青とコーヒーカップ

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770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/28(日) 03:04:56.49 ID:8jgNLcAO 【青とコーヒーカップ】ごめん、途中までなんだ…つづきは今度で… 戦隊基地 キッチン 赤「ふんふふん…ふん♪マジでジョイってスゲーな「油汚れに~♪」は伊達じゃないな!」 赤「ふんふふ…」 ガチャン! 赤「あ!皿が…カップ…?これ…は…青さん…の……うわあぁぁあ!!」 赤「や、やっちまったぁ!!普段からこのカップには気をつけていたのにッ!ど、どうしよう……これはもうごますしか…せない…これは無理だ…あぁあ…」 ロビー 青「………(赤にコーヒーでも頼むか…)」ペラッ 青「おーい!赤!」 赤「はい…た、ただだいま…」ダダダ 青「コーヒーを頼む」 赤「…………」だらだら 青「どうした?早くいれてこい」 赤「そ…それが……(恐い…恐いよ…)」 青「?…どうした?コーヒーでも切れたか?」 赤「(言え!言うんだ俺!言っちまえ!)……青さんのカップ…割ってしまい…まし…た……」 青「…なに?」 赤「すんません!ほんとにマジで心からごめんなさい!」へこへこ 青「…貴様…!」ガチャリ 赤「すんま…は!」ビクッ 青「…………」ピタッ 771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/28(日) 03:18:07.70 ID:8jgNLcAO 【青とコーヒーカップ】② 青「………(…いや待て…これは…)」 赤「あ…(…いつものがこない…?なぜ?)」 青「…ま、まぁ…割ってしまったものはしかたがないな」 赤「え?…ゆ、許して貰えるんですか?」 青「そう高いものでもないしな……しかし弁償はしてもらうぞ!」 赤「は、はい!ありがとうございます!…おいくらほど…(お金足りるかなぁ…なんで何も買ってないのに減ってくんだろ…)」ごそごそ 青「い、いや…金ではなく…その…私が選ぶしな…ど、どうせ払うなら…」 赤「わかりました!通販ですね!さっそくネットで……」バッ 青「ま、待て…こういうものは自分の目でみて触って選ぶのだ!…だ、だから…商店街に…そのついてきt…こい!」 赤「なるほど…通販と実際に見るのとは違いますもんね?わかりました!」 青「そ、そうだ!じゃあ頼むぞ」すたすた 赤「なんか…今日の青さん優しかったな…しかし弁償…高かったら…ここって給料前借りできんのかな……」 通路 青「………ふぅ(い、勢いでさそったはいいが、どうしよう…な、なにを?どうすれば?あれ?なにが…どうで………?わからなくなってきた…)」すたすた 黄「あれ?青!どうしたの?」 青「………ふぅ(落ち着け…まずは服装だ…あまり派手ではないほうがよいだろう…コンセプトは『近所で軽くお買い物』…これだ…!)」すたすた 黄「青ー?」 青「………よし!!」すたすた 黄「!」ビクッ 青「………」すたすた 黄「…ほんとどうしたんだろ?ま、いいや!カレーカレー♪」てくてく 775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/29(月) 19:26:50.80 ID:CFvJ0gAO 【青とコーヒーカップ】 戦隊基地 青自室 青「………(よし…こんなものだろうか…?化粧は普段から…)」 とんとん 赤「もしもし…?…青さん?そろそ…」 青「い、いま行く!玄関で待機しておけ!」 赤「は、はい!」 玄関前 青「…待たせたな…(…くっ!…ラフとはいえ私服姿を見られていると思うと顔をみれん!)」てくてく 赤「…あ、青さん。もう支度は済みましたか?(…ジーパンに普通のTシャツか…青さんらしいシンプルな格好たな…しかし体のラインがはっきりして…なかなか…)」じろりじろり 青「…で、では出撃だ!」 赤「え…?…出撃…?」 青「い、あや!…出発だ!」 赤「前もそんなこt…」 青「…黙れ!」バシッ 赤「あ痛っ!…あれ?…今日はゴム弾じゃないんですね?」 青「あんなもの買い物に持って行くわけがないだろう!…それとも…ゴム弾のほうがよかったのか…?(も、もしかして赤あっちの趣味が…!?)」 赤「い、いえ!滅相もございません!本当に!はい!(無理無理無理…絶対無理!…あれ痛いもん…マジでな…」ビクッ 青「…そ、そうか…なら余計な口はきかぬことだ!(………違うようだ…)」 赤「サー!イェッサー!金輪際無駄口はたたきません!」 776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/29(月) 19:34:09.72 ID:CFvJ0gAO 【青とコーヒーカップ】…終らないぜ 青「…うむ………う…む…?