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5話 食える時に食えればいいけど好き嫌いも考慮したほうがいい


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「ちょー、お腹減ったし♪」
「スイーツ(笑)」
「いきなり二人して何言ってるわけ?」
「あの小説と名乗りつつ、小説としての文が出来ていない、例の携帯小説じゃないですか?」
「いやそうじゃなくて、今なんでいうのか」
 現在ミミズこと、俺の部屋で晩飯で集まっている。今日のメニューは焼き肉。そして一生のうちに食べれるか分からないような高い肉が並べられている。
「どうせ庶民には味わえないような食材を目にして、動揺してるんじゃないですか?」
 否定はしないが、声には出すまい。
「何故分かったのよ!」
 流石鵺さん。プライドも何も無い。
 さて、今日の面子は俺、鵺、メイド、そしてスポンサー様の、
「鴉様」
「いきなり何よ」
 おっと、つい声に出てしまった。とりあえずノリで拝んでおく。
「何立て続けに拝み始めてるのよ」
「拝んで何か意味あるの?」
「そりゃいろいろ、例えばいい肉が食べれたり、食事代がタダになったり。とりあえず拝んどけ」
 そして俺と鵺は鴉を拝むが、鴉自身はあまり良い気はしていないらしく、メイドに至っては憐みの目を向けているが、気にしないでおこう。
 まあすでに焼き始めていた訳で、そろそろいい具合なので皿に盛っていく。
 そして肉を口に含む。
「……なんだ、この美味さは……お前らいつもこんなの食ってるのか……」
 あまりの美味さに驚く。さすが値が張るだけある。俺が出したわけじゃないが。
「鴉の事お姉ちゃんって呼んでいい?」
「むしろ養子になりません?」
 そして鵺はあまりの美味しさに気が動転して、すごい事を口走っているが、それをいい事に鴉が良からぬ事を考えていた。
 相変わらずメイドの額がやべぇぞ。
 俺はビールではなく発泡酒を煽る。こういう時にはビールを飲みたいが、そんな余裕はあまりないのが悲しい現実だ。
「ミミズ、私にも酒頂戴」
 何を仰るか、この未成年。まだ中学生の餓鬼じゃないか。俺より稼いでるけど。
「駄目だ、お前らはジュースで我慢してろ」
「もう、食わせないぞ?」
「それとこれとは別だ。で、鵺さん?何勝手に酒を拝借してるんですか?」
「えーと、これはお酒じゃないよ。ジュースだよ」
 そんなにこいつ等酒が飲みたいのか。とりあえず鵺の酒を取り上げる。
「ケチー」
「ケチじゃない」
「じゃあ何か場を盛り上げてよ、そしたら肉の続きあげるわ」
 鴉はいきなり何を言い出すのかと思ったら、焼いていた肉はすでに全部食べられており、残りの肉もテーブルの上になかった。メイド、お前流石にあの量の肉を一気に食べるのはきついだろ。涙出てんぞ。
 それはさて置き、話題を出さなければ。
「そういえば今回で電波さんは5話な訳だが。実は4話作成時にこの話はすでに考えられていたぞ」
「は?じゃあなんでこんなに時間が開くわけ?」
 うむ、もちろんな質問を鴉はしてくれた。
「それはだな」
「それは?」
 その答えを聞くために全員が静かになる。
「作者が学校に久々に行って疲れたとか、鼻炎でやばいとか、五月病じゃね、とかほざいてたぞ」
「何そのダメ人間」
 間髪を入れずに鵺が言う。
「本当にな」
「だからニートとか言われんのよ」
 なんかきついこと言うな鵺。
「まあな」
「このピーめ!」
「アウトー!」
 危ねえなこいつ。
「何?こんな奴をなんて言ってもいいじゃない」
「いや、何というか天の声が聞こえてこれ以上言ったらダメな気がする」
「言ったらどうなるの?」
「鵺さんが引っ越しする」
「メインヒロインなのに!?」
 メインヒロインだったのか。
「そもそもこの電波さん、あんまり考えてなかったから、キャラ設定とか全部適当らしいぞ?」
「マジすか」
「マジすよ」
 俺も今初めて天の声で知ったけど。
「すいません許してください。誤りますから、この通り」
 相変わらずすぐに頭を下げるな。全くプライドも何も感じられない。
「許すだってさ」
「ありがとうございます!」
 天は優しいな。って、ん?まだ何か言ってるぞ?
「鵺さん、しかしお仕置きがあるそうです」
「マジすか?」
「マジす。名前が少し変わるそうです」
「ああ、そのくらいなら……」
「鵺さん(女)」
「いやぁー!」
 まだこの設定生きてたのか。本当に伸ばすな。
 まあそろそろ鴉も心を許して、肉をくれるだろう、ってあれ?皿に肉が見えないよ?どうしてかな?
「鴉さん、肉が見えないんですが、気のせいですよね?」
「ああ、何か話が長かったから全部貰ったわよ」
「ちくしょうめ!」
 所詮そんなものだったか。
 後で鵺さんが起き上がったら虚しくカップ麺でも一緒に食べるとしようか。