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8、

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静まる会議場に理雨の声が響いた


「第3部隊、バジル・トリガー隊長が現在、消息を絶った。これは同隊、ジューン・ウィング副隊長からの報告だ」

『っ…!!理雨っ!それはっ!』

「落ち着けデトラ、騒ぐな能無し共。うちの部下を第3部隊に付け、調査をさせている」


騒然とし始めた会議場
理雨の隻眼の瞳が底光し、空気が張り詰めた沈黙が再び訪れた


「俺からの報告は以上だ」


そう言って理雨は立ち上がり来た時同様、革靴を鳴らし本会議場から出て行こうとした


『理雨っ…』

「…仕事だ。し・ご・と。不手際があるならまた出てやるよ」


分厚い扉が開かれそるに向かって理雨は姿を消した

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ピピッ…


暗いアップタウンの裏路地
華やかな街の裏の顔は暗く、犯罪者達の巣窟になっていた

ジューンと共に調査に来ていた揚羽に理雨から無線が入った


「はい、マスター」

『そっちはどうだ』

「ウィング副隊長と調査の為、アップタウンの裏路地に」

『何か収穫は?』

「…恐らくテロかと」

『わかった。夕暮れになったら一度、ジューンを連れて戻れ』

「了解……だそうです。ウィング副隊長」

「あぁ」


二人の目の前には血まみれになった部屋。その中心に両肩、首を刺され壁に縫い付けられ息絶えたバジル・トリガー

その横には血で書かれた
【Fuck You!】の文字


「とりあえず、記録は終わりました」

『隊長を殺れるくらいのテロなんてな…』

「恐らく、第三次大戦での最初の犠牲者です」

『内部紛争狙い…か?』


部屋を捜索しながら二人は同時に刀と銃を取り出した


「前方、扉…百メートル…3…2…1」


ジューンが扉を蹴破り刀を構えると仮面をつけた男達がいた


【ちっ…!!】

「逃げられると思うな」


素早いジューンの身のこなしにより男達は叫ぶ間もなく絶命した


「お見事です」

「お前もな、流石…理雨仕込みだ」

「…雨、降りそうですね」





【暗雲立ち込める曇天】