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3話 主人公って結構肩書きだけの作品多いんだよ


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「第一回ドキッ!女だらけの水遊び大会(ポロリは有料)開催!」
「「わー」」ぱちぱち。
 ここ「鷹野荘04」の庭には少しでかめのビニールプールがあり、その中にはもちろん水が入っている。そしてその横には張れない胸を張って、スクール水着を着て鵺が立っている。
「いきなり何を仕出かすんですか?鵺さん」
「ビニールプールが倉庫にあったのでつい」
「そうですか、鴉さんこいつの処遇はどうしましょうか?」
「氷殺」
「そうですね、氷ですね。大量にプールに入れましょうか」
「すいません、凍え死にます。ちょ、どこからそんなデカイ氷隠してたんですか、4次元ポケットですか、超便利ですね。さすがメイドですね。ちょ、それ入れるだけでしょ?何故振りかざしていやがりますか?投げるんですか、投げるんですね。ゲージ使って回避してみせます」
「よしやれ」
 メイドは容赦なくでかい氷を鵺に投げつける。
「本当に投げてきたよ!このメイド!助けてミミズさん!」
「あーとりあえず、今は春ですよ?ぶっちゃけ花見の季節ですよ?何故倉庫から出してきやがりましたか?」
「急にビニールプールが目に入ったので」
「よし続行」
「ちょ、御殺生な~!」
 メイドは引き続き氷を投げ続ける。
 ちなみにこの鴉さんとメイドさんは「鷹野荘04」の住人だ。
 鴉さんこと神烏カモメ、金持ち中学生。あだ名は神烏とか強そうなので、鴉という強い方で呼んでみたり。そして金持ち。何故こんなとこに住んでいるのか分からないくらい金持ちだ。俺の親はこの辺のある程度の地主っていう位だが(それでも結構あったりする)、鴉の親は某世界に羽ばたく有名企業の御令嬢、という大層なものではなく、それでも多少は名の知れた企業の社長の娘さんだ。
 そしてメイドさんこと神烏ウグイス、金持ちメイド。あだ名は主に見た目の「メイド」だが、他にもウグイスに因んで、「パン」とか「緑」と呼ばれる。そしてカモメの姉だ。もちろん妹に色々握られてる訳ではなく、ただのシスコンだ。年齢は永遠の17歳というボケをかましてるが、今はそのくらいだろう。今わ。
「さて、「女」の鵺」
「あれ、マジで回覧板回したの?結構何かくるよ?目から熱いものとか」
「ええ、来ましたよ。鵺以外には」
「はぶられてる!私はぶられてる!」
「ギャー、ギャー五月蠅いですね。話が進まないじゃないですか」
「あ、すんません」
「ところで(ポロリは有料)らしいですが、いくら払えばポロリしてくれるんですか?」
「え、あれただのボケだよ?てかマジでくれるの?」
「ええ、上げますよ。ポロリするなら、で、いくらですか?」
「え~とですね~」
 おおぅ、見事に鵺は悩んでいる。さてここでいくらの金額を提示するかが煩悩のレベルだ。
「よし、10万だ!」
「キャッシュで」
 さらっと鴉は鵺に現金を渡す。
「さあ、ポロリしてください」
「んじゃ鴉さんこっち来て」
 そう言って俺から見えない所まで行くと本当に水着の上を脱ぎ始めたようだ。俺には見せる気は無いようだ。そしてこれはもう既にポロリじゃない。
「御触りはいくらですか?」
 鴉さんどこまで行く気ですか?
「20万でどうだ!」
「キャッシュで」
 またさらっと渡しやがりましたよ。鴉さんその金の一部でいいから俺にカンパしてください。マジで。
「キスはいくらですか?唇に」
 もうセクハラじじぃじゃねえか。
 おーいそこのメイド。止めろよ、つかシスコンだろ。ある意味問題だろ。
「50万でどうじゃーい!」
「キャッシュで」
 またキャッシュすか。いつもそんなに鴉さん持ち歩いてるんですか?
 つか今見せつけてきたよ。わざとこっち見ながらキスしたよ。何気にディープだよ。あと姉さん握り拳作ってますよ。何か額に怒りマーク出来てますよ。壁殴らないで、修理費掛かるんだから。
「挿れるのはいくらですか?」
「何か漢字生々しいよ!なんていうか私攻略されてる?ルート入ってる?」
 やっと鵺は突っ込みを入れた。さすがに金で貞操を捨てる気はないようだ。
「ええ、私よりもその無い胸は好きですよ」
「好きという言葉の裏腹に普通に乏されてるよね!でも無くてもいいんだ!需要もあるんだ!無いからこそ希望が持てるんだ!」
「希望だけですがね」
「ちくしょう!」
 もうなんていうか哀れ、鵺。
 そしてサディスト、鴉。
 あとメイド、壁の修理費払え。