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10話


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※Warning!※

ちぃとばかしグロ(?)描写がありますよっと。無理な人はここでリターン!
そんなもん朝飯前って人はこのままスクロールスクロール




















 星光(シングァン)は、紅兎(ホントゥ)に目で合図し、椅子に縛られていた男の猿轡を取らせた。

この男は、数日前星光の命を狙い、蒼豹(ツァンバオ)に捕らえられた刺客なのだ。連日の拷問で体には

無数の火傷や切り傷がつけられ、筋肉の付いていた身はこの数日でガリガリに痩せていた。

「さて、邪魔者は消えた。これでゆっくり話ができるな」星光が言うと、男は囁くようにかすれ声で言った。

「・・・・・・殺.せ。俺は何も話さん」「殺.してやる。首謀者を話せばな」

 言うや、星光は紅兎(ホントゥ)の腰の太刀を掴むと、おもむろに引き抜いた。ひらめく銀色の光と

刃が反射する蝋燭の明かり────。

 「ぐぅっ・・・・・・がっ・・・・・・!!!」男の体が跳ね、、大きく弓なりに反った。椅子の足元に男の

右手の指が3本飛んだ。星光は、氷のような目で男を見た。「首謀者を話せ。次は左だ」

「ガハッ・・・・・・何度も言わせるな・・・・・・話さん・・・・ぐぁぁあっ!!」

 そのまましばらく時間が流れた。男は全身の指がほとんど無くなった状態で、全身を震わせてようやく

息をしており、星光は手の中で刀の柄を弄んでいた。ふいに、星光が男に言った。「助けてやろうか」

「なん・・・だと・・・?」「助けてやると言ったんだ」男は耳を疑った。ついさっきまで自分の指を切り落して

いた男が言う言葉とは思えなかったからだ。

「どういう意味だ・・・・・・命を助けてくれるとでも言うのか・・・・・・」男が言うと、星光はフンと鼻を鳴らした。

「馬鹿が。そんなわけ無いだろう。貴様は死刑だ。それについてはもう決定事項だ」「ならば何だ」

男が問うと、星光はニヤリと残忍な笑みを浮かべ、男の耳元で囁いた。耳に星光の息がかかる。

「お前の妻子のことだ」


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