前篇最初に戻るが、私がいるのは女子更衣室。
前の時間は体育。
適度な汗を掻いて更衣室に戻ってきて、いざ着替えようとしてたら、
なんと、制服がなかったと。
おいおい、冗談じゃねぇよ、おい。
サツキ「どうしたの?サヤちゃん。」
サヤ「いや、その、着替えがなくて・・・。」
ミカ「え!?マジで?」
エリ「いくら、変人の塊でもセーラー服を盗む不届き者なんているはずがない・・・。」
そう、サヤの制服は転校してきたため、制服が違う。
ユウナ「いや、分らんぞ?
髪の毛をコレクションしてる奴だっているんだから。」
確かに同じクラスには他人の髪の毛をコレクションしている奴がいる。
だが、セーラー服を盗む奴などいるはずがない。
サヤ「本気で転校考えようかな・・・・・・」
そう考えたこの頃。
授業をさぼって着替え探し。
家に帰れば何着もあるんだが、いつも愛用してる制服なのでなんとなく、取り返したい。
なんかの趣味とかで使用されるのはいやだ。
そして、心当たりを探っていると、
サヤ「ん?」
あの変態女のカナエがこそこそと女子更衣室へ。
今の時間帯はみんな授業をしてるはず。
サヤ「何でこんな時に・・・?」
そういえば、自分が女子更衣室に入った時にはこいついなかったなぁと思った。
サヤ「まさかね?」
女子更衣室に入ると、カナエがセーラー服の臭いを嗅いでいた。
しかも、今までに無い恍惚の表情を浮かべ、ハァハァ言ってる。
鼻息荒いっていうか、鼻血を出している。
サヤ「おい・・・・・。」
カナエ「ハァハァ・・・女王様~」
サヤ「おい・・・・・何してるんだ?」
カナエ「はっ!!!!」
カナエはぎこちなく後ろを振り向くと、超絶な笑顔をしたサヤがいた。
カナエ「あの・・・これは、その・・・・。」
サヤはどこからともなくエスカリ○ルグを取り出し、
サヤ「うん、分ってるよ。
そうか、君はそんなに私に殴られたいのか、そうかそうか」
カナエ「待って・・・ちょっ冗談でしょう?」
サヤ「問答無用。黙れ変態がっ!!!!」
カナエ「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
その後、カナエは三日ほど学校を休んだそうな。
そして、盗まれたセーラー服はサヤが燃やしたそうな。
めでたしめでたし♪
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