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2話.


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 例えば、姉妹。
 二人産めば、単純に四家族に一家族はそうなるだろう。しかし現実はそんな風に統計はならないのは置いておく。
 そしてそれが双子。
 一卵性双生児なら顔はほぼ一緒の姉妹だろう。
 私がそうだ。

 とりあえず私は目の前にいた、私と同じ姿をしていたそいつの腹を思いきり殴った。
 呻きは無く、寝ていた時にしたので、運良く恐らく気絶か失神でもしたのだろう。そのまま永眠してほしいものだ。
 昨日貸し与えた部屋から抜けて、私の部屋に侵入し、更には私のベッドに潜り込んできたそいつには当たり前の罰だろう。
 私はそいつをずるずる引っ張って、廊下に放置して、私は起きたついでに朝食を取ることにした。
 基本的に外に出ないので、買い物はネットで済ませているので、基本的に家の中には生物はないので、卵や野菜などなく、その辺りの栄養はサプリメントで補っている。実に健康に悪い過ごし方だろう。今はあまり外見にはなにも表れていないが、あと十数年したら色々人より早く衰えていくだろうが、そんなことになっても後悔なんてしないだろうので、この生活で十分だった。
 ちなみに味噌汁など、ご飯など殆んどの食事はインスタントや、レンジで済ませてしまう。最近では調理済みの料理を真空パックに詰めて、配達してくれるなんて業者もいるので、私達みたいな人種にはありがたいことだ。これはこれで栄養も取れるので、悪くはないだろうし、一人分ずつが小分けされているのもいい。わざわざ料理を作るとしても一人前じゃ、そっちのほうが高く付いたりもする。とかいういい訳も考えておいた。
 先ほど言った料理済みの真空パックは、いくつかの業者のを買っているので、他にはインスタントラーメンくらいしか買わなかったりする。
 なので、相変わらず私は今日もその中のひとつを漁ってレンジと電気ポットを駆使して朝食を作る。
 そしてあっという間に完成。
 私はそれを食べつつテレビを付けてニュースでも見る。
「円高で八十円台入ったか」
 直ぐには影響は出ないだろうが、大損しない為にも早めに売買しておいた方がいいだろう。
 私は新聞を下まで取りに行くのが面倒という理由だけで、新聞を取っていなかったりするので、テレビとネットでその辺りの景気を知っている。最近は不景気というのは株にも出ているので、儲けはあまり出ないどころか、少し赤字になっているのも現状だ。
「お、上がってるね」
 ニュースで私が持っている株の値が上がっているのを確認したので、それは保留にしておく。その株は最近下がり気味で、さっさと売ってしまうべきかと思ったが、一気に数十円上がっていたので、売らなくて良かったと内心思っていた。数はそれほど持っている訳ではないが、それでも三百円台で数十円増えるのは結構大きい。
 しかし他は大体右肩下がりとどっこいどっこいだった。

 私は一度部屋に戻ろうとしたら、まだ廊下には起きる事無く寝ていたそいつがいた。
 残念ながらこいつは悲しい事に私の実の双子の妹だ。
 背丈も身長もほぼ同じくらいだろう外見で、顔は見分けもつかないほど似ていて、声と性格は違うという普通の双子だ。別に二卵性双生児ではないので、基本的には同じ体のつくりをしているが、残念ながらこいつには知恵が足らなかったようだ。
 これがクソ親父に勘当された訳のひとつで、実は私の方が期待されていて、こいつには期待はほとんどしておらず、いざ私が家出すると、クソ親父はこいつに無理やり私と同じように、勉学を押しつけたのだろう。しかしこいつは私と違って、期待もされていなかったので、それまで得ようとしていた知識より、余りに量が多すぎてついていけなかったのだろう。もし、私と同じように、小さい事から同じ事をさせていたら、まだ何かしら奇跡などでも起こっただろう。
 私はよくよく考えてみれば、ここに放置しておくのも邪魔だったので、更に端の方に退けておく。ちなみに私の筋力ではきついので、少し時間がかかっている。
 私は部屋に入ると一応念のため鍵を閉めておいた。
 私の部屋には株で生計を立てている事もあり、ほとんどの本が株に関する書籍で、他も自分で調べて集めた統計資料もある。しかし正直こういうのはそれほど当てにならず、株は日々違った変動をしているので、あくまで参考としてしか見る事が出来ない。別にパターンがあったとしても、それはあくまでその時たまたま起こったものなのかも知れないという事もあり、簡単にいろいろ出来ない。一応既に一生無茶な買い物などしなければ、こんな事しなくてもいいほど金はあるが、あって困る物でもないので、今となっては習慣として成り立っているのかも知れない。
 しかし今日は別に株関連を調べに部屋に来たのではなく、ただ単に二度寝する為に帰ってきたのだ。
「ただいま、私のベッド」
 私はすぐさま二度寝を開始した。
 神様どうか私が起きた事には廊下でくたばってるあいつをこの家から消して置いてください。と願っておく。
 因みに私は無宗教だった。