「青√」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「青√」(2009/01/10 (土) 17:03:57) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/01/26(土) 14:21:12.35 ID:tV5AQuY0
「青√」
純白のシーツの上に二人は居た
10代半ばと見える少女は、衣服を纏ってはいなく
まだ、あどけなさの残るその少女はまだ夢の中
隣で愛しそうにその少女の寝顔を眺めていた男は
やがて少女を起こさないようにそっと布団から出た
周囲に散らばった衣服の中から下着とジーパンを着て台所へ消えた
少年は朝食を作り始めたのか、寝室にも香ばしい匂いが漂ってきた
その匂いに反応したかのように少女が寝返りをうった
が、それ以上の動きは無くまだ夢の世界に浸っている
しばらくして少年が両手に皿を持って寝室に戻ってきた
まだ起きていない愛しい人に 愛しさと呆れを等分に混ぜた微笑をもらす
男は両手に持った皿とマグカップを近くのテーブルに置いてから、少女に声をかける
「青、起きて……もう朝だよ?」
呼ばれた少女は、眠たげに目を擦り男に目を向けた
青の瞳は正しく美しい蒼い瞳をしていた
「んっ赤か?おはよう、コーヒーは?」
ため息をついて赤は答える
「青、コーヒーはここにあるから、一緒に朝食を食べよう?」
「うん…すまない、ありがとう」
青は目を擦り起き上がる、肩にかかっていたシーツが流れ身体が露になる
「おいおい…」
赤は上着を拾い上げ、少女にかけてマグカップを渡す
「赤の作ったコーヒーはあったかいな」
「そうかい?」
コンコン
「あんた達、起きてる?そろそろ収集かかるから服着ときなさいよ?」
「あぁ、わかってるよ桃」
「行こうか?」
「あぁ赤、だがコーヒーを飲んでからな」