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要が俺に喧嘩をふっかけて来てから数日…

やけに敵視されてる気がする


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「穏ー!!てめぇ、出てこい!」

「穏、要が来たぞ」

「本当にアイツ暇だな」


ここ数日、昼寝からの覚醒は
要が俺を呼ぶ声
あの日、互いに外に出て木刀で手合わせをした

実力は五分、互いに好敵手を見つけた感覚だった


「はぁ…いつもの所行ってくるー」

「怪我して帰ってくんじゃねぇぞ」

「うぃーっす」


いつもの刀を腰に差し、店から外に出る


「おせーんだよ!!」

「うっせ、寝起きなんだから騒ぐな」


隣を歩きながら騒ぐ要を無視して、いつも使ってる
道場へと向かった

しばらく喧嘩のような、腕試しのような
形式も全部無視した手合わせ
ある程度、汗をかいて道場の真ん中に二人で座り込んだ


「…おめーなんで強くなってんだよ…」

「昼寝と…散歩だけじゃ…ねーんだよ」


息を荒くしながら、何故だか
2人で笑った


「なぁ、穏」

「あー?」

「俺な、吉祥が好きだ」

「……。」

「ずっと守ってやりたいって想ってる」

「いんじゃねーの?俺にしちゃ親友だし、お似合いなんじゃね?」

「本当か?!」

「何、心配してたんだよ」


その言葉に照れたように、要が笑った
何だかんだ言って、吉祥も要を想ってんだ
俺に文句の付けようがない


「男なら砕けて来いよ」

「え、俺って再生不可なの?!」


数日後、吉祥が赤い顔をしながら要とくっついたと報告して来た

なんとなく、盗られたようで悔しくて
なんとなく、胸が痛んだのは
きっと気のせいだったんだろう


【歯車が軋む】