お料理教室

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64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:08:19.22 ID:jzmXckAO 【お料理教室】 戦隊基地 キッチン 赤「…いやいいと思うよ?でもなんで?」 黄「その…桃に馬鹿にされて…だから…」 赤「料理が出来ないって?…でも桃もたしか…」 黄「でもさ…僕も女の子だし…その…お料理くらい…(赤もお料理が得意な人がいいんでしょ?…だから…)」 赤「…!(これは…!ついに黄も…女の子の自覚をッ!協力せねばなるまい!)」 黄「赤?」 赤「わかった…最善を尽くそう!(…女の子らしくなればスパーリングで必要以上にボコボコにされることも…備品を壊すことも…その他もろもろが無くなるかもしれないしな!)」 黄「ほんと!?ありがとー!」バッ 赤「あ!やめ…!うわぁ!」がしゃーん…パシッ! 赤「ふー…ふー…(あ、危ねぇ!ほ、包丁が…!!)」 黄「あ、あれ?…ご、ごめんなさい!」 赤「とりあえず…暴れないようにね?(しかし…ここでめげる訳にはいかない…!)」 黄「う、うん…」 青「うるさいぞ!なにをやっている?」 赤「は!青さん…すいません」 黄「あ!青!僕、料理を教えてもらおうと思って…」 青「料理?…黄が?」 黄「う、うん」 青「…………」 65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:09:57.03 ID:jzmXckAO 【お料理教室】② 赤「なるべく静かにやりますんで…」 青「ま、待て!」 赤「?」 青「その…わ、私も…(…やはり料理は覚えておくべきだろう…赤に教えてもらえるし…)」 赤「青さんも?(…これはいったいどういうこと?青が…料理…いや黄の時点でびっくりだけどね…)」 黄「青も?よかったー!1人じゃ不安だったんだよ~」 青「よ、よろしく頼む…」 赤「はぁ…こ、こちらこそ」 お料理開始! 赤「…教えると言っても俺もたいしたことは教えられません」 黄「う…は、はい!」 青「う、うむ」 赤「いや…そう畏まらなくても…おっと…ごほん!…で今回は包丁の基本的な使い方と簡単な料理を作ってみることにしよう!…です!」 黄「うん!」 青「うむ!」 赤「いい返事です!料理の道は長く険しい…努力あるのみです!…でとりあえず包丁の持ち方は3種類ほどあります」 黄「持ち方っていろいろあるの?」 青「ほぅ…」 赤「ああ…用途に応じて…これは基本だからよく覚えるように!…してください!まずは…」 66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:12:06.37 ID:jzmXckAO 【お料理教室】③ …省略 赤「では本番です!怪我しないようにしてくださいね?」 黄「う、うん…」 青「うむ!」 赤「じゃあまずは黄は人参、青さんはごぼうを切ってみてください。皮むきは面倒なので俺がやっときました(危なさそうだしな…)」 黄「…えい!」スパッ! 黄「切れたよ!赤!ほら見て!」 赤「…包丁は切る道具だろ?…まぁそんな感じたな!人参は転がるからな…左手に気をつけろよ?さっ続けて…」 黄「うん!わかった!」 青「…………」そー… 赤「そこまで慎重にならなくても…」 青「うるさい!気が散る!」 赤「す、すいません!」 …省略 赤「うーん…分厚かったり、薄かったり…形が不揃いだな…」 黄「………」しゅーん 赤「まぁ最初はこんなもんだ!慣れだよ、慣れ!次はタケノコとレンコンだ…これもざくぎりで 切ってくれ」 黄「うん、わかった!」…スパッ 赤「青さんのは綺麗に切れてますね…」 青「ふふん…当然だ!」 赤「でも黄の5倍くらい時間が…綺麗に切るのも大切ですが、もう少し手際よくできるといいと思いますよ?」 青「う…わ、わかっている!」 67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:14:08.93 ID:jzmXckAO 【お料理教室】④ 赤「こちらも慣れですからね…頑張ってください…じゃあ青さんにはこんにゃくを切ってもらいますね」 青「う、うむ…う…むにむにするな…このッ!おとなしく私に切られろ!」…むにゅ… 黄「青…隣で変なこと言わないでよ…怖いよ?」 青「うるさい!こいつがむにむに逃げるんだ!」 赤「こんにゃくは逃げませんよ…それと2人とも包丁を使ってるときは目を離しちゃダメですよ?危ないですからね…」 黄「ご、ごめん…」 青「す、すまない…」 赤「……いいえ(…意外に真面目に取り組んでるな…うんうんいい感じだな…)」 …省略 赤「2人ともだいぶ慣れてきたみたいですね」 黄「うん!