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書:ルンシィ

【リレー概要】
  • なるべく、みんなでやろう。
  • 一人3000字まで可とします。その場合、すぐに載せれるようにしてね。
  • 前の人の文くらいは読んでね。矛盾させないでね。


「氷にも『結晶』が存在するように、水にも『結晶』が存在することは500年前から知られていた、というのは昨日習ったよな?なァ!?」
教授がコンコンと黒板をノックする。ドーム状に広がるこの空間はまるでギリシアの演劇会場を思わせ、その乾いた音が全体に強く響くように計算されていた。無論、生徒のざわめきはこの一喝で済む。飛んでいた紙飛行機は、燃えカスに散った。
「『科学』は、『サモン』を知る上で大事な学科だ。お前ら、全員単位落とされたいのか?アァ?そんな、何も考えないような知性の欠片も無いクズどもだから、サモンがクズなのだ!」
斜め上上段、教授の身体は実に小さく見える。その面は実に、赤猿臭い。脳みそが沸騰しているのだ。
赤猿は続ける。
「そして、現在。かの星の雫と呼ばれた超液『エリクサー』にも、この『結晶』が、存在することが分かったのだ!……黒板には書かないが、今言った事、テストに出すぞ。」
最後にボソリと付け加えた言葉が彼らの心に響いたのか、単にホール空間で音響反射したのかは定かではないが、生徒たちは、さながら蟻の様にざわつき始めた。必死で隣に聞き込む子供、カリカリと紙に書きなぐる子供。

「『エリクサースライム』。通称:ES。我々の『サモン』の形状を変える物質。人の人格、記憶や願い、そして知性によって自己の結晶を変化させて、形を変える存在。液体の結晶は実に変化しやすいものだからね。」
先輩は、薄いブルーをつけた液体が入ったフラスコを振りながら笑う。これが、ESというやつだ。
「サモン!」
先輩は叫んだ。すると、ESがざわつき、そして、飛び出した。先輩はフラスコを自分の腰に装着する。ESはビクビクと形を変えていった。そして、数秒後、先輩そっくりなサモンがそこにはいた。
「机割り。」
先輩が何となくそう言うと、サモンが気合の入ったチョップを机にかました。
風を切るチョップ!
見事、机は真っ二つに割れてしまったではないか!

「エリクサーはさ、サモンだけじゃなくて、人の治療とか超エネルギーとしても役に立つから、多分、科学のセンセはよく知ってほしいんだよ。」
彼はニヤリとし、サモンをフラスコに戻して席を立った。