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書:mackx


「ったく、あいつらもよく飽きずに、毎朝やるもんだにょ」
 呆れたようにぶつくさと呟きながら、ルンシィも起き出した。同室のダルやショウもさすがに起きて、着替えを始めた。先に起きていたレスは既に部屋を出て行ったようだ。
「ルンシィ、今日の時間割はどうだったかね?」
「ホームルームの後は、二時間続きで数学だにょ」
「やった、自由時間じゃん」
 という、聞き捨てならない言葉もお馴染みとなっている。
 数学教師のケイはというと、食堂の隅で今しがた、マックとデニスに脅迫されていた。といっても、デニスはむしろ無理やり付き合わされている風情だが。
 マックの手元には、昨晩の密会を収めた写真があり、ケイの眼前でヒラヒラと脅すように揺らしていた。
「ケイ先生よぉ、これを学校側にばらまかれたくなかったら、教師権限で俺の最愛の妹、デオの生着替え写真を撮ってくれないかね? さもないと――分かってるよな?」
「ま、ままま待てマック君。それは脅迫じゃないか、とりあえず落ち着けもちつけっ」
 慌ててどもるケイ。デニスは呆れながらも、この様子を見守っている。
 そこに、メイと久遠が現れた。
「ケイ、デニス……とマック。何やって――あっ」
「おはようパピヨン今日も元気にストラーイズ……あれ、それ何?」
 久遠がマックの手にある写真を見咎める。
「やべっ、逃げるぞデニスッ」
「え? あ、ちょ待――うわ!」
 彼の襟首はケイに掴まれ、マックは久遠に追いかけ回される。食堂から退散しようと出口に突進したマックは、突然現れた誰かに激突した。
「――ッ、危ねぇな、おい。テメェ何様……」
 背の高い青年が、ジロリと睨みをきかせる。胸の紋章が彼を模範生だと示していた。
「どけよ、この発情ボノボめ。俺の理論では、プヒ、貴様が俺に気安く話しかけるなんてもっての他だと、その腐った脳ミソに叩き込んでおくんだな」
「いいんだよ、俺だからッ」
 というマックの言葉を無視して、模範生――モグライスはその場を去る。
 その後、マックが久遠、デオ、そしていすみによりリンチにあったのは言うまでもない。デニスは幸い、無罪放免となったのだった。