(…は!しまった!…こんな命令をしたら世間話のひとつもできないではないか…!)」 赤「…………( …あれ?青さんの様子が…しかし!ここは我慢だ!お仕置きは嫌だ…!) 青「…………(ど、どうする…撤回するか…?…しかし…)」 桃「あれ?あんたたち…こんなとこ何してんのよ…?」 青「あ…!いや…私たちはい、いまから……その…(桃!…な、なんて言えば…『一緒にお買い物♪』…無理だ!いやいや…落ち着け!…!……そうだ!)」 桃「何よ?…どうしたの青?」 青「…いまから……補給物資を買いに行く所だ!」 桃&赤「「…え?」」ぽかーん 桃「…はぁ…赤…説明しなさい…」 赤「…青さんのコーヒーカップを割ってしまったので、夕飯の買い物がてら新しいのを買いに行くとこ」 青「………////」 桃「青…あんた……そのギャグ…ウケないわよ?…ま、良いわ!赤!スイーツも頼んだわよ!」すたすた 青「………(ギャグ…)」ずーん 赤「………(金…)」ずーん 青「…行くか……?」 赤「…そうですね…」コクリ 青「………(…私の…イメージが…うぅ…)」てくてく 赤「………(…今月はザコーズに金貸して貰おう…)てくてく 784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/01(水) 05:25:52.42 ID:y5JRsoAO 【青とコーヒーカップ】⑤ 商店街 青「……はぁ…(…あんなことになるとは…なぜ私は……)」とぼとぼ 赤「………(き、気まずい…基地からここまで会話なしとは…普段あまり青さんとは話さないとはいえ…これは…)」ちらっ 青「………(…ギャグなんて言った覚えはないぞ……)」とぼとぼ 赤「………(…ウケなかったのがよっぽどショックだったのか……ここはなにか話かけるべきか…?…いや…!無駄口を叩いたらゴム弾が待っている…それは嫌だ…!)」 青「………(…赤にも聞かれた…恥ずかしさと屈辱で顔を見ることはおろか…口をきくこともできん…)」とぼとぼ 赤「………」てくてく 青「………」とぼとぼ 日用雑貨『グラッツェ』 赤「…青さん、着きましたね?(これくらいなら平気だよね?事務連絡だもんね?)」 青「…うむ(…やっと話しかけてくれたか…いや…無駄口を叩くなといったのは私の方か…)」 赤「…じゃ、はいりましょう!(…これなら…なんとかイケる!) 青「…うむ(…このままでは…店内でもまた…)」 赤「……」ガチャ 青「!…ま、まて!(…素直になるんだ…ほんの少しでも…)」 赤「え?(なになに?え?俺なにかしたの?)」おどおど 青「…その…なにかを選ぶときにな…?自分じゃ…え、選べないときがあるだろう…?」 赤「…たまに…(…青さんがおかしい…しかしお仕置きではないのか…ふぅ…一安心だ…)」 青「だ、だから相談に…乗ってもらいたいんだ…が…(…言えた!言えたぞ!…しかし…)」ドキドキ 赤「…お安いごようですよ!(…なるほど…慣れないお買い物で不安というわけですか…)」にこり 青「…たすかる(よ、よかった…)」 赤「はい!じゃ改めて…はいりましょうか!(…は!…これは弁償金を減らすチャンスって奴か?…よぉし!)」 青「うむ!(…赤はやはり優しい奴だ…ふふ…)」 786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 10:50:14.24 ID:j1BYOwAO 【青とコーヒーカップ】⑥ からん バイト「いらっしゃいませ!なにかお探しでしょうか?」 赤「コーヒーカップを探してます」 バイト「食器類ですね?…店員1さーん!」 店員1「…ジョルノ…テメェ…嘗めてんのか?俺の名前はここじゃアバッキオだつってんだろがッ!…ところでお客さん…どうだい…紅茶でも…」にやり 赤&青「……(なんだこいつ…)」 店長「アバッキオそれぐらいにして置け…ジョルノも早く名前くらいおぼえるんだ」 バイト「あっ…店ち…ブチャラティ…すみません…」 店員1「ちっ…」すたすた 青「…おい、赤…この店…おかしいくないか?」ぼそ 赤「…はい…噂ではちょっと変わってる…って聞きましたけど…」ぼそ 店長「…失礼しました…2人ともまだ不慣れなもので…食器類はこちらになります」すたすた 赤「あ…いや…はい(…この人はまともそうだな…見るだけ見てみるのも…それにここ安いらしいし)」 青「おい!赤…」ぼそ 赤「…たぶん大丈夫ですよ…それにここ有名なんですよ?直輸入品を安く売ってるって…見るだけ見てみませんか?」ぼそ 青「…そ、そうなのか…?なら…」ぼそ 店長「?」 