwwwフヒヒwwwwwwwwwwww」
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 10:07:18.78 ID:odp3SFc0
青「局長…本気ですか?本気で彼に、黒に新しい隊を任せるとおっしゃるのですか?」
局長「…ああそのつm
黒「いやいやちゃいますヨwwwwww俺もう黒じゃねーしwwwwwwwwwwリーダーだしwwwwwwwwつまりレッドっすねwwwwwwそこんとこ頼んますよぉwwww」
青「……」
黒「ちょwwwwwwなんかレスポンス返してくっさいよwwwwwwww俺すべってるみたいじゃないッスかwwwwww」
局長「…あー、黒君。ありがとう。挨拶もすんだみたいだし君は訓練に戻ってくれ」
黒「そッスかwwwwwwウィーッスwwwwあ、でも今日はチョッチたりーんで休ましてもらいますわwwwwwwそんじゃオツカレーッスwwwwww」
バタン…
青「…局長!」
局長「君の言いたいことは分かる。しかしこれは上の決定だ。覆すことはできん」
黄「上の奴らはなに考えてんだよ!」
緑「…彼に隊の長が務まるとは思えない…」
桃「あんなんの率いる隊でホントにだいじょぶなの~?」
局長「新しい隊に選ばれた隊員達は皆、厳選された戦士達。プロの集まりだ。実力に問題はない」
青「あの黒もそうだとおっしゃるのですか?失礼ですがとてもそうには見えません」
局長「彼は、少し特殊でな…。戦力というより別の素質を買われ任命された」
赤「別の、理由?それって一体…」


局長「顔だ」


317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 10:38:31.22 ID:odp3SFc0
赤「か、顔って、そんな…」
局長「重要な事だ。我々が動くためにも市民の支持が必要なのだ」
青「そのために黒に看板になってもらうと?」
局長「…その通りだ」
赤「そんなのって!」
黄「見損なったぜおっちゃん!」
局長「……」
秘書「局長をせめないであげてください。局長は最後までなんとかしようとあがいてくださりました。…でも駄目だった。私達ではどうしようもなかったんです」
赤「そんな…」
局長「いいんだ、秘書君。言い訳はしない。情けない上司と軽蔑してくれても構わない。だが、この決定は覆らない」
青「私達はこれからどうなるのですか?」
局長「どうにもならんよ。これからは一般人として生活してもらうことになる。そのための援助や新しい就職先などについては我々も微力ながら協力させてもらう」
全員「……」
局長「皆、今まで本当にご苦労だった。組織の代表として礼を言わせてくれ。ありがとう。君達のおかげで多くの命が救われ、勇気をもっただろう。後のことは我々に任せ、戦闘のない生活の中で戦いの傷を癒してくれ」
局長「…以上だ。現時点をもって我が隊を解体する。では解散」
赤「…っぐ、っう…」
局長「……解散だ……」

323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 11:10:19.06 ID:odp3SFc0
戦闘員B「どうしたんだよ。お前から誘ってくるなんて珍しいじゃん。なんかあったんか?」
戦闘員A「そうそう。いつも金がねーって喘いでたくせに今日は奢りとか言っちゃうしよ」
戦闘員B「薄給なんだからあんま見栄はんなよーwwwwww」
赤「ひでぇなwwwwww大丈夫だよ。ちょっとまとまった金が入ったんだ」
戦闘員B「なんだ、なら女幹部さんとかも呼んじゃえばよかったなwwwwww」
戦闘員A「金はあるときにたかっとかねーとなぁwwwwww今から呼んじゃう?」
赤「ちょwwwwwwww…いやまぁ、今日はお前らと飲みたい気分だったんだよ。付き合いも長いしな」
戦闘員B「……」
戦闘員A「…やっぱなんかあったろ」
赤「え?」
戦闘員A「そんな面してる」
赤「分かるか。やっぱ」
戦闘員B「分からいでか。付き合い長いしな」
赤「……」
戦闘員B「世界征服を企む組織の下っ端でよければ話ぐらい聞いてやるぜ?」

325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 11:55:51.65 ID:odp3SFc0
戦闘員B「…マジかよ」

戦闘員A「これからどうすんだ?」

赤「分かんねぇ。正直頭ン中ぐちゃぐちゃっていうか、まだ混乱しちまってるよ」

戦闘員A「…そうだよな。すまん」

赤「謝る必要はないさ。でも、さ」

戦闘員A「なんだ?」

赤「…ちょとだけさ、ちょっとだけ、泣いて、いいかな?」

戦闘員A「おう…」

赤「…ごめん…」






赤「(ずびっ)…すまん。少し落ち着いた」

戦闘員B「そっか。よし、じゃ出した分の水分を補給しようぜ!いくらでも付き合ってやるからよ」

赤「…そうだな!よっしゃあ!今日は限界までいくぜぇ!」

戦闘員AB「「おっしゃあぁぁぁっ!」」

326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 12:24:50.57 ID:odp3SFc0
戦闘員A「Zzz…」
赤「あーあ、潰れちまったか。あんま強くないからなぁコイツ。…ありがとな」
戦闘員A「んあーんがぁ…」
赤「はは…」
戦闘員B「…なぁ赤」
赤「なんだ?」
戦闘員B「お前さえ良けりゃさ、うちに来ないか?」
赤「……」
戦闘員B「お前ならみんな歓迎してくれると思うし、待遇だって保障する。下っ端の俺が言うのもなんだがウチのボスは信頼できる人だ。お前を見れば悪くはしないはずさ」
赤「……」
戦闘員B「どうだ?」
赤「…少し、考えさせてくれ」
戦闘員B「…ああ。ゆっくり考えてみてくれ。それじゃ、俺らは帰るよ。ほら、起きろA」
戦闘員A「んもあーぅ…」
赤「気をつけろよ」
戦闘員B「ああ、それじゃな」




赤「これから、か…」

331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/10(木) 14:32:52.06 ID:tpvHjwAO
首領「かんぶー」

女幹部「何ですか?首領」

首領「かんぶはなんでわたしについてきてくれたのー?」

女幹部「…先代の首領にはよくして頂きましたから」

首領「それだけー?かんぶはママがいたからわたしをたすけてくれたのー?」

女幹部「うーん、まぁそれはあくまできっかけですね。今は首領だからお仕えしたいと思っていますよ」

首領「どーしてー?わたしぜんぜんすごくないよー?かんぶやおとこかんぶみたいにあたまよくないし、かいじんさんやせんとういんさんたちみたいにつよくもないんだよー?」

女幹部「作戦などが必要なら私達が考えます。戦闘ならば怪人さん達がいます。けれど、私達が一つになるためには首領という御旗が必要なのです。私達が行くべき道からそれぬような、決して揺らぐ事のない御印しが」

首領「うんとね、ごめんね。よくわかんない」

女幹部「…みんな首領が大好きということですよ」

首領「うん、わたしもみんながすきー。だいすきー」

女幹部「まぁ。とても嬉しいです、首領」

首領「うん、えへへー。…あのねかんぶー。ありがとー。わたし、がんばるねー」

女幹部「はい、みんなで頑張りましょう。」

首領「うん!」

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最終更新:2009年01月11日 14:53
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