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書:key


「え?」
 サク……いや、石像に向かって皆が一斉に素っ頓狂な声をあげた。

「えと、先輩。“雲”ってご存じですか?」

「何だ、それは!?」

 石像はどうやら父なる空という物を存じ上げてなかったのか、これまた怒ったような口調ではなく、本当に摩訶不思議を目にしたかのような声で聞き返した。それにメイは答える。

「えぇ、雲ですよ。ほら、ちょっと薄く太陽が見えてるじゃないですか」

 確かにうっすらと輝く光源は微力ながらも力強く輝き、辺りを照らしては、今日の天気を告げていた。それは当然のように在るもので、その当然を不思議そうに見上げる石像は、もはや何処ぞの島のモアイ像以外の何物でも無かった。

「なんと神々しい。アレが雲なのか。食べれるのだろうか」

 その部屋に居る誰もが思った。
 何でこの人が寮長やってるんだろう……。

 サクは天を見上げる。こうして彼女はまた一つ賢くなった(笑)。


 モアイ像を部屋に放置したまま4人はせっせと身支度に急ぐ。これも日課でこれから起こるであろう事も日課(ただしモアイは除く)。4人はサモンを構える。