787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 10:53:53.14 ID:j1BYOwAO 【青とコーヒーカップ】⑦ 食器類売り場 店長「こちらです。どうぞごゆっくり」すたすた 青「…ほぉ…確かに安いが物はいいようだな…」 赤「ですね。俺も来たのは初めてなんですが…」 青「………」←品定め中 赤「………(この値段なら大丈夫だな…)」 青「………(…ハート型なんてあるのか…いや、私には合わないな…こっちはペアカップ………色ちがいだ…赤色と青色…!?) 赤「………(このあとは青さんと別れて夕飯の買い物と…桃のスイーツ…あとは…報告書か…)」ぼー 青「………(…こ、これは…は!…男女で食器類をみに来る…こ、これは周りからみて…ど、同棲の準備に見えるのでは…?)」 赤「………(今晩なににしようかな…毎回毎回悩むなぁ…)」ぼー 青「………////」ちらっ 赤「…!…青さんどうしたんですか?」 青「…え!?い、いや…なんでもない!(くっ!目があった…ど、どうし…)」ぷいっ 赤「そうですか?てっきり相談かと…(…これは危ない!俺の本能が告げている…そうか…!)」 赤「…あっ!これなんてどうですか?シンプルな形で薄く青みがかってるのが、青さんのイメージにピッタリだと思うんですけど…(完璧だ!…これで他のこと考えてた訳ではなく…カップを選んでいた…ということに…)」すっ 青「そ、それは…(い、色違いのペアのカップ…)」 赤「あ、あれ?気に入りませんでしたか?(まずい!まずいぞ!…他に…なにか…)」 青「…い、いや…私も…そ、それが気になっていた…」 赤「そうなんですか?いやー偶然ですね?(…偶然に驚いただけか…よかったよー!)」 青「あ、赤もそう言うなら…そのペアカップに…」 赤「…え?(…ペア…カップ…?…てことは…これ2個で5000円なの…?安いなぁ…)」 青「な、なんだ!?」 788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 10:57:07.00 ID:j1BYOwAO 【青とコーヒーカップ】⑧ 赤「いえ…2個でこの値段は安いなぁ…と思って…」 青「…い、言っとくが、ひとつは鑑賞用にするんだからな!誰にも使わせんぞ!」 赤「は、はい…(よっぽど気に入ったんだな…)」 青「…な、ならいい…」 赤「じゃあ…お会計済ませましょうか?」 青「うむ!」 レジ レジ担当1「えーと…これは…1個で5000ユーロで…」もたもた 青「…私は先に外で待っている」てくてく 赤「あ、はい…あれ?1個?」 レジ担当2「ナランチャ…違いますよ?ユーロではなくて円です…それにそれは2組で5000円ですよ?もうわかりますね?」 赤「え?どっちが…」 レジ担当1「そ、そうだった…じゃあ2個で8000ユーロ円だろ!な!フーゴ!」 レジ担当2「…テメェェ!!何回教えりゃ覚えんだよ!なんで増えてんだよ!足し算ですらねぇだろぉがッ!だいたいユーロ円ってなんだよ!この馬鹿ヤローがッ!」 赤「あ、あの…ちょっと…」 レジ担当1「…あ?いま俺のこと馬鹿にしたな…?俺を馬鹿にするやつはゆるさねぇ!…ぶっ[ピーーー]!」 レジ担当2「足し算もできねぇ馬鹿にやられるわけねぇだろ!上等だッ!表に出ろ!」 赤「…なんだ…なんなんだ…一体」 店長「2人ともやめろ!お客様の前だぞ!」 レジ担当1&2「「…でも」」 店長「いいから奥へ行け!」 赤「………(ちょっと変わってるどころの話じゃない…)」 店長「まことに失礼しました…5000円になります」チン 789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 11:01:22.68 ID:j1BYOwAO 【青とコーヒーカップ】⑨ 店長「まことに失礼しました…5000円になります」チン 赤「…はい(まぁ…安いからいいか…)」 店長「ありがとうございました…またのご来店を!アリーベデルチ!」 赤「?あ、アリーベデルチ…?」ガチャ 店前 青「…遅かったな…」 赤「すみません!いろいろありまして…」 青「いろいろ?…まぁいい行くぞ!」 赤「あ、俺これから夕飯の買い物とか…あるんでここで…」 青「…なにを言っている?い、一緒に行くといったんだ!」 赤「え?」 青「た、たまにはいいだろう!(…一緒に買い物も…)」 赤「…はい(どうしたんだろな…?珍しい…)」 青「では出撃だ!(まるで……)」 赤「青さんまた…」 青「!…う、うるさい!黙れ!」バシッ 赤「は、はい!」ビクッ 青「……!…(…は!また…)」 赤「………(やっちまったぁあ!帰ったら…お、お仕置きがぁ!)」 青「………ふぅ」とぼとぼ 赤「………はぁ」とぼとぼ

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