|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

橋姫(はむ)

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

鬼女(キジョ)になりたしと 嘆く女は神の御前(ゴゼン)へ
浮気した夫を 浮気へ誘(イザナ)った遊女を 妬む心は 哀れかと
神も悩みしこの思い 叶えるべきか叶えぬべきか

悩んだ末に神は 願い聞き届け
姿を鬼の様にし 川に二十一日浸かるべし――
と女に囁いた 正しきことか分からぬままに

女は それを実行す
妬みながら ただ只管(ヒタスラ)に
そして女は 鬼女(キジョ)になる 恐ろしき形相した 鬼に

女は妬むごとに 鮮血で川を 橋を染め上げる
いつしか 対象も分からぬままに 血で染め上げる

血に酔うたのは 主か それとも我か――?