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一夜を江戸城で過ごし、翌日にはたつと言い出した吉祥

ぶっちゃけ俺忙しいの嫌い…

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吉祥の宣言通り、忠秀が用意した部屋で
最上級のフカフカ布団で寝ていたら
いつもの如く、吉祥に踏まれた

「うぶっ!!」

「起きろ、穏。出るぞ」

「(俺って丈夫ね)……うぃ」


半分、夢心地で起きようと思うのだが…
朝も早い、ましてやいつも以上に心地良い布団
あぁ…ダメだ。俺ねる…


「もう一度云う、起きろ」

「はい、おはようございます」


あぁ…俺っていつもこの状態…

吉祥に無言の圧力で急かされながらも着替え
幼なじみ討伐のため、江戸城を離れた


「でー?要って今どこにいんのよ」

「桜鬼が調べた統計の限りだと…」


何やら分厚い紙の束を捲りながら吉祥が話だす


「最初に月夜叉が現れたのは江戸郊外…次が江戸の中枢まで来てる」

「あぁ…波田屋の件な」

「そうだ。俺らが動かない数日…かなりの被害らしい。それからの動きがおかしい…江戸中枢まで来てるにも関わらず、また郊外に後退して…」


報告書らしいものを見て、吉祥の眉間に皺が寄った
不思議に思い、覗き込めば最後に月夜叉が目撃された場所に
流石の俺も嫌気がさした


「古の大林…か」

「笑えねぇっしょ…」


-古の大林-

古くは平安に安倍晴明がこの地区にはびこる
妖をこの森に封印し、人を近寄らせず結界を張った
太古の森にわんさかと妖…化け物が住み着く森


「…アイツついに人間捨てたか」

「『ついに』は余計だ」


しばらく歩みを止め、二人でため息をついた


「止まってても仕方ねぇ、行きますか。古の大林に」

「仕事内容変更に付き、あと200は忠秀からせびってやる」


どす黒い何かを出しながら歩きだした吉祥に俺は何も云うまい…

しばらく歩き、近くの茶屋で一休みすることにした
茶を啜りながら空を見上げていた吉祥がポツリと零した


「要は…人を捨て夜叉になったのか…」

「…何があったんだかな」


団子、餡蜜、団子、餡蜜を
食べながら未だ日が高く登っている空を見上げた


「ところで…穏」

「んー?(ここの餡蜜うまっ)」

「貴様さっきから甘味食い過ぎだ」

「いや、俺の原動力だし」

「はぁ…(俺は人生選択間違った気がする)」



【仕事内容変更のち甘味】