えへへ…」 青「う、うむ……///」 赤「次はメインのお肉です。今回は鶏肉ですね…一口大に切ってください」 黄「…ん…よく切れない…」…むにゅ… 赤「肉類は引いて切るんだ…お肉は切り難いだろうけど頑張るんだ…ん?」 青「…………」 赤「青さん…どうしたんですか?」 青「い、いや…鶏肉を改めて見ると…」 赤「ああ…まぁ、元々は生きてたニワトリですからね…生々しいのはわかりますが…」 青「むぅ……」ちょんちょん… 赤「青さん…切らないと先に進めませんよ?」 青「わ、わかっている!…うぅ……」…むにゅ… 赤「………(そんなに嫌かなぁ…鶏肉切るの…魚とかだったらどうするんだろう…?」 青「…うぅ……」…むにゅ… 68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:17:26.35 ID:jzmXckAO 【お料理教室】⑤ …省略 赤「こんなもんですね…最後は包丁は使いません…豆の筋取りをします。これをしないと、料理がすじっぽくなってしまいますからしっかりお願いします…こんな感じで」ブチッ… 黄「こ、こう?」ブチッブチッ! 赤「力を入れすぎだ…爪でちぎるようにするとうまくいくぞ?」 青「むぅ…」ブチッ… 赤「あ、そんな感じで…」 黄「この量を全部~?」ブチッ… 青「確かに多いな…山になってるぞ?」 赤「6人分ですからね…多くもなりますよ」 黄「うーん…大変だね?」ブチッ… 赤「まぁな…普段は俺が全部やってるんだ…少しは苦労が解るだろ?」 黄「…うん…いつもありがと…//」ブチッ… 赤「え?いや…そんなあらためられると…(あれ?軽く振っただけなのに…)」 青「…い、いつも…すまない…感謝している…///」ブチッ… 赤「え?い、いえ…(青まで?おかしい…ひょっとしてドッキリ?しかし…2人とも真面目に作業してるし…)」 69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:19:09.90 ID:jzmXckAO 【お料理教室】⑥ …省略 赤「いよいよ調理に入ります…とは言っても後は調味料を加えながら煮るだけなんですけどね(さっきはなんだったんだろ…実感がわかないんだけど…)」 赤「じゃあ調理してみてください…あ、里芋は皮むきしといたんでそれも入れてくださいね?」 黄「うん!」 青「これは…筑前煮か?」 赤「そうですよ?今日のお昼ご飯は筑前煮です。お袋の味ってヤツですかね?」 黄「…なんかすごく赤にピッタリな気がするね?」ボソッ… 青「…確かにな…」ボソッ… 赤「どうしたんですか?何かわからないことでも?」 黄「なんでもないよ!」 青「う、うむ!」 赤「?」 お料理完了! 赤「…できましたね…これで完成です!」 黄「わーい♪いただきま…」 青「待て!まだみんな集まっていないだろう!?」 黄「えー…味見くらい…」 青「そ、それは…まぁそうだが…」 赤「…味見してみますか?」 黄「いいの!?」 赤「まぁ…みんなで食べるものだから…味のチェックく『いただきまーす!』 青「ま、まて!」 赤「しかたないですよ…はい、青さんの分です」つ筑前煮 70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/10/28(火) 00:22:19.38 ID:jzmXckAO 【お料理教室】 青「し、しかし!……う、うむ…」 黄「おいしい♪」 青「なに!?ほんとうか!?…どれ…」パク… 黄「ね?おいしいでしょ?」 青「…うむ…うまい…」 赤「苦労したから尚更でしょう?まぁ…ほんとに嬉しいのはたぶんみんなにおいしいって言われたときでしょうけど…」 青「なら赤は…どうなんだ…?」 黄「僕も気になる!」 赤「え…俺?…どれどれ…」パク… 黄&青「「…………」」ドキドキ… 赤「うん!うまいですよ?」 黄「ほんと!?」 青「ほんとうか!?」 赤「え…えぇ、まぁ…よく出来てますよ?」 黄「…えへへ」 青「…そ、そうか………ふふ」 赤「(すごく嬉しそうだな…これは成功か?)…あ!そろそろお昼ですね…準備しないと…」 黄「僕も手伝うよ!…あっ!」ダダダ… がしゃーん! 青「なにをやっている!…あ!」ガタッ がしゃーん! 赤「き、気持ちだけで…後は俺がやりますんで…(まずは台所で暴れないことから教えるべきだった…よ、余計な仕事が…)」 黄「ご、ごめん…(…またやっちゃったよ~…うぅ…」しゅーん 青「す、すまない…(わ、私としたことが…くぅ…!」しゅーん 赤「…いえ(…この2人…向いてないのかも知れないなぁ…こういうの…)